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Yamareco

記録ID: 4827364
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
氷ノ山

仏ノ尾・青ヶ丸(広留野より)

2022年10月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
13.2km
登り
693m
下り
686m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:23
休憩
0:24
合計
4:47
6:29
98
広留野行き止まり
8:07
8:08
24
8:32
8:49
19
9:08
9:08
30
9:38
9:44
92
11:16
広留野行き止まり
天候 晴れ
駐車地気温11℃
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
若桜町広留野の中国自然歩道車止めの手前に駐車。
ここには数台分駐車可能。
農作業者の邪魔にならないように留意。
コース状況/
危険箇所等
①駐車地〜中国自然歩道〜東因幡林道
よく整備されている印象。
中国自然歩道箇所は落葉などでコースが不明瞭な箇所もあった。

②沢川谷〜中の丸〜仏ノ尾〜青ヶ丸
バリエーションルート。
とは言え地籍調査が入りヤブの刈払い、テープによるマーキング、鹿の食害によりネマガリダケが枯れかなり歩きやすくなっている。
幅広の尾根が多く道迷いには注意が必要。

③青ヶ丸〜沢川谷
バリエーションルート。
1144(中の丸の方では無い)を経由する。
山頂直下はネマガリダケがが茂りかなり歩きづらい。
ここも尾根の分岐が多く道迷いに注意が必要。

■個人的な感想
無雪期、仏ノ尾、青ヶ丸に至るには諸鹿越からのピストンが距離、累積標高的にも最も最短ルートかと思われます。
ただ私が在住の岡山方面からの諸鹿越までの車でのアクセス等を考えると今回の広留野から廃林道経由がいいのかなとも思います。
広留野の車止め手前から1035を観る。
ちょいモルゲンな感じがいい。
2022年10月23日 06:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9
10/23 6:30
広留野の車止め手前から1035を観る。
ちょいモルゲンな感じがいい。
陣鉢山のガスは取れかけている。
朝方雨が降ったようだ。
2022年10月23日 06:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 6:31
陣鉢山のガスは取れかけている。
朝方雨が降ったようだ。
来見野橋を渡る。
2022年10月23日 06:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
10/23 6:41
来見野橋を渡る。
中国自然歩道から東因幡林道へ。
左折して沢川谷右岸の林道へ入る。
ほぼ廃道。
2022年10月23日 07:00撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 7:00
中国自然歩道から東因幡林道へ。
左折して沢川谷右岸の林道へ入る。
ほぼ廃道。
林道歩きは退屈なので沢川谷へ降りる。
谷は平易。
2022年10月23日 07:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 7:08
林道歩きは退屈なので沢川谷へ降りる。
谷は平易。
3mほどの落ち込み。
濡れたくないので右岸を巻く。
ズルズルの斜面に大苦戦。
ここが今回の核心だった。
2022年10月23日 07:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
10/23 7:20
3mほどの落ち込み。
濡れたくないので右岸を巻く。
ズルズルの斜面に大苦戦。
ここが今回の核心だった。
出渓して中の丸へ向かう。
適当な尾根に取り付く。
2022年10月23日 07:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 7:38
出渓して中の丸へ向かう。
適当な尾根に取り付く。
ネマガリダケはあるが鹿に食われて枯れている株が多かった。
そこそこ歩きやすい。
県境付近はなだらか。
ルート分かりづらい。
2022年10月23日 07:53撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 7:53
ネマガリダケはあるが鹿に食われて枯れている株が多かった。
そこそこ歩きやすい。
県境付近はなだらか。
ルート分かりづらい。
突然切開きに出合う。
あとで理解したが、かなり大規模な地籍調査が行われたようだ。
2022年10月23日 07:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 7:59
突然切開きに出合う。
あとで理解したが、かなり大規模な地籍調査が行われたようだ。
中の丸(1144)にて。
まずは仏ノ尾へ。
2022年10月23日 08:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 8:08
中の丸(1144)にて。
まずは仏ノ尾へ。
ブナの巨木が点在する尾根。
2022年10月23日 08:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
10/23 8:10
ブナの巨木が点在する尾根。
ブナの回廊を行く。
あまりに綺麗で嬉しくなってくる。
2022年10月23日 08:13撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
10/23 8:13
ブナの回廊を行く。
あまりに綺麗で嬉しくなってくる。
倒木にブナハリダケがびっしり。
2022年10月23日 08:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 8:15
倒木にブナハリダケがびっしり。
仏ノ尾(1227)山頂にて。
加藤文太郎云う所の「兵庫白馬」。
ここでちょっと休憩。
2022年10月23日 08:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/23 8:47
仏ノ尾(1227)山頂にて。
加藤文太郎云う所の「兵庫白馬」。
ここでちょっと休憩。
がらんどう。
2022年10月23日 08:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 8:59
がらんどう。
中の丸まで戻った。
青ヶ丸へ向かう。
2022年10月23日 09:08撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 9:08
中の丸まで戻った。
青ヶ丸へ向かう。
途中の尾根から青ヶ丸。
積雪期ならもっと見えるだろうけど。
2022年10月23日 09:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
2
10/23 9:10
途中の尾根から青ヶ丸。
積雪期ならもっと見えるだろうけど。
鮮やか。
2022年10月23日 09:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
10/23 9:14
鮮やか。
1153にて。
ここは切石(きりいし)と云うらしい。

このちょっと先くらいだったか、登山者とすれ違いびっくり。
こんなとこ来る人いるんだ。
2022年10月23日 09:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 9:16
1153にて。
ここは切石(きりいし)と云うらしい。

このちょっと先くらいだったか、登山者とすれ違いびっくり。
こんなとこ来る人いるんだ。
紅葉が進んでいる。
この尾根も展望は取れないが、雰囲気がいい。
2022年10月23日 09:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
8
10/23 9:30
紅葉が進んでいる。
この尾根も展望は取れないが、雰囲気がいい。
そこかしこに地籍調査の杭。
ちなみにこの杭は個人で購入出来るみたい。
いいのかな。
2022年10月23日 09:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 9:33
そこかしこに地籍調査の杭。
ちなみにこの杭は個人で購入出来るみたい。
いいのかな。
斜度が上がって来る。
急登を喘ぎ登ると...。
2022年10月23日 09:35撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/23 9:35
斜度が上がって来る。
急登を喘ぎ登ると...。
青ヶ丸山頂、三等三角点「青ヶ丸(あおがまる・1139.50m)」にて。

ネマガリダケが茂り展望はない。
でも全然構わない。
やっと来られたという達成感。
2022年10月23日 09:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/23 9:38
青ヶ丸山頂、三等三角点「青ヶ丸(あおがまる・1139.50m)」にて。

ネマガリダケが茂り展望はない。
でも全然構わない。
やっと来られたという達成感。
仏ノ尾を振り返る。
暑くも寒くも無い。
いいコンディション。
2022年10月23日 09:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
1
10/23 9:42
仏ノ尾を振り返る。
暑くも寒くも無い。
いいコンディション。
青ヶ丸西尾根を下山。
途中扇ノ山が観えた。
2022年10月23日 09:44撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/23 9:44
青ヶ丸西尾根を下山。
途中扇ノ山が観えた。
密度は薄いがネマガリダケが茂る。
処理に時間がかかる。
2022年10月23日 09:45撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 9:45
密度は薄いがネマガリダケが茂る。
処理に時間がかかる。
1144にて。
植林が広葉樹に負けようとしている。
それにしても面白味のない尾根。
2022年10月23日 10:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 10:01
1144にて。
植林が広葉樹に負けようとしている。
それにしても面白味のない尾根。
沢川谷が観えた。
もうちょっと。
2022年10月23日 10:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 10:26
沢川谷が観えた。
もうちょっと。
沢川谷へ降り立つ。
ここ結構気を遣った。
やれやれ。
2022年10月23日 10:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 10:28
沢川谷へ降り立つ。
ここ結構気を遣った。
やれやれ。
林道へ這い上がる。
あとは自然歩道を駐車地へ。
2022年10月23日 10:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 10:30
林道へ這い上がる。
あとは自然歩道を駐車地へ。
広留野より眺める三ツヶ谷の頭。
三ツヶ谷とはおそらく南面に切れ込む木地山谷のことかなと。
2022年10月23日 11:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
10/23 11:28
広留野より眺める三ツヶ谷の頭。
三ツヶ谷とはおそらく南面に切れ込む木地山谷のことかなと。
広留野より眺める青ヶ丸。
いい山行だった。
2022年10月23日 11:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/23 11:28
広留野より眺める青ヶ丸。
いい山行だった。

感想

「それから四、五時間もたった頃、僕は突然われにかえった。気がついてみると、やっぱり僕は三ツヶ谷の直下で倒れていたのだった。
 
空はもうからりと晴れ上ってすばらしいお天気になり、暖かい太陽が斜め上に赫々と輝いていた。そのときの僕は嬉しさのあまりこおどりした。
 
唄を歌った、力一杯どなってもみた。そして更正の喜びにひたったのだった。
もちろんあたりの懐しい山も谷もすべて、僕の蘇ったのを見て、一層晴やかな顔を見せてくれた。
 
だからもう僕は迷い廻ることはなく、スキーを履くと一直線に昨日のコルへ下って行った。」

           「加藤文太郎/単独行/初めて錯覚を経験したときのこと」より抜粋


加藤文太郎が遭難しかけた「三ツヶ谷」、あるいは「兵庫鷲羽」と記していた青ヶ丸(明治25年選定の点の記には「青ヶ丸」とある)。
 
冬季は到達困難なピーク。どこからも遠い。
無雪期に歩けるような所でもないと思っていたが、先達の方々の直近のレポを観る限り実は歩けるらしい。

色々考えたが、山行の時間と車でのアクセスのし易さを鑑みて広留野からの周回に決めた。
 
今回一番印象に残ったのは中の丸から仏ノ尾への尾根。
ブナの巨木が点在していて、紅葉と相まって歩いているだけで笑みが込み上げてきた。
ずっと「すげーええがん(超いいね)」と言いながら歩いた。
 
肝心の青ヶ丸は周囲の展望は寂しかったが、ここに到達した達成感で満たされた。
下山に使った尾根はなかなかしわい感じではあったが、あんまり悲観的になるような過酷なものでもなかった(個人的な印象)。

総じて今回の山行は満足の行くものだった。
次は残雪期に佐坊からかな。

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