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Yamareco

記録ID: 4803057
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

北ア・馬場島からブナクラ峠経由で猫又山往復

2022年10月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:03
距離
15.8km
登り
1,722m
下り
1,715m

コースタイム

日帰り
山行
8:22
休憩
1:40
合計
10:02
距離 15.8km 登り 1,725m 下り 1,720m
5:55
30
6:25
14
6:39
32
ブナクラ峠入口
7:11
7:21
20
休憩
7:41
20
岩室
8:01
20
戸倉谷出合
8:21
8:31
39
休憩
9:10
9:20
61
10:21
10:31
52
倒木ベンチ
11:23
11:43
35
12:18
12:28
40
倒木ベンチ
13:08
13:18
44
14:02
14:12
17
戸倉谷出合
14:29
46
岩室
15:15
15:25
12
ブナクラ峠入口
15:37
20
15:57
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クルマは馬場島荘前の駐車場に置いた。林道ゲート前までクルマは入るけど、トイレのことを考えると馬場島キャンプ場周辺に駐車したほうがいい。
コース状況/
危険箇所等
ブナクラ峠への登山道の入口が分かりにくい。
ブナクラ峠までは普通の登山道並みだけど、赤谷山方面と猫又山方面に登山者が二分するだけあってブナクラ峠までより先は道が荒れる。
ブナクラ峠から猫又山方面に向かって最初の急登の石も木の根もなく足がかりが全くない土の急斜面は、おとなしくロープに縋ったほうが無難。
猫又山直下の氷河跡草原は、ピンクテープを見逃さないように注意が必要。
その他周辺情報 行きも帰りも馬場島キャンプ場のトイレ利用。
朝の馬場島荘
2022年10月16日 05:55撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 5:55
朝の馬場島荘
馬場島キャンプ場
2022年10月16日 05:55撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 5:55
馬場島キャンプ場
大窓小窓、池の谷、赤谷方面に進みます。路駐があったので、この角度。
2022年10月16日 05:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 5:57
大窓小窓、池の谷、赤谷方面に進みます。路駐があったので、この角度。
ゲートです。手前にクルマがたくさん居ました。
2022年10月16日 06:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:01
ゲートです。手前にクルマがたくさん居ました。
昭和十三年の遭難慰霊碑
2022年10月16日 06:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 6:05
昭和十三年の遭難慰霊碑
最初のうちは車道
2022年10月16日 06:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:08
最初のうちは車道
剱岳の北方稜線がみえてます。
2022年10月16日 06:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:17
剱岳の北方稜線がみえてます。
木橋の上に鉄板敷いただけ。木橋なのでいつか朽ち果てそうで怖い。
2022年10月16日 06:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:21
木橋の上に鉄板敷いただけ。木橋なのでいつか朽ち果てそうで怖い。
間違って右に行って引き返しましたが、左が正解。
2022年10月16日 06:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:25
間違って右に行って引き返しましたが、左が正解。
これから向かう方角
2022年10月16日 06:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:27
これから向かう方角
ブナクラ谷を渡ります。奥に朝日を浴びて輝く猫又山。
2022年10月16日 06:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 6:30
ブナクラ谷を渡ります。奥に朝日を浴びて輝く猫又山。
ここが登山道の入口だってことは初めてのひとには分からないでしょう。私も先行者の跡を付いってったので分かりました(苦笑)。
2022年10月16日 06:39撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:39
ここが登山道の入口だってことは初めてのひとには分からないでしょう。私も先行者の跡を付いってったので分かりました(苦笑)。
大ブラクラ谷を渡渉します。
2022年10月16日 06:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:41
大ブラクラ谷を渡渉します。
倒木です。
2022年10月16日 06:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 6:43
倒木です。
赤谷山方面
2022年10月16日 07:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 7:07
赤谷山方面
岩室。使われるのは、雷雨の時?
2022年10月16日 07:41撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 7:41
岩室。使われるのは、雷雨の時?
大猫山方面
2022年10月16日 07:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 7:52
大猫山方面
クズバ山方面
2022年10月16日 07:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 7:52
クズバ山方面
戸倉谷を渡渉します。
2022年10月16日 08:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 8:01
戸倉谷を渡渉します。
ブナクラ峠がみえました。
2022年10月16日 08:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 8:08
ブナクラ峠がみえました。
これから目指す先
2022年10月16日 08:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 8:21
これから目指す先
クズバ山(左)と中山(右)
2022年10月16日 08:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 8:31
クズバ山(左)と中山(右)
岩ゴロゴロになってきました。
2022年10月16日 08:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 8:51
岩ゴロゴロになってきました。
峠への最後の登りのゴーロ地帯
2022年10月16日 09:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 9:06
峠への最後の登りのゴーロ地帯
お地蔵さんがみえてきました。
2022年10月16日 09:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:09
お地蔵さんがみえてきました。
ブナクラ峠のお地蔵さま
2022年10月16日 09:10撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 9:10
ブナクラ峠のお地蔵さま
真ん中に旭岳と白馬岳。右に鑓ケ岳、左に朝日岳。
2022年10月16日 09:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:11
真ん中に旭岳と白馬岳。右に鑓ケ岳、左に朝日岳。
鑓ケ岳(左)から不帰ノ嶮にかけて
2022年10月16日 09:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:11
鑓ケ岳(左)から不帰ノ嶮にかけて
不帰ノ嶮(左)と五竜岳
2022年10月16日 09:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:11
不帰ノ嶮(左)と五竜岳
奥大日岳(左)と大日岳。クズバ山がちっちゃい。
2022年10月16日 09:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 9:12
奥大日岳(左)と大日岳。クズバ山がちっちゃい。
赤谷山のほう
2022年10月16日 09:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 9:12
赤谷山のほう
紅葉。朝日岳をバックに。
2022年10月16日 09:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:20
紅葉。朝日岳をバックに。
これから向かう猫又山のほう
2022年10月16日 09:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:20
これから向かう猫又山のほう
剱岳と赤谷山
2022年10月16日 09:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 9:28
剱岳と赤谷山
高度が上がったところで、剱岳と赤谷山。
2022年10月16日 09:45撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 9:45
高度が上がったところで、剱岳と赤谷山。
五竜岳(左)と鹿島槍
2022年10月16日 09:46撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 9:46
五竜岳(左)と鹿島槍
猫又山の頂上部がみえてきました
2022年10月16日 09:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 9:59
猫又山の頂上部がみえてきました
池塘。鑓ケ岳方面をバックに。
2022年10月16日 10:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:11
池塘。鑓ケ岳方面をバックに。
ブナクラ峠と猫又山のほぼ中間地点にある、腰掛けるのに適した倒木。勝手に倒木ベンチと命名(笑)。
2022年10月16日 10:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:31
ブナクラ峠と猫又山のほぼ中間地点にある、腰掛けるのに適した倒木。勝手に倒木ベンチと命名(笑)。
倒木ベンチから、五竜岳(左)と鹿島槍。
2022年10月16日 10:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 10:21
倒木ベンチから、五竜岳(左)と鹿島槍。
紅葉が鮮やかです。倒木ベンチから。
2022年10月16日 10:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
2
10/16 10:28
紅葉が鮮やかです。倒木ベンチから。
旭岳、白馬岳と鑓ケ岳をバックに。倒木ベンチから。
2022年10月16日 10:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:28
旭岳、白馬岳と鑓ケ岳をバックに。倒木ベンチから。
倒木ベンチから。これから上がる稜線。
2022年10月16日 10:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:30
倒木ベンチから。これから上がる稜線。
頂上までもう少しのところでガスってきました…(汗)。
2022年10月16日 10:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:51
頂上までもう少しのところでガスってきました…(汗)。
無情にも、剱岳も隠れていきます…。
2022年10月16日 10:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 10:52
無情にも、剱岳も隠れていきます…。
大猫山への道が分かれていきます。
2022年10月16日 11:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 11:13
大猫山への道が分かれていきます。
明るい草原に出ました。
2022年10月16日 11:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
10/16 11:15
明るい草原に出ました。
猫又山頂上
2022年10月16日 11:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 11:23
猫又山頂上
お地蔵さんと標識を一緒に。
2022年10月16日 11:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 11:24
お地蔵さんと標識を一緒に。
猫又山頂上から、釜谷山と毛勝山。
2022年10月16日 11:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 11:24
猫又山頂上から、釜谷山と毛勝山。
猫又山頂上から、大猫山方面。
2022年10月16日 11:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 11:25
猫又山頂上から、大猫山方面。
猫又山頂上を出発します。
2022年10月16日 11:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 11:43
猫又山頂上を出発します。
毛勝山がガスに隠れていきます。ピンクテープは釜谷山方面への目印でしょうか。
2022年10月16日 11:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 11:44
毛勝山がガスに隠れていきます。ピンクテープは釜谷山方面への目印でしょうか。
曇ったほうが、紅葉が鮮やかにみえるのは何故だろう?
2022年10月16日 12:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 12:11
曇ったほうが、紅葉が鮮やかにみえるのは何故だろう?
帰りも、倒木ベンチで休憩。
2022年10月16日 12:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 12:18
帰りも、倒木ベンチで休憩。
ガスは西側から上がってきました。
2022年10月16日 12:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 12:28
ガスは西側から上がってきました。
紅葉真っ盛り
2022年10月16日 12:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 12:31
紅葉真っ盛り
池塘。背景も真っ白に。
2022年10月16日 12:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 12:34
池塘。背景も真っ白に。
ブナクラ峠の近くの岩塔。あの基部に下ります。
2022年10月16日 12:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 12:59
ブナクラ峠の近くの岩塔。あの基部に下ります。
上りはロープ無くても上れますが、下りはロープを使ったほうが無難。
2022年10月16日 13:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 13:03
上りはロープ無くても上れますが、下りはロープを使ったほうが無難。
ブナクラ峠に戻りました。
2022年10月16日 13:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 13:18
ブナクラ峠に戻りました。
峠からは、まだ鑓ケ岳がみえてました。
2022年10月16日 13:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 13:09
峠からは、まだ鑓ケ岳がみえてました。
こっちのほうはだいぶガスが上がってきました。
2022年10月16日 13:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 13:09
こっちのほうはだいぶガスが上がってきました。
ブナクラ峠を出発します。
2022年10月16日 13:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 13:17
ブナクラ峠を出発します。
最初は岩ゴロの下り
2022年10月16日 13:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 13:20
最初は岩ゴロの下り
戸倉谷の渡渉ポイント
2022年10月16日 14:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 14:02
戸倉谷の渡渉ポイント
上りの時にはここの一番狭いところを渉りました。
2022年10月16日 14:08撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 14:08
上りの時にはここの一番狭いところを渉りました。
もう一つ沢を渡ります。ここは楽勝。
2022年10月16日 14:20撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 14:20
もう一つ沢を渡ります。ここは楽勝。
岩屋
2022年10月16日 14:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 14:29
岩屋
上りでは気になりませんが、途中、ブナクラ谷をかなり高巻きします。落ちたら大変!
2022年10月16日 14:50撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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10/16 14:50
上りでは気になりませんが、途中、ブナクラ谷をかなり高巻きします。落ちたら大変!
ここは誤って直進。踏み跡が消えたので慌てて戻りました。向かって右手に進むのが正解。
2022年10月16日 15:05撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:05
ここは誤って直進。踏み跡が消えたので慌てて戻りました。向かって右手に進むのが正解。
大ブナクラ谷
2022年10月16日 15:12撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:12
大ブナクラ谷
車道に出ました。
2022年10月16日 15:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:15
車道に出ました。
車道終点の広場
2022年10月16日 15:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:21
車道終点の広場
ここで車道は行き止まり。
2022年10月16日 15:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:25
ここで車道は行き止まり。
取水口
2022年10月16日 15:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:28
取水口
向こう岸に渡る簡易な橋
2022年10月16日 15:29撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:29
向こう岸に渡る簡易な橋
吊橋跡っぽいけど、たぶん違うと思います。
2022年10月16日 15:30撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:30
吊橋跡っぽいけど、たぶん違うと思います。
大猫山登山口
2022年10月16日 15:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:31
大猫山登山口
ブナクラ谷復旧治山工事は、来年の1月まで…って、雪の時期はどうなるんでしょうか?
2022年10月16日 15:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:37
ブナクラ谷復旧治山工事は、来年の1月まで…って、雪の時期はどうなるんでしょうか?
ゲートまで戻りました。ゲート前に駐車のクルマはだいぶ減ってました。
2022年10月16日 15:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:52
ゲートまで戻りました。ゲート前に駐車のクルマはだいぶ減ってました。
路駐が居なくなったので、正面から撮れました。
2022年10月16日 15:55撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:55
路駐が居なくなったので、正面から撮れました。
10時間かけてもとの馬場島荘に戻りました。
2022年10月16日 15:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
10/16 15:57
10時間かけてもとの馬場島荘に戻りました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 半袖シャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 サングラス ポール テント シェラフ ヘルメット

感想

 毛勝三山の猫又山に行って来た。前年に毛勝山の登頂を果たした時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3561738.html)に「翌年は残りの2山のうちどちらかに登る」とすでに決めていた。これまで早月川上流の白萩川のさらに上流となるブラクラ谷の山には一度も登ったことは無かったけど、そろそろ年齢的にもチャレンジ出来る期間は残り少なくなって来た。釜谷山、猫又山、そして赤谷山…ブナクラ峠経由で登るこれらの山のうち、一番難易度が低いとされる猫又山を最初のターゲットに選んだ。ぶっちゃけ言うと、釜谷山まで行く「下見」(苦笑)。6月だと残雪が多く、7月8月9月だと暑いので、気温が下がりヤブもおとなしくなる10月を最初から狙ってたけど、10月も遅くなると昼が短くなり、天候が荒れると真冬並みになるという欠点もある。晴れの天気予報が出ていた10月16日日曜日を決行日に選択。
 当日は朝4時に起床し、クルマで馬場島を目指す。馬場島に向かうのは、2年前の早月小屋までのボッカ訓練(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2505492.html)以来。馬場島に向かう途中の県道333号の剱橋の手前に、トランスジャパンアルプスレースの選手も使う自動販売機があったのに、無くなってた…。馬場島荘の駐車場には5時半前に到着。クルマのなかで弁当を喰ったりしてる間にすっかり周囲は明るくなり、キャンプ場のトイレで用を足してから、5:55に出発。ハイシーズンほどでは無いけど、クルマがそれなりに路駐されてる。ゲートをくぐってからブナクラ谷取水口まで車道歩き。林道分かれで誤って白萩川沿いの林道に行ってしまい、間違いに気付いて引き返す間に数名の登山者に追い抜かれた。これが幸いし、取水口の林道終点からブナクラ峠への道の分岐の分かりにく〜いところも、先行登山者の後に付いてくだけで難なくクリア(苦笑)。多分、初めてのひとは迷うと思う(苦笑)。登山道に入るとすぐに大ブナクラ谷を渡渉。マイナーな山のハズなのに登山者の姿を多くみるのは、きっと、みんな私と同じように10月がベストシーズンと考えてるからだろう(苦笑)。
 『富山の百山』のなかでもエキスパートな者のみがチャレンジを許されるされるブナクラ峠への道だけあって、どの登山者も歩くのが速い。足に自信があるひとだけが来てる印象。私は『富山の百山』で書かれてるように万が一のためのビバークのためテントやシュラフなどの一式を持ってるため荷物が重く、とてもじゃないけど彼らのペースには付いていけない…(苦笑)。テント装備を持ってるので、今回は弟子(妻)から借りた真っ赤なTATONKAのザックを使用。馬場島から1時間経ったけどなかなか休憩適地が無く、「岩屋」と思った岩のそばで休憩したけど、そこは岩屋では無かった(苦笑)。ブナクラ谷を高巻きする箇所を通り、ホンモノの岩屋を過ぎ、戸倉谷を渡渉すると、登山道にどんどん傾斜が付いてくる。予報どおり天気は晴れだったけど、これまで谷間のせいで陽射しが届かなかった。しかし、太陽が昇ってこちらも高度が上がるとまともに陽射しを受けるようになる。暑〜い! 。ブナクラ峠直下の岩ゴロ地帯を通過すると、お地蔵さんの待つブナクラ峠に9:10に到着。ブナクラ峠からは朝日岳から五竜岳にかけての後立山連峰がよくみえた。
 ブナクラ峠から猫又山への道に入ると、登山道のコンディションが目にみえて悪くなる(苦笑)。ブナクラ峠までは赤谷山に登るひと歩くけど、こちらの道は猫又山・釜谷山方面に用があるひとしか歩かないので仕方ない。岩塔を回避するため廻り込んだ道は足場が悪くロープにしがみつきながら上り下りするような悪路。この最初のロープ場以外に決定的な悪場は無かった。稜線に出てしまうと、あとはほぼ稜線に忠実にアップダウンを繰り返す。たまに滑落したら命は無さそうなヤセ尾根となるところもあるけど、慎重に通過すれば問題無い。ブナクラ峠から1時間ほどの歩きで、これから登る道も剱方面もみえる展望のよい場所に出た。ベンチ代わりになる倒木もあり、勝手に「倒木ベンチ」と命名。あと1時間ほどの登りで猫又山の頂上に着くハズだけど、ガスが上がって来た…(汗)。前年の毛勝山の時も頂上まであと1時間ってところで、ガスが上がって来たな(苦笑)。特に、剱方面はあっと言う間にガスでみえなくなった…。
 稜線を離れ、氷河跡と言われる草原に出る。ここは赤テープ類がホントに必要最小限しか無く、自分で歩き易そうな箇所を捜しながら岩と草のうえを往く。これまでの疲労が来てるのか、なかなか思うように登っていけない…。大猫山へのコースの分岐を過ぎるとひと登りで頂上で休憩中の登山者がみえるようになる。登山者が4名ほど休憩してる池塘のある広場を通過し、稜線の西側に出るとお地蔵さんが鎮座する猫又山頂上に11:23に到着。頂上東側にある池塘のある広場では多くの登山者が休憩してたけど、頂上は不人気なのか、誰も居なかったし、休憩の間誰も来なかった(苦笑)。次から次へとモクモクとガスが上がって来てて、釜谷山や毛勝山方面の展望には間に合ったけど、剱岳方面はアウト。あまり時間的な余裕も無いため、頂上で昼食食ってからすぐに下山にかかる。氷河跡の草原はまだガスに巻かれる前に下れたけど、ここで真っ白になったらどうなるんだろう? 下りの途中に上りのソロ登山者2名とすれ違った。下りもブナクラ峠までのほぼ中間点の倒木ベンチで休憩したけど、3人くらいのパーティーが下ってった。頂上ではみかけなかったパーティーなので、おそらく釜谷山の往復組だろうか。岩塔の基部の難所の下りをロープにしがみつきながら下り、赤谷山からの下りの登山者が憩うブナクラ峠に13:08に到着。ここはガスの影響の範囲外で、まだ後立山連峰連峰がみえた。
 ブナクラ峠まで来てしまえば、残りは馬場島まで下るだけ。その下りが意外に長かった…。戸倉谷渡渉点までは岩や石が多く、歩きづらい。戸倉谷渡渉点で休憩したけど、後から来た登山者が渡渉に難儀してるのを目の当たりにする。最初の1人は危なっかしい足取りで通過したけど、後から来た1人は濡れることを全く厭わず靴のまま沢に入って渡った! この先にも渡渉箇所は数箇所あるし、登山道と沢が一体化した区間もあるので「濡れることを厭わない」という手もあるということを知って目から鱗が落ちたような気がした。だけど、足が臭くなるのはイヤなので、自分ではやらない(苦笑)。もう少しで大ブナクラ谷…というところで、間違った踏み跡に誘い込まれる。突然道の状態が怪しくなったのですぐに異変に気付いたけど、遭難するひとはそういう違和感を大切にしないんだろうなあ、きっと…。ブナクラ谷入口で車道に出れば生還はもう約束されたも同然。馬場島に15時台に戻る目標で居たけど、なんとか目標ギリギリの15:57に馬場島荘に戻った。
 休憩時間も入れて行動時間が10時間を2分超過…(苦笑)。ブナクラ峠を通る山で一番難易度が低いとされてるので少し軽く考えてたかもしれないけど、まさか、あの毛勝山往復より行動時間が長くなるとは思わなかった(苦笑)。有事に備えてテント泊一式を背負ってたけど、荷物を軽くしてさっさと上ってさっさと下りたほうがよかったかもしれない。

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