磐梯山(翁島登山口〜磐梯山〜表登山口)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,279m
- 下り
- 1,301m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
しゃくなげ平入口→猪苗代 バス |
写真
感想
百名山31座目。
2週前に秩父行ってきて感じたことは、梅雨時期というのは天気が良くても雲が多くなりがちでさほど展望は望めないということです。日が長くていい時期ですけど、この時期は展望以外にも何か目的を持って行かないと現地でがっかりする可能性が多いですね。一方で、高山植物には最高の時期。そこで狙ったのが磐梯山。6月下旬に開花する固有種バンダイクワガタ、そしてミヤマキンバイのお花畑を目指しました。
コースですが、磐梯山もコースが多くありますが、登りは表登山口か翁島登山口で迷いました。しかし山頂直登好きとしてはやはり翁島に惹かれ、結局そうなってしまいました。下りは黄金清水のお花畑、そして沼ノ平のバンダイクワガタがある表登山口に決めました。
翁島登山口までバスは行っていないので、翁島からタクシーしかないかな、と思っていましたが、情報収集していたら登山口から割と近い七ツ森までバスがあることを発見。調べたところ翁島駅の一つ先の磐梯町駅からでているようです。日曜は運休ですが土曜日は運転あります。10:25七ツ森着と時間もまずまず。
土曜日の朝は4:50自宅を出発。今回は相武台前のコインパーキングに車を置きました。始発で新宿へ。新宿で郡山まで新幹線の切符を買って、まず山手線で池袋へ行き、そこで埼京線に乗り換えて大宮へ向かいます。7:02に臨時のつばさが来たのでそれに乗りました。結構満席に近い状態でしたがなんとか座れたので助かりました。1時間と少しでもう郡山です。郡山で磐梯町までの切符を購入し、ホームで待っていた喜多方行き快速に乗ります。1時間弱でやっと磐梯町駅へ到着。水筒に水入れるの忘れてたので水道あるかと心配しましたが、トイレの前にありました。
バスは駅前から出てるわけではなくて、駅から線路沿いに若松方面へ少し歩いたところにある中学校入口バス停から乗ります。目の前に大きく磐梯山があり、その秀麗な三角形は会津の人が宝と誇るだけの素晴らしいものでした。
予定通り七ツ森バス停へ到着。さて、ここからのルートが少し心配でしたが、バスが進んでいた方向へそのまま道なりに歩くと、翁島駅から押立(おったて)温泉へまっすぐ向かっている道へぶつかります。そこで「押立温泉→」の方向へ進めばOKです。旅館への道を2つ分けて、舗装道路を登って行きます。「スキー&リゾート→」のところは左へ進み大きくカーブしながら登っていくと、ゴンドラのワイヤーが見えてきました。そして・・・ゴンドラが動いてる!なんで?と思ったのですがあとで調べたら夏季でも土日は不定期で運転しているようです。わかっていれば乗っても良かったんですけど。仕方ないですね。間もなく登山口へ無事到着。11時過ぎにやっと登山開始です。
登山届入れがあったので出そうかと思いましたが箱の開け方がわからなくて出せませんでした。道は意外な急坂から始まります。既に道の両側に黄色い花(ハナニガナかな?)がたくさん。しばらく歩くとスキー場の管理道路を1回横断して、次に管理道路を合わせたときは道路に沿ってに少し進み、また登山道へ入ります。途中から少しずつ勾配も上がり、暑さが応えます。祠がありました。後で見るとそこが二合目のようでした。もうしばらく行って「ゴンドラ乗場」の標識。近くに乗場らしきものはありましたが人もいなくて良く分かりませんでした。少し休憩してさらに進むと、一気に展望が開けて露岩上を急登していきます。後方には大きく猪苗代湖ですが、少し霞んでいます。前方にはピークが。結構近く見えるのですがなかなか近づいてくれません。
きついのぼりを繰り返し、美しいミヤマキンバイに励まされながら登ってやっと天狗岩へ到着。もうすぐそこに山頂が見えます。山頂までは十五分でした。
まあ予想はしていましたが何も見えませんでした。昼食にうどんを食べているときにまだ見ていない花を発見。なんとそれがバンダイクワガタでした。一言で言うと・・・可愛いですね。
山頂ではミヤマキンバイの群落が目立ちました。弘法清水へ下ります。
弘法清水冷たかった〜。さらに下って黄金清水へ。水は上の方が冷たくて良かったかな。しかしミヤマキンバイのお花畑がまぶしく輝いていました。沼ノ平ではバンダイクワガタ以外にも多数の高山植物があり楽しませてくれました。
写真を撮りながら歩いていると赤埴山分岐。磐梯山を眺めてみようかと登ってみましたが、ものすごいヤブでした。1分たたずギブアップして撤退。その後はひたすら下っていると中学校の団体登山へ遭遇。あとをとぼとぼついていくとスキー場の中へ。それからはゲレンデにつけられた登山道をひたすら下るというか転がるように進んで行きます。なんとか登山口へたどり着きました。帰りは東へずーっと行って沼ノ倉のバス停を目指します。途中「見祢の大石」というものが。見てみるとその名のとおり大きな石です。現場にあるプレハブ事務所より大きいかも。でももっと大きい石あるよな、と思って説明を読んでみると、磐梯山の噴火で山からここまで流れてきたものだそうで、「学術的に貴重な資料」ということだそうです。ふーん。後で調べたら、地上に出ているよりも地中に埋まってるほうが大きいらしい。それがびっくりですね。
最終的に沼ノ倉のバス停ではなくしゃくなげ平入口というバス停に着きました。運良くすぐにバスが来て猪苗代駅へ。バスが通った道と地図を見合わせてみると、町役場のちょっと先、「亀ヶ城入口」か「バスセンター」で降りてそこから表登山口に向かうこともできそうでした。それでも登山口まで3km近くはあるでしょう。
噂通り花を存分に楽しむことができました。
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