飯能から秩父盆地へ(天覧山→丸山)
- GPS
- 09:57
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,642m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:56
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路)西武観光バス「横瀬町川東下」BS |
コース状況/ 危険箇所等 |
北向き地蔵⇔一本杉の登山道はアップダウンがきついです。 丸山⇔札所4番(金昌寺)一部雨水で削られて歩きにくい場所があります(初心者には下りは向かないと思います) |
写真
感想
前回は「飯能から北側の山稜を歩いたらどこまで行けるだろう」といった発想で歩いてみました。だいぶん歩きなれたコースなので、厳しいところはどこかというポイントはつかめています。ただ、出発が少し遅かったので、体力だけではなく日没もあって、正丸で降りることとなりました。
そこで今回は自宅を始発で出ての挑戦となりました。果たして西武秩父まで歩き通せるのでしょうか?
飯能駅を出発したのが6:20。まだ朝焼けの残る時間帯でしたが、予想よりも良い天気。風も心地よく、寒いと感じることもありません。天覧山は市民の憩いの場所のようで、次から次へと散歩がてら登ってくる方がいました。この日は空気が澄んでおり、東京方面だけでなく、富士山の頭も見ることができました。
前回は天覧山から高麗峠へ下る道を間違えましたが、この日は間違えずに済みました。四阿方向への道が高麗への道です。最近は雨が多いのか、天覧山の下りは滑りやすい状態でした。高麗峠を経由して、巾着田ヘ向かう道にもちょっとすべりやすいところがありました。まあ、赤土のせいなのでしょうけど。
巾着田は彼岸花も終わり、ひっそり。でもコスモスが咲いており、カメラを抱えた人が何人かいました。ここからは次に登る日和田山が、朝日に照らされて奇麗に見えます。
日和田山へは男坂経由、女坂経由それに展望台経由の3コースがあります。今回は先が長いので、脚力を温存する目的もあり女坂を選択。ただしこちらも滑りやすいので注意が必要です。赤土とチャートが滑りやすい原因ですね。最近寒かったこともあり、この日はヒートテックの長そでを着てきたですが、日和田山に登るだけでも大汗。山頂で通常の半そでシャツに着替えたら「全然暑くない」。やっぱりヒートテックは熱を産生するんですね。その効果にビックリです。
日和田山→高指山→物見山まではあっという間に着きました。いつもの友達と歩いた時には結構歩いた感じがしたのですが、40分くらいでついちゃうところなんですね。前回は北向き地蔵への道で転んだのですが、どうも舗装路で転んだようです。滑りやすかったためではなかったことに、今回改めて気がつきました。
北向き地蔵からが本番です。しばらく林道を歩き、スカリ山への道を登ります。ここからは急登です。縦走だけならわざわざスカリ山に登る必要はないのですが、ここは眺めの良いところなので今回寄ることにしました。行ってびっくり。先客が2名もいらっしゃいました。もちろん長居をするつもりはありませんの、写真を2-3枚撮影してすぐに下ります。ここからアップダウンがきつい道。エビガ坂から一本杉峠までは、今回1番キツイ上り下りかもしれません。
一本杉峠から、諏訪神社へは登り口以外はなだらかです。いつものように諏訪神社では石段に座り給水・補給。この日は富士山がきれいに見えた顔振峠でしたが、ここでは休まずに先を急ぎます。しばらく林道を登っていくと、再び登山道へ。この辺りは越生町が仕切っているようで、越生のコースガイドの看板が目立ちます。いったん林道へ出て、また登り返し傘杉峠へ急降下。また林道を横切って登り返し...。
花立松の峠からはいよいよ関八州見晴台の登りが始まります。ここまですでに5時間くらい歩き続けていますから、余力が減っているところに、後ろから前からそこそこのペースで登山客が登ってきます。道を譲るほどでもないので、少しペースを上げて歩き続けましたが、どうもここで余計な脚を使ったみたいです。
この日は晴天に恵まれ、関八州見晴台は多くの人で賑わっていました。運良くベンチで座れたので、おにぎりと給水。すでに1Lは飲み終わり、2本目のボトル。前回は2Lで足りなくなったので、今日は2.5L持参です。関八州見晴台はお昼ということで、すでにもやにより肝心の眺めは今一つでした。やっぱりここは朝がお勧めです。
関八州見晴台からは林道をメインに。この日はトレランのレースが続行されているらしく2名ほど参加者を見ることができました。コースの登り口には仕掛けがあって、ゼッケンに埋め込まれたICチップがランナーの到着を伝え、登り口のLEDを点滅する仕組みになっていました。それにしても、昨日の8:00にスタートして、すでに24時間以上経過しているのに、走っている人がいるのにも驚きです。前から気になっていた飯盛山でしたが、どうも2座あるらしく、この稜線上にある飯盛山以外に、越生町の最高峰の飯盛山への看板が設置されていました。いずれ機会があったら行ってみたいですね。
刈場坂峠へはツツジ山に登るのをあきらめて、林道経由で到着。もうこの時点で足があがらない状態でした。ちょっとした休憩を経て、再スタート。稜線の巻き道で作業道に迷い込んだみたいで、気がついて稜線に戻ったり。どうも頭がぼーっとしていたようです。もっとも落ち葉が多くて、踏み跡もありましたので、仕方がないことでしょう。途中岩場が2か所あるのですが、疲れた状態なので、いつもよりさらに慎重に通過。カバ岳を過ぎればもうすこしで大野峠です。
大野峠でも小休止。チェックポイントごとに小休止しているようで、もはや体力の限界に近いです。ここからは最初の登り口と、丸山手前の坂がきつい登りなのですが、すでに脚力は残っちてないので、止まらない程度のペースで登っていきます。
丸山山頂の展望台でも小休止。この日は朝から晴れていましたが、近くの武甲山でもおぼろのようにもやがかかっていました。ここで、地図を開いて、秩父盆地へ下り道とコースタイムを確認。14時30分を少し過ぎていて、札所4番金昌寺までのコースタイムが2:30。この日の日没は16:56ということで、少し早めに下れば日没には間に合いそうです。登る脚力はなくとも、下りは脚力要らないので....。
丸山からの下りは傾斜が緩いところが多く、歩いても歩いても高度が下がりません。ツズラ折れでかなり下った後は、雨が降ると水が流れるようなコース。滑りやすいことこの上なく、慎重かつ大胆に下っていきましたが、何回かすべり、そして足首をひねってしましました。幸いなことに軽いねんざのようでしたが、もっと雨が降った後とかには、ここを下りたくないですね。最後はお墓の中に出て、金昌寺です。ここは多くの石仏があって、モミジのころは境内が赤く染まり、山歩きではなく参詣に訪れるのにも良いところです。紅葉が深まったらもう一度クルマでいこうかな。
あとは駅まで歩くだけでしたが、県道に出たところにあるバス停に人が.....。すぐに次のバスが来るようです。歩いて飯能→西武秩父コンプリートとも考えたのですが、素直にバスを待つことに。ちなみにこのバスの客さんは、バス停で待っていた先客と私二人だけしか乗らずに、終点の西武秩父駅まで進むのでした。今後バス便が減りそうで心配です。
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