奥秩父ナメラ沢
- GPS
- 07:07
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
天候 | 曇り、一時雨(25℃→17℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雁坂トンネルのトールゲート手前の駐車場を利用。駐車場は上下線両方にあるが、西側を利用した。トイレ、自販機あり。林道には東側の駐車場の方が近い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・林道区間 歩きやすいが法面が緩くなっている所や落石も所々に見られるので気は抜けない。 ・沢 滝の難度は高くない。下降も両岸が歩きやすい所が多く快適。懸垂下降も一箇所のみ。 |
感想
名前の通りナメ、ナメ、ナメの連続。素晴らしい美渓だった。日本の渓谷美を再認識させてくれた。広葉樹が多いので紅葉の時期も絶景が約束されていそうだ。そう言う季節にも訪れてみたい。
湘南を5時過ぎに出発し、相模湖駅でT君をピックアップし、順調に雁坂トンネル料金所手前の駐車場に到着。みんなこれまで道の駅みとみ止まりでここは初めて。へぇー、と言う感じで辺りを見渡したりするが、意外に交通量は少ないようだ。準備を整えて林道入口にある熊王大権現で安全祈願をして歩き出す。林道はコンクリートスラブが敷かれた道で歩きやすいものの法面の崩壊しかけたところとか落石とかが散見されるので用心は欠かせないようだ。テント場に適当な所を大きく左にくねり右に曲がると久渡沢の沢音が間近に聞こえるようになる。順調に30分で沓切沢橋に達し、そこで舗装路は終わり、登山道らしくなる。急に細くなった道はまた急に上りくねり間もなくナメラ沢の標識に出合う。そこを沢に向かって一直線に降りて行く。振り返っても特徴もなく帰りにここが解るか不安もあり、13Kさんはケルンを詰み、Aki-CLさんは白テープを木の幹に巻きマーキング。
ここで沢装備を身に付けて150m程沢を下りナメラ沢の出合に至る。ナメラ沢の出合には岩小屋があった。そしてすぐに素晴らしいナメ床が広がり、思わずみんな満面の笑顔になる。少し遡るとやがて10m3段滝に出合う。台風の直後のせいか水量が多いようで、通常ならば水流沿いを登れそうだがこの日はとても無理そう。右壁の末端を登る。そして150m程歩くと明るい中丿沢出合だ。ともかくこの後もナメは続く。滝はあるもののナメ滝で滑らなければそれ程難易度が高いものではない。滑って落ちてもまあ危なくはないレベル。フェルト底の沢靴を新調したT女史、T君も順調に進んで行く。Aki-CLさんも終始ご満悦で珍しくカメラを構えながら沢を歩いて行く。13Kさんもここぞと言うところで新兵器のパノラマカメラを取り出して撮影している。みんなそれぞれに渓の旅を存分に楽しんでいるようだ。
ナメは永遠に続くように感じたが現実的には二俣でほぼ終了。これから上流は水流も細くなり、傾斜も徐々にきつくなりゴツゴツとした沢床になり、急速に登高欲も失われて行った。イカダが載った妙な5m滝を登って60m程登った所で遡行を終了とした。昼食を摂ってここからナメラ沢を下降する。下降すると意外と沢の弱点が読めるものだ。登る時にはむしろ難しい所を楽しんで行くのかもしれないが、下るとなると楽な道が良く見える。とは言え全行程でとは言えず一箇所だけ懸垂下降をすることになった。T君は懸垂下降初体験だったがAki-CLさんが懇切丁寧に指導し、且つプルージックで確保し安全に降りることに成功。もう一箇所の難所は最初の10m3段の滝だがここも途中で拾ったスリングを捨てスリングにして安全に下降した。遡行2h40m、下り2hと言う行程だった。久渡沢に出合い、無事入渓点に戻ることもできた。
入渓点で沢装備を解き秩父街道まで戻るがこれが一苦労だった。その後は概ね下りの登山道、林道を降りて行く。今日はこの林道で5人程に出合ったが沢では誰にも逢わなかった。もっと遡行されても好い沢だと思う。
皆さんに雁坂峠への登山道は「国道」と説明したが、帰宅後wikipediaで調べると、1998年雁坂トンネル開通でトンネルが国道140号となり、登山道は国道ではなくなったとのこと。
帰路は中央高速渋滞のため御坂峠経由としたが、東名高速も渋滞で結局246号線で帰った。
後席3人は狭いか?
Aki-CL氏撮影の動画を代理投稿します。
山で撮影した上下左右360度パノラマ写真コンテスト - 結果発表 by ヤマレコ
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