仏ノ尾・青ヶ丸(広留野より)
- GPS
- 04:46
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 693m
- 下り
- 686m
コースタイム
天候 | 晴れ 駐車地気温11℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここには数台分駐車可能。 農作業者の邪魔にならないように留意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
①駐車地〜中国自然歩道〜東因幡林道 よく整備されている印象。 中国自然歩道箇所は落葉などでコースが不明瞭な箇所もあった。 ②沢川谷〜中の丸〜仏ノ尾〜青ヶ丸 バリエーションルート。 とは言え地籍調査が入りヤブの刈払い、テープによるマーキング、鹿の食害によりネマガリダケが枯れかなり歩きやすくなっている。 幅広の尾根が多く道迷いには注意が必要。 ③青ヶ丸〜沢川谷 バリエーションルート。 1144(中の丸の方では無い)を経由する。 山頂直下はネマガリダケがが茂りかなり歩きづらい。 ここも尾根の分岐が多く道迷いに注意が必要。 ■個人的な感想 無雪期、仏ノ尾、青ヶ丸に至るには諸鹿越からのピストンが距離、累積標高的にも最も最短ルートかと思われます。 ただ私が在住の岡山方面からの諸鹿越までの車でのアクセス等を考えると今回の広留野から廃林道経由がいいのかなとも思います。 |
写真
感想
「それから四、五時間もたった頃、僕は突然われにかえった。気がついてみると、やっぱり僕は三ツヶ谷の直下で倒れていたのだった。
空はもうからりと晴れ上ってすばらしいお天気になり、暖かい太陽が斜め上に赫々と輝いていた。そのときの僕は嬉しさのあまりこおどりした。
唄を歌った、力一杯どなってもみた。そして更正の喜びにひたったのだった。
もちろんあたりの懐しい山も谷もすべて、僕の蘇ったのを見て、一層晴やかな顔を見せてくれた。
だからもう僕は迷い廻ることはなく、スキーを履くと一直線に昨日のコルへ下って行った。」
「加藤文太郎/単独行/初めて錯覚を経験したときのこと」より抜粋
加藤文太郎が遭難しかけた「三ツヶ谷」、あるいは「兵庫鷲羽」と記していた青ヶ丸(明治25年選定の点の記には「青ヶ丸」とある)。
冬季は到達困難なピーク。どこからも遠い。
無雪期に歩けるような所でもないと思っていたが、先達の方々の直近のレポを観る限り実は歩けるらしい。
色々考えたが、山行の時間と車でのアクセスのし易さを鑑みて広留野からの周回に決めた。
今回一番印象に残ったのは中の丸から仏ノ尾への尾根。
ブナの巨木が点在していて、紅葉と相まって歩いているだけで笑みが込み上げてきた。
ずっと「すげーええがん(超いいね)」と言いながら歩いた。
肝心の青ヶ丸は周囲の展望は寂しかったが、ここに到達した達成感で満たされた。
下山に使った尾根はなかなかしわい感じではあったが、あんまり悲観的になるような過酷なものでもなかった(個人的な印象)。
総じて今回の山行は満足の行くものだった。
次は残雪期に佐坊からかな。
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