観音山〜東おたふく山〜黒岩谷西尾根〜六甲山最高峰〜西おたふく山
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- GPS
- 09:43
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,376m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - 阪急電鉄神戸線の岡本駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるとの印象。 岩っぽい箇所があり、花崗岩が風化などで滑りやすそうな状態になりがちなようで、危険ではないにしても注意して歩きたいですね。 全山縦走路で舗装路を横断する際などには、走行中の車に注意。 ■黒岩谷西尾根 やや急な斜面もあるザレ気味のやせ尾根との印象ですが、登りは特に問題はなさそう。 笹ゾーンの少し下辺りは、整備された痕跡がやや荒れた状態で残っていて、つまずきの原因になりそうなので、下る場合には足元への注意をしっかりとしておきたいですね。 ■その他 笹などの繁茂で路面の状態を確認しにくい所が多く、慎重に歩を進めるようにしたいですね。 観音山からの下山の際、一般のルートから逸れ、探索の名目で徘徊しています。 尾根筋には踏み跡があり、ルートとして確立されているようですが、谷筋は個人の判断で進んでみたものの、藪漕ぎが大変で、ルートファインディングも必要となり、まともな神経の持ち主の人にとっては苦行以外の何物でもないはずで、完全に参考外の案件です。 |
写真
感想
六甲山系でリンドウやセンブリが咲き始めているとの事で、今回はそちらへ。
これが10月最後の山行になりそうなので、好天に恵まれそうな中、秋の花を堪能できればとの思いで出かけて来ました。
甲陽園駅からスタートし、まずは住宅街を抜けて行き、北山公園へ。
整備された道を進んで行くと、展望が得られる所があり、朝の市街地が横たわっているのが見える。
貯水池に着くと、風がないせいか、背景が忠実に反転して水面に映り込んでいる。
進路には花崗岩が目立ち、ここも六甲山系の一部なのだと気付かされる。
途中からは初めて歩く道となり、新鮮な気分のまま進み、北山貯水池へ至る。
池越しに整った山容の甲山が見えている。
ここからは以前にも歩いている道となり、コウヤボウキやミゾソバの花を見かけたりしつつ進み、鷲林寺に到着。
お寺の山号は六甲山なんですね。
今回もパノラマコースで観音山の山頂へ向かいます。
道はそれなりの傾斜で、花崗岩が露出している所が多く、なかなか楽しいルートです。
標高が上がって来ると、コウヤボウキの花がたくさん見られるようになり、もうそんな時期なんだと実感させられる。
何かが祀られている岩場を登り切って振り返ると、素晴らしい眺めが広がっており、見入ってしまう。
さらに先へと進み、観音山山頂に到着です。
こちらからの展望も引き続き抜群で、眺めを楽しみながら腹ごしらえを。
歩きやすい道を辿り、ごろごろ岳との分岐の辺りで一般のルートから逸れてみる。
とある目的での探索で、踏み跡はほぼはっきりしていて、それなりに利用されているよう。
このまま進むと下山してしまうので、勘を交えつつ考え、谷へと進んでみる。
結果としては、藪などに苦しめられ、目的は果たされず。
地形図にある尾根ルートへ逃れ、一般のルートに合流。
時間だけでなく、気力と体力を浪費しただけのような気がするけど、無事に復帰できたので良しとしておこう。
気になる踏み跡などをチェックしつつ進み、奥池へ。
奥山貯水池を経て、高級住宅地を歩いて行き、東おたふく山登山口バス停を通過。
さらに舗装路を歩き、ようやく登山口に到着。
花後のコアジサイなどがあったりするものの、気が紛れる要素は少なく、地味に標高を上げて行きます。
賑やかな団体さんが休憩中で、軽く挨拶して先へと進んで行くと、家族連れの方などがおられ、いつもよりも人が多いような。
道脇にセンブリが見られるようになり、程なくして好展望の広がる一帯へ。
センブリに加えて、リンドウも咲いており、思わず表情が緩む。
どちらもまだ見頃は先のようだけど、花は日光を浴びて輝いており、良い感じ。
ルートに戻り、もう一登りで東おたふく山山頂に到着です。
いつもよりも賑わっており、花が目当ての人が多そう?
ススキ復活のプロジェクトが続けられている草原へ。
範囲は限られているようだけど、こちらへの道中にもセンブリがたくさん見られ、ちょっと驚いてしまう。
草原はまだ笹が優勢のように思われ、所々にリンドウが花を咲かせている。
定期的に草刈りが行われているはずで、その影響で丈の高い植物が少なく、センブリやリンドウの生育に適した環境になっているのかなと推測。
ススキが完全復活すると、また植生に変化がありそうなので、色々な花が見られるという観点では、現状のままぐらいが良さそうな気もする。
思っていた以上にセンブリやリンドウが見られ、他の山との兼ね合いもあるけれど、来年以降もまた見に来たいと思う。
雨ヶ峠まで下り、久しぶりに人気のルートへ。
改めて歩いてみても、人気の理由は良く分からず。
東おたふく山を通るルートの方が良いと思うのだけど。
七曲りには進まず、今回も黒岩谷西尾根へ。
七曲りが通行止めになっていた頃には、こちらに人が流れていたりしたようだけど、この日は誰もおらず、また静かな状態に戻ったようで、何より。
山と自分の世界に浸ります。
最後は笹原の中を進み、一軒茶屋へ。
まだ真新しいトイレに寄り、最後の登り坂へ。
山頂には人がいっぱいで、何とか人が写り込まないように山名碑を撮影。
いつものように少し移動して、昼食です。
全山縦走路を南西へ進んだ後、西おたふく山へ向かうべく左折。
前回とは違うルートでP878へ寄ってみたものの、プレートなどは確認できず、今回も何だか満たされず、モヤモヤ感が漂う。
電波塔を見上げ、その先の分岐にて左折し、下山の途に就く。
良い感じの樹林帯となっている所もあるし、笹原が整った風景を形成していて、あまり人がいないのが少しもったいない?
などと思いつつ下っていると、木の根に足を引っかけたようで、派手に転倒。
右膝をぶつけるような着地となったのだけど、不幸中の幸いか、そこまで強い衝撃が加わらずに済んだようで、歩行への支障はあまりなさそう。
とは言え、転倒が増えてしまっているように思われ、今後が心配になる。
下り口などに掲示されていた崩落箇所に到着、見下ろしてみると結構な高度感で全く落ち着かず、そそくさと立ち去る。
特に記す事もなくルートを辿り、住吉川に出合って、渡渉。
この先の進路を考えつつ、安定の住吉道を進みます。
分岐にて左折し、黒五谷方面へ。
写真85の分岐に到着、疲労を考慮し、当初の予定を短縮する事に。
横池の近くのお気に入りの展望所への未練を残しつつ歩き、打越峠に到着。
後は無事に下山するのみで、歩きやすい道を辿って行きます。
初めて六甲山に来た時の下山路もここだったはずで、当時の不安感を思い起こしつつ歩いて行きます。
その時と比べて、多少の技量向上はあるかも知れないけど、体力は下降していそうかな?
最後の高度感のある辺りは相変わらず恐ろしく、高所恐怖症には変化がないよう。
登山口へ至り、何とか予定していた時間ぐらいに下山完了。
着替えを済ませた後、住宅街を歩いて行き、岡本駅にてゴールです。
どうしても京都や滋賀の山へと足が向いてしまい、六甲へ来る機会が以前よりも少なくなっているような。
ヤマレコに費やす事のできる時間も限られており、六甲の情報に接する機会も少なくなり、それが作用してという感じのスパイラル?
今回の山行では、まだピーク前ではあったものの、センブリやリンドウは期待通りに楽しませてもらったし、他にも思っていた以上に色々な花が咲いていて、驚かされました。
これまで知らなかった六甲の魅力の一端に触れたように思われ、また機会を見て訪れるようにしたいと思います。
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