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Yamareco

記録ID: 48100
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無雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

南八甲田・赤倉岳一周

2009年08月09日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.5km
登り
914m
下り
798m

コースタイム

蔦温泉6:05―△683m7:22~30―1001m9:03~30―トラバース地点10:50~11:30(昼食)―南尾根13:00―赤倉岳14:10―赤沼16:10―仙人橋16:40
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス

感想

仙人橋に一台車を置き、蔦温泉から菅沼へ。長沼への道は、通行止めとなっているが、踏み跡を辿り、南ナガムテに上り、180度右折して赤倉岳に向かう。道は、右側に崖を望む尾根の縁に付けられている。去年のテープが所々に見えるが、直角に左折するあたりから、特にヤブが濃くなり、1001mにやっとのこと着く。

日陰を求めて、少し進み休憩する。滝ノ沢源流鞍部を越えて道が崩落して、無くなっている所は左から巻き道を辿り元の道に戻り、トラバース地点に。最難関のトラバースに備えて、昼食を採る。

太い背丈以上の竹やぶの中に、目印のテープを見つけながら前進。途中で雨が落ちてくるが、寒くないので、雨具を付けずにヤブこぎ、1時間30分を要する。雨とガスの中、「道を失っては、道を確認する」の繰り返しで目印のトドマツに着く。あと一息で、赤倉岳山頂との分岐点に着けるぞと、元気を取り直す。時間も大幅に超過しているので、山頂には寄らずに乗鞍岳への分岐から雨の中ひたすら赤沼を目指して北ナガムテを降る。猿倉温泉への分岐の湿原からは、林の中の道に所々テープも付いており、倒木の所を除けば分かりやすい。赤沼に着いた時は、ホッとしました。全身ずぶ濡れで仙人橋に着き、蔦温泉に向かい車を回収して青森に帰る。11時間に及ぶヤブこぎ山行が終了、疲れた。

私にとっては山を始めてからは初の「藪こぎ山行」でした。(タケノコ採りを除く)

晴れたり雲がかかったり・・・ちょっと怪しい天気のなか、3名で南八甲田・赤倉岳を目指しました。蔦温泉出発、菅沼からスタート。

蔦温泉の散策道は歩きやすいのですが、そこから上は、らしい標識もなく、踏み跡とテープが頼り。
知らないと容易にに近づけなさそうだなぁ〜と、必死で成田さん・山崎さんの後を追う。

途中、ヤマジノホトトギスを発見。車でホトトギスときいて、貴重な鳥なのかと思ってたのですが、実は高山植物の名前でした。

赤倉山頂までは、とにかく笹薮だらけ!!ざわわ・ざわわのさとうきび畑ならぬ、背丈より高い笹がいく手を阻みます!
そんな薮中でも踏み跡とピンクテープがちゃんとついているのです。
不明瞭なところはピンクテープを足す。藪をまとめてひもで束ねる。
そんな作業を延々と繰り返していたため、往路は通常の整備された登山道であれば2時間でいけるところを、5時間以上かかった!藪こぎとは、こんなに大変なのか・・・。

お昼の休憩も、笹薮のなか。こんなところで休憩するのは、我々もしくは自●隊レンジャーか!?
景色は、雲海?雲の中で堪能できる場所はありません。
途中、雨がザーザー降ってきて、赤倉山頂(1298m)はかすめて省略・・・。

下山路は、比較的薮が少なめ。踏み跡もしっかりしていて、サクサクといける。休憩も登りより少なく済んだ。
というわけで、途中赤沼に寄り道しつつも予定時間よりほんの少し早めに、仙人橋到着で終了できました。
雨で全身ぐっしょり。足元はどろんこ。

ちなみに熊の痕跡をあちこちで発見。こんなに見たのははじめての経験でした。
リアルに熊の毛も・・・。(熊ベル必須)
そして、薮をこいだ腕が筋肉痛。(登る前に腕立てトレーニング必須)
おでこと両耳が虫刺されで痒い。(虫除け全く効かない。顔ネットがあれば・・・と後悔)

そんなサバイバルな登山でした。南赤倉、おそるべし。。。

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