三ツ峠山〔未踏の三ツ峠で見届け〕
- GPS
- 04:55
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,182m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
6:13 達磨石
6:47 股覗き
7:13 八十八大師
7:39 屏風岩
7:49 四季楽園
7:55 三ッ峠山8:06
8:18 御巣鷹山
8:45 木無山8:54
9:05 三ツ峠山9:34
10:55 駐車場
天候 | 晴れだがガス多発 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
太陽電池タイプの自動登山者カウンターがゲートそばの登山口に設置されていました。 駐車場〜達磨石 舗装道路でも散策路でもどちらでも。散策路は舗装道路と数度交差する。 ゲート付近から登山道が始まり、間もなく達磨石に着く。 達磨石〜馬返し 樹林帯の登り。段差は少なく傾斜もそこそこ。石がやや転がっている土道。 馬返し〜一字一石供養塔 道幅が狭くなり岩の段差が多くなる。石塔などが随所に現れだす。 途中で崩落気味な箇所を渡る木橋がかけられていたり展望が開ける場所なども少しある。 一字一石供養塔〜屏風岩 屏風岩周辺から南側の展望が開ける。草の茂る場所もあるが基本は開けた歩きやすい岩稜帯といった印象。右側は崖の岩肌がむきだしになり荘厳な景観。 屏風岩〜各山頂 草が茂りがちな道を少し進むと山荘が2か所ありそれぞれに繋がる木段が掛けられている。木段を登りきると西が木無山、東が開運山・御巣鷹山。 開運山は滑りやすい地質の登りで階段が設けられているが段が縦に付けられており歩きづらい。 御巣鷹山は樹林帯を緩やかに一度下り植生保護のネットが掛けられた平地を通り過ぎたら砂利っぽい登りの先に鉄塔で埋め尽くされた山頂。山頂表記は見当たらず。 木無山は途中で山座同定盤が設置された広場が3個ほどあり比較的傾斜が緩やかなままたどり着く。 肝心の山頂は植生保護のため立ち入り禁止、山道途中に唐突に山頂標識がある。 |
写真
感想
友はこのレコをみて怒るだろうか?
今日は最近続いたキツめの山行のクールダウン的な意味でライトだと思われる山を選んだ。そしてキツイのは高速代も含まれるわけで、比較的近場の山を選んだ。
三ツ峠山。何年か前に雨に見舞われ登山口で撤退したまま。ようやくリトライする機会が訪れた。
そういえば、私の山友が富士登山競争に出るって言ってたけど、確か今日だったような・・・?
前日までなんのエールを送らずに当日を迎えてしまったようだ、残念だね〜。
ということで折角富士山の展望が有名な山に来たので山頂から念でも送ってやるか、との「ついでエール」を送るため6時にスタート。
樹林帯で朝日が遮られるとはいえ、体中を圧迫してくるような湿度。無風の樹林帯を湿度のベールを纏いひたすらに登る。苦行だ。
それでもいいペースで馬返しまで到着、ん?馬返しってはて、どっかで聞いたような・・・
あ、そっか。友人の登山競争でも同じ「馬返し」までのタイムが5合目通過に大事なポイントだったけかな?
私は何も焦ることなくその先へ。この先は馬が登れないような段差が出だす登り道。馬じゃなくても帰りたくなる嫌な登りに汗がダラダラ。へこたれそうなところで
「ドーン、ドーン」
と花火の音が鳴る。うるせーな朝からよぅ、と当り散らそうとしたが何かイベントの合図・・・
あ、そっか。登山競争の山頂コースがスタート7時だったけかな?となると友人は「きりっ!」とした顔で意気込んでスタートしたのかな、と思い吹き出しつつ私は先に進んだ。
屏風岩につくとそびえたつ岩壁になんだか打ち震え、標高が1600mを超えたあたりからようやく体感の温度も涼しく感じだしたのですがすがしく歩ける。
山荘へ続く階段を苦々しく登り終え、まずは開運山へ向かう。
思ったより山荘から更に上へ登らなければならず滑りやすい傾斜を前傾姿勢で登る。
滑りやすい傾斜・・・
あ、そっか。その滑りやすい傾斜をもつ富士山を走って登ってるバケモノみたいなレースがやってたんだっけ?俺には無理だなぁ・・・と弱音を吐きながら開運山に到着。
ガスっていたがすぐに晴れ、待望の富士山を拝むことができた。ここぞとばかりにまだふもとの富士吉田市内をはしっているだろう友人にささやかながら念を送ってあげた、「忘れ物、ないか〜?」
友人G氏は乙女チックな感性とヒロイックな習性をもったなかなかめんどくさい、稀有な存在である。
そんな友は事あるごとに冒険登山しちゃったり、ムチャめな山行しちゃったりと私をハラハラさせ、
そうかと思えば私が登った山や歩いた距離を上から被せて更にドMな山行をやったりして、私としてはちょっと鼻につくのである(笑)
なので素直に声援・応援するわけもなく、こうしてやや遠目の位置から友の頑張りを「見届ける」だけでいいのである。
乙女チック&ヒロイックな友人とあまのじゃっくな私、どちらもめんどくさい奴だ。
そんなわけでテレビ塔しかない御巣鷹山、それこそなにもない木無山を歩き、三山ピークを踏んだところで屈強な男たちの記念撮影に出くわす。みな50L以上のザックを背負い、ザイルやメットを装備している。こんな人たちと登山で競争したとなったら俺は勝てっこないな、とすごく勝手に肩身の狭い思いをし、写真に写らぬよう隅っこを歩いて進む。
再び開運山へ。友人が昨年涙を飲んだ5合目の関門タイムが9:20。それに合わせて再び縁起のいい名前の開運山山頂から念を送ってやろうと流れる汗もそのままに、正しく「RUNNER」のBGMが一番似合うシチュエーションで山頂に9:05着。
しかしたっぷりガスりようやく見えた一瞬の富士山はたぶん7合目より上くらい。そんな私が送った念など届くかどうかわからなかったがひとまず9:30過ぎまでガスが晴れるのを待ったが勢いを増すガスに諦め撤収。
山バカと言われるのを喜ぶ友人だがRUNバカだとも思う私。もう一つくらいバカの称号を背負ってもらいたいものだ。
そして時を同じくしてか定かではないが、山を歩いて汗をかく私と山を走って汗をかく友人はどれほどの差があるのだろう、どれほどの差もないのだろうか?とどうでもいいことを考え下山した。
友人はこのレコをみて怒るだろうか?
美味しいと評判のタマゴタケ一杯生えてますね。
食べてみたいけど山の物は採るべからずとMizがうるさいので…
いつか自分の山を持った時にでもとキノコ狩りを夢見ています。
このお山は『ヤマノススメ』ってアニメで今登っているところですかね。
アニメも友情を感じるいい感じの作品ですが
このbo-tyu-zaiさんのレコも友を感じさせるいいレコですね。
私も行ってみたくなりました。
おかれ様でした(*´∀`)ノ
Mococoさん、おはようございます。
タマゴダケ、というんですね。
あ、そっか。そういえばそんな名前だったなと、言われて思い出すような雑な記憶の持ち主の私です。
あちこちに生えていましたがだいぶかじられた跡がありまして、山中の動物たちにも好評の食材なのでしょう
友情を感じ取っていただけましたか?それはきっと私のようにあまのじゃくではなく、素直な心の持ち主だと思われます。
ここはカチカチ山ロープウェイのある天上山まで縦走できるようです。Mizさんとお二人で行ってみてはいかがでしょうか?
bo-tyu-zaiさん、わざわざのついでエールありがとうでした。
若干?乙女チックな私ではありますが、もう一つバカな称号をもらえたことは嬉しい限りです(笑)
今回も残念でしたが精一杯やれたので、ワケワカラナイすっきり感ですよ。
Wバカより(笑)
g氏、お疲れ様でした。
私の念が届かなかったようで申し訳ないですが、あの競争、山を楽しみながらでは到達できないレベルの鍛錬が必要に思います。次は何をするか?で答えを逡巡されているようですがその答えが出たときに喜びが伴われていることを願います。
さんざんなこと書いてるように思えるかもしれないレコですが、外野はちゃんと私の友情を読み取っていますよ?
ここで笑える男こそ、氏の愛する甲斐駒のような雄大な大きい男ではないでしょうか?
今は登ったことのある私だからこそ言える言葉でしょう。
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