秋の日光白根山🍁金精山〜奥白根山〜前白根山
- GPS
- 09:37
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 1,360m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 9:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・無料 ・トイレ、自販機等なし ・登山ポストあり ・舗装あり ▲現在工事の資材置き場となっている関係で駐車可能台数が半分ほどになっています(20→10台程度) ▲その関係で平日でも朝7時ごろには満車になる可能性あり。道路反対側にも10台ほどならべられるスペースがあって満車になってからはそっちにとめている人はいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▲金精山〜国境平までの区間、踏み跡不明瞭な箇所あり。目印が少なく木の根が張っていて落ち葉も多く倒木もあって道を見失いやすい。道に見える場所も多く道迷いに注意。 ▲金精神社〜金精山の間、倒木複数。ロープ場ハシゴ場あり。それぞれの難易度はそれほど高くないが、あまり日が当たらないこともあって濡れていて滑りやすい注意。1か所ロープ場途中に倒木が倒れ込んでいるところはくぐって通れるがとても狭い。 ▲弥陀ヶ池側から奥白根山頂を目指す道は急登のガレ場。浮石が多く落石注意。上部はヤセ尾根の急なガレ場があるので滑落に注意。 △このコースはやや健脚者向け。日没が早いので注意。終盤に崩落箇所をハシゴで渡る場所や木段の崩落した急勾配もあるので日没に備えてヘッドランプは携行したほうがいい。 △かなり寒い。先日日光白根山も初冠雪したこともあって寒い。特に奥白根山〜前白根山は森林限界より上の稜線歩きで風を遮るものがないのでかなり寒い。防寒装備必要。 ◎紅葉 ・金精山が紅葉見頃。金精トンネルの駐車場あたりからすでに見頃がはじまっていて金精山山頂まで各所できれいな紅葉を楽しむことができる。山全体が赤くなっている場所もあり非常に美しい。 ・前白根山と五色山でカラマツの紅葉が見頃。山が金色。とくに前白根山〜五色山に歩く稜線歩きはずっとカラマツの紅葉の中を歩くことになる。 ・五色沼避難小屋周辺は落葉樹が多く紅葉きれい。すでに落葉した木も増えてきているのでこのあたりは見頃終盤。 ・弥陀ヶ池周辺は紅葉見頃終わり。すでに落葉している木もおおくなってきている。 ・五色沼そのものはすでに落葉している木も多くすこし寂しい。五色沼は前白根山から五色沼を見下ろすように見ると前白根山、五色山の紅葉が見られて美しい。 ・前白根山から湯ノ湖方面を見下ろすと山全体が紅葉しているのが見られ美しい。 |
その他周辺情報 | 湯元温泉ゆの香 この近くで登山後にも行ける日帰り温泉は営業時間的に事実上ここだけ。鄙びた風情が良いお風呂。 営業時間は〜19時。 JAF割700→500円。駐車場は表に3台分くらい。 内湯1、露天1。洗い場4。白く濁った濃いめ硫黄泉。 シャンプーボディソープ、シャワー、無料ドライヤーあり。ただしドライヤーは男女共用1つ。脱衣かご方式、貴重品ロッカーは廊下にある。 受付で売っている温泉たまご1個100円が名物。おいしい。 |
写真
感想
1週間バタバタ忙しくて山にも行けずヤマレコを見る時間もなかったのですが、世の連休が終わったこともあって気持ちいい秋晴れのもと、日光白根山に秋を感じにいってきました🍁
今年は紅葉全体に遅め?みたいなんで日光白根山や谷川岳あたりもまだいけるかな?と前夜に調べたらむしろ見頃っぽかったのでこのへんにしようとあたりをつけて、武尊山と日光白根山の両プランを練ってから就寝。天気予報のブレ幅が大きいので2案を並行して練っておきました。
さてさて、いつも通り夜中に家を出る前に天気予報をみた感じ、沼田川場方面のほうが日光方面よりも雲が多いという予報になっていたので、武尊山ではなく日光白根山に決定しました。
沼田側からではなく日光側から回っていったんで、いろは坂とかの色づきはどうかなー?と思ったんですが、いろは坂はまだ全然緑でした。
中禅寺湖を過ぎるまでは山も全然緑。もしかして白根山も緑だったりしないよなぁ…と思いつつ湯元をすぎて金精道路に入ると一変!山が赤と黄色に彩られ始めました。
さてさて、またまたいつものドケチの我が家はロープウェイは乗らない主義。駐車場も無料駐車場があるなら無料しか使いたくない。というわけで、ロープウェイはのらないし、菅沼の駐車場は1000円とられるので無料駐車場を求めて金精山登山口から金精山〜五色山〜奥白根山と攻めるルートです。
朝6時半すぎに金精トンネル駐車場に到着。先客は3台くらい。かなり肌寒い。
ただ、ここいま工事をしていて、駐車場の半分はプレハブが建って資材置き場になっています。駐車可能台数は20→10台ほどと半減しています。
うちのあとにも立て続けに数台はいってきて、7時すぎには満車になってしまいました。道路反対側にもスペースがあって、どうもそこも駐車スペースらしいのでそっちにとめている方も何台もいました。確認してないけどあっちもとめられるのかな?
7時半、周りの車の方が次々スタートしたあとくらいのタイミングで登山開始。と、てんくらを最後に確認するとまさかの1日C判定!?!どうも風が強い。風がおさまらない。うーん、、寒そう、、、秋山装備できましたが風が強いとかなり寒くなりそうなので急遽車にのってた防寒用品をザックにつめたので荷物が想定より結構重くなってしまいました。
いきなり金精山を見あげる紅葉がきれいでテンションあがります!
金精峠の神社まではまあまあ急登。木段があるのですがこれが半分くらいは崩落していて勾配以上にちょっとしんどい。
途中1か所大きく崩落したあとをハシゴを横に渡して橋にしてある箇所があります。が、これも落石をうけたのか大きくへし曲がっていてちょっと慎重にいきたい。
いい汗かいたところで金精峠。神社です。
ここでみなさん休憩しているようだったので私達はそのまま金精山まで向かいます。
半分くらいはほぼ平らな道なのですが、いよいよ金精山そのものに登り始めるとここがかなりの急登。
しかも道が悪い。
崖に沿って這うようにすすむ道は、それほど怖い道ではないのですが、足場があまりよくないのと倒木がところどころ大きく道に倒れてきているのでまたぐのに気を使います。
ロープ場やハシゴ場もいくつもあります。
各難易度は別にたかくないのですが、なにせここ日当たりがよくない場所で、ここ数日雨がちだったこともあってわりと濡れてて滑ります。
1か所、ロープで登る箇所に大きな倒木が倒れてきていて、倒木の下を這いくぐって通らないといけない場所があります。ちょっと疲れる。
思いの外体力を消耗しながら金精山に到着しました。
金精山山頂からは中禅寺湖まで一望できて景色は絶景です。ここは休憩適地もそれなりにあって、わりといい山だと思います。でもこの時間帯ちょっと曇って寒かったので体冷えてくる前に次いきます。
ここまでは結構登山者さん多くて抜きつ抜かれつみたいな場面もあったのですが、みなさん金精山までだったのか金精山を過ぎると急に誰もいなくなりました。
そしてここから国境平までの区間、とても道がわかりづらい。
目印はあることはあるのでよくよく辿れば歩けるのですが、とかく踏み跡は少なく、木の根がはりだし、倒木がおおく、落ち葉もおおくて道はかなりわかりにくい。
さらに古い目印なのか別の方向に向かう目印が並んでいる場所もあって立ち止まって確認しながら歩くのでペースはあがらない。道迷い注意です。
国境平までおりればその先は道も明瞭になって特にまようことはないと思います。
国境平から五色山までは比較的やさしい山行。だけどちょっと笹が多めなのとここも日陰の場所はドライにならないのでぬかるみが笹の下に隠れていて滑ることあります。
五色山まででると絶景!ただし風がつよいので寒い!結構あったかめの上着を着てちょうどいいかなくらい。手袋は結局このあと下山まではずすことありませんでした。寒い。
五色山周辺はカラマツの紅葉が見事。金色になっています。
ゆったりと弥陀ヶ池までおります。弥陀ヶ池が紅葉見頃らしいと噂にきいてきましたが、うーん…ちょっと弥陀ヶ池は見頃終わってきてるかな。だいぶ落葉が目立つ。
なので弥陀ヶ池を端まで行かずに奥白根山にのぼってしまうことにしました。
ここのあたりからはロープウェイできた方が合流してくるので人はちょっと増えました。
でもあとから知ったんですがロープウェイで登る方たちはあんまこっち側からは登らないんですね。まあ弥陀ヶ池側から上がる道はガレた急登でキツいですからね…。裏から登ればもっとなだらか。というか私達が裏から登ってるのか(笑)
弥陀ヶ池で今日これ足使いすぎてるな…って感じしてたんでなんか嫌な感じだったんですが、ここへ来て最後のガレた急登で足にかなり疲労感を感じるようになってしまった。
もちろん別に歩けはするんですがペースアップができない。
防寒具を急遽ザックに詰め込んだこともあって重量がいつもより重い。
それから寒いんですよ、ほんと。
寒くて筋肉がこわばってしまうからいつもより筋肉が疲れる。
今日はちょっといつもよりスタミナ切れ感じるなぁ…と思いつつ、旦那はペースまだあげられるっていうんでついてくのちょっと疲れた(笑)
さてさて、お昼前に予定より15分ほどはやく、奥白根山山頂着です。
ちなみに山頂はめっちゃ混んでました。裏からすごい上がってくる…って思ったけどむしろロープウェイから上がって来られる方たちからしたら私達が裏からなんか上がってきた側ですね(笑)混んでるのやだったんで先にごはんにすることにします。
そして強風。
まあ強風とはいっても普通に会話ができるレベルの風なんでしれてるんですけどね。前掛山や仙ノ倉で目も開けられないほどの会話不能の爆風にまかれたときのことを思えば風つよいなーってくらいでしんどいほどではないです。
だが、寒い。
おひさまが当たって風が止むと暖かいのですが風が吹くと凍える寒さ。
風が吹いて火が消えたりガス無駄にすると嫌なので風よけの岩の裏で尾瀬方向を見ながらお昼タイム。
菅沼の向こうに尾瀬が見える大絶景。右をみると男体山や中禅寺湖も見えるここは休憩適地。
というか山頂狭いんで山頂までいかずに手前の広めの岩場で休憩したほうがいいかもです。山頂の岩塊からは1回少しおりて登り直さないといけないので反対側のロープウェイ方面から登ってこられた方はあんまこっち側の岩場まではこないようですいています。山頂の岩塊は結構ぎっしりでした。
今日のメニューは新メニュートマトラーメンです。
しかし、寒いからとにかくスープが沸かない。
全然鍋が温まらない。風がつよくてあっという間に冷める。
いつもよりガスを余分に使いながら完成したトマトラーメンは…ただのトマトソースのスパゲッティでしたね(笑)
というかこれのせいで荷物が重かった!
冷静に考えたらインスタント麺とかで作れよ、って話ですよね。
ゆで麺とトマト缶を担いで行ったのは重いだけ。まあインスタントよりおいしくなると思ったんですけどね、なりませんでした(笑)
うーん、不採用。
さてさて、そんなことをしているうちにお昼を片付けたら山頂がすいてきていたので山頂を踏むことにします。
午後はみんな帰っちゃったのかだいぶ山頂もすいてきてました。
快晴の日光白根山山頂!無事登頂です!
中禅寺湖からそのむこうに日光や今市の方かな?の街まで見え、視界を動かすと皇海山、そのむこうには群馬の方の街がみえ、スキー場を眺めながら視線を動かすと尾瀬の山々までが見渡せる最高の景色。これは良い。風は吹いていて寒いものの、まあ登山指数Cっていうほど強い風ではなかったので問題なし。足の疲労感もお昼休憩でだいぶとれました。
無事、山頂で写真をとっていざ下山です。
五色沼避難小屋方面に下り始めるとこれまた急に誰もいなくなります。
寒いけど絶景がつづくいい道です。
さてはて、五色沼避難小屋までおりてくるとこのあたりも紅葉。このへんは落葉樹おおめ。でも見頃は過ぎてる感じ。
五色沼避難小屋で、ここから五色沼までおりるか前白根山に登るか、ルートは両方考えていたのですが、まあまだ足に余裕がありそうだったのと前白根山までいける体力と時間がありそうだったので今回は前白根山に登るルートにすることにしました。
ここから先は本当に誰ともすれ違わないというか人影すら見ることもない避密の山行。
道は明瞭で迷うことはないです。
前白根山まででるとここ絶景。
カラマツの紅葉が五色沼までずーっと眼下にひろがり、五色山までの稜線が美しい。
前白根山から中禅寺湖方面を見るのもこれも紅葉がきれい。
前白根山に登ってこないと前白根山がかぶってこの景色は見られないのでそのために前白根山周回にするのアリです!
ここから五色山までの稜線歩きは地図上すごく楽そうだし実際やさしい道なんですが、今回は荷物が重かったのと寒かったので地味に体力削られました。
ここからは下り。国境平まではラクラクです。
でも最後金精山登り返しが結構キツさ感じました。うーん、いつもならもうちょいいけるんですが今回はちょっと足に疲労感きてたかも。
最後の最後金精山〜金精峠までの急なロープ場ハシゴ場の繰り返しでいつもより足が上がらなくてこれ疲れてるなぁ…と感じた次第。荷物は重くしてはいけない。
日没時刻の17:12に間に合わないと嫌だなーと気持ちはすこし焦りましたが、無事、17:11に下山です。ぎりぎり日没間に合った。
ほぼほぼコースタイム通り。もうちょいペースあげられるかなーって思ったんですがなんだか寒かったのもあってペースはあまり上がらなかったですね。ほぼ計画表通りですけど山頂で休憩しすぎたかも。もうちょい日没まで余裕もたせたかった。まあ無事日没間に合ったんで今回はヨシ。
〆は湯元温泉のゆの香さんで温泉。
旅館街の中ですけど暗くなると観光客の方はみんな旅館入ってしまうので人も少なく静かな雰囲気でした。
いい感じに鄙びた風情のある渋めのいいお風呂でした。私はこういう渋い雰囲気の温泉の方が好き。
名物温泉たまごもおいしくいただきました。
すっかり暗くなった夜は中禅寺湖周辺も車通りも少なくゆっくり帰宅。
ちょっと疲れたけど日光白根山満喫です!
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