大山〜ヤビツ峠〜蓑毛
- GPS
- 05:50
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 963m
- 下り
- 961m
コースタイム
天候 | くもりのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
海の日連休最終日、山から海を見たかったのと東京からもそのきれいな形がよく見える丹沢の大山に登ろうと思い、ハイキングに出かける。前日夜の大雨洪水警報にヒヤヒヤしつつも当日はほとんど雨に降られることがなかった。しかし山頂からの展望は得られず。
通勤電車にして表丹沢へのアクセス路線として名高い(と思う)小田急線に乗り、伊勢原駅からバスに乗り換えて大山ケーブルバス停まで行く。天気がよくないとはいえ登山者はこの時点でも結構見られた。そこから登り始め、階段をひたすら進む。階段沿いにあるお店のノボリにある大山名物の豆腐に心揺らぎつつも、男坂・女坂分岐へ着く。本当は険しい男坂を登ろうと思ったが、前回の山行からまたまた時間が空いてしまったことから弱気になり、今回は女坂を登る。道中「女坂七不思議」なるものがあり、それを見学したり途中の大山寺に寄ったりしながら登り、阿夫利神社下社に到着。「日本百名山」によると大山は別名雨降(あふり)山と呼び、これは大山の山頂にはいつも雲や霧がかかっていて大いに雨を降らすことに由来し、そのことから雨乞いの山として祀られているそうである。今回は終始山の中はガスっていたが、その分神社と表参道尾根はそのいわれにふさわしい雰囲気だった。
霧の中の下社で休憩後、山頂へ向けて出発。山道らしくなるところでヒル除けの塩が置いてあるのを発見。靴下に塗りたくろうかと思ったが尾根上にはそんなにヒルがいる感じではなかったのでやめておく。これが沢沿いだったらヤバいのだろう。東北の山しか知らない自分にはまだあまり想像できないが。表参道尾根のあたりから親子連れの登山者が多く見られるようになる。どの子もお父さんお母さんより元気そうだ。ヘタすると僕より体力あるかもしれない。そんな現実に打ちひしがれつつも発奮し、ひたすら登って大山山頂に到着。残念ながら山頂の展望はゼロ。その憂さ晴らしか、うっかり売店でいつもは買わない缶コーラ(250円)を買い求め、ヤケ飲みする。その近くでの親子の会話で、お子さんが売店のジュースが高いから買わなかったことに対しお父さんが「ナイス判断だ」とほめているのが聞こえ恥ずかしくなる。山での判断は時に命にかかわることもあるので安易な行動を反省したい。
反省後、イタツミ尾根を下る。表参道とはうってかわって登山者はあまりいない。登山道の脇の至る所に踏み跡らしきものがある。沢を詰めたものかシカの獣道か。丹沢と言えばシカ(とヒル)という勝手なイメージからシカとの遭遇を若干期待したが、繁みの彼方に見えたのはヤビツ峠から登ってくる登山者だけだった。登山者とすれ違う時、2回ぐらい道や山頂の状況について聞かれる。コンパスを首にぶら下げていたからか?
順調に下ってヤビツ峠に到着。ここからバスで秦野駅に行くこともできるがバスの本数が非常に限られているため、林道を下って蓑毛まで進む。道中、道の下にやけにきれいな岩っぽいものがあり写真を撮ろうとしたら人工物でがっかりしたり、春岳沢とその水場の水量豊富さに癒されたり、最後のコンクリートロードで足の小指を痛めたりしながら蓑毛バス停に到着。バス到着まで30分で一番乗りということで調子に乗っていたら待つ場所を間違えて逆側にいたため、あとから来た登山者が先にバスにぞくぞく乗り出し、危うく座れなくなるところだった。やはり最後まで油断禁物である。バスで秦野駅到着後、2駅先の鶴巻温泉で入浴(2時間1,000円)。カルシウム含有量が国内有数らしく温泉が塩辛かった。
風呂から上がるころ、下界の天気もよくなり帰りの電車から丹沢の山々が行きよりもよく見えた。秦野や伊勢原から眺める丹沢はいかにも裏山な感じではあるが、その裏山のような山塊にハイカーからアルパインを志向する人までが通い詰めるということはある種すごいことである。今回は丹沢のごくごく一部しか見ていないので、これから機会あるごとにいろいろな方面から丹沢を通い詰めようと思う。次は是非とも天気のいい山頂へ!
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