聖岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,366m
- 下り
- 2,366m
コースタイム
聖平小屋5:20−6:25小聖岳−7:40聖岳8:10−9:40聖平小屋−14:50聖沢
天候 | ガス/強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
聖沢から聖平小屋までは崩れやすい細い道。吊り橋も脆いが,気を付けていけば問題ない。 |
写真
感想
休みが取れたので,天気をにらみながら去年行けなかった南アルプスに行くことにする。聖,赤石,荒川岳と時計回りでハートを描くルートを計画したのだが,これが失敗の元だった。天気予報は,4日のうち初日が晴/曇,2日目が曇,後半2日が曇/雨になっていたので,テントを車に置いて,アップダウンのきつい聖平−百瞭挟屬鯀鞍召僕茲襪茲Δ砲掘ぞ屋泊りで行くことにした。ちょうどこの日が小屋開きだったので,小屋も空いているだろうとふんだのだ。
1日目は快適に聖沢ルートを登って聖平小屋で,今年もやってたフルーツポンチを頂き,格安越冬ビールでまったりと過ごした。やることもないので夕方早々にラーメンを作って食べ,そのまま寝る。なぜか頭が痛いので頭痛薬を飲む。やたら喉が渇くので軽い脱水になっていたようだ。夜半から風が強くなり素泊まり小屋の屋根がバシバシ言う。素泊まり小屋は越冬用小屋なので広々としているが,この夜は自分と便が島から上がってきた女子の2人で独占状態だった。風がうるさく眠れないまま朝を迎える。
2日目。フリーズドライで朝ごはんを食べ,5時に出発する。小屋は完全にガスの中で,風もおさまっていない。アザミ平から小聖岳まで,ガスに濡れた草木の雫を浴びながら淡々と登るも,ガスと強風で視界が非常に悪く,おまけにかなり寒い。聖岳の手前のガレ場でとうとう視界が2,3m程度になり,ルートが判らなくなる。寒風のなか右往左往するが,よく判らず,途中で追い抜いてきたおじさん2人が登ってこないか待つが全然来ないので,直登することにする。崩れやすいし,視界はないし,後から考えると切れ落ちた崖が結構あって危なかった。しばらく登って,ようやくルートを見つけて,何とか頂上まで来た。しかしながら,霧雨寒風が凄まじく荷物を担いでいても立っていられない。標識の写真も1m位まで近づかないと写らないくらいすごい。とても休んでいられないので,兎岳に向かうが,奥聖岳の方に迷い込み完全にルートが判らなくなる。地図も出せない状況なので,じっくり落ち着いて右往左往しているうちに,山頂への道を見つけ山頂に戻って,岩陰で風が落ち着くのを20分くらい待つ。ガスも風もおさまらないし身体が冷え切って,こりゃひょっとすると不味いかもと考え出す。聖平に昨晩泊まっていたのは,団体20名くらいと光岳から来たおじさん2人,県職員2人と便が島から来た女子1人。この日,百瞭兇諒に行く予定の人はいなかった気がする。百瞭兇泙任療喘罎把秣硫江匹砲覆辰燭蘆も助けてくれないよな〜と独りで悩んでいると,ようやくおじさん2人が登ってきた。写真を撮ってさしあげ,少し雑談をして,思い切って引き返すことにする。3泊4日の山旅の2日目にして敗退する。
聖平小屋まで降りてきて,コーラで復活する。20分ほど休み,降りることにする。途中で聖岳方向を見ると晴れていた...。夏山は早立ち早着きが鉄則ですが,梅雨時に限ってはそうとは限らないようで...(思えば昨年の富士山も山頂部だけ酷い霧風だった)。朝遅く出ていたら越えられていたなと思うと,悔しさ百倍です。
聖沢入口に着いたのは大体15時。途中小屋で20分ほど休んだものの10時間歩き通しで,敗退の悔しさもあり,何ともやりきれない。椹島ロッジに行き泊まることにする。ロッジには釣り師もたくさんいて,次回は釣りに来て,連泊して飽きたら山に登るというリゾート的夢想に浸りながら,次回につなぐことにする。
コメント
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22日から椹島〜聖〜赤石〜椹島と行く予定なので、誰かレポしてくれないかと待っていました。
お天気は残念でしたね。
雪はなかったですか?
お天気良ければ迷わないのかしら。
聖は初めてなので、ワクワクドキドキしています。
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