サルにクマまで!!奥上高地 〜横尾で初テント泊〜
- GPS
- 27:50
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 501m
- 下り
- 494m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 7:35
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 6:40
8:25沢渡大橋BS 9:10上高地BS 9:20河童橋 10:30明神 11:35徳沢 〜昼食休憩〜 12:30新村橋 13:25横尾 〜小休憩&テント設営〜 14:30横尾発 15:10槍見台 〜小休憩〜 16:00横尾 〜テント泊〜 18:00夕食 20:00就寝
7/26(土)
5:00起床 6:00朝食 7:20横尾 7:45横尾岩小屋跡 8:20横尾 〜小休憩・テント撤収〜 9:00横尾 9:50新村橋 10:05徳沢 〜小休憩〜 11:20明神 〜小休憩〜 11:50嘉門次小屋 12:50河童橋 〜昼食休憩〜 13:40上高地BS 14:00沢渡BS
天候 | 7/25:晴れ(雲多し) 7/26:快晴♪ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※上高地BTまでのシャトルバスの始点です(シャトルバス料金:往復2050円) ※シャトルバスは乗車前にバス停にある自動販売機で乗車券を購入する必要があります ※沢渡大橋〜上高地BT:約25分程度 ※帰りの際には「7番乗り場:沢渡行きバス停」から乗車です |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地BS〜横尾間は車も通れる道(山小屋への物資の移送車両が走っていました)で、特に危険箇所はありません。 【上高地BS〜明神】 ・所要時間:約1時間 ・歩き出して15分ほどで小梨平のキャンプ場があります ・明神には旅館「明神館」があり、自動販売機も設置されています ・喫煙者には嬉しい灰皿が2箇所設置されています ・トイレは公衆トイレでチップ制ではありません(そこそこ綺麗です) ・コースは多少のアップダウンがありますが、ほぼ平坦な道です ※明神からすぐの場所でサルに遭遇しました。とても人に慣れている感じで「我感ぜず」という感じで普通にしていました。危害を加えなければ危険はないと思います。 【明神〜徳沢】 ・所要時間:約1時間 ・徳沢には小説の舞台にもあった徳沢園があります。噂ではここのカレーが絶品のようです ・テント泊をされる場合、野芝の広いテン場があり、道を挟んで地下水をくみ上げている美味しい水の出る水場があります。 ・目の前を流れる沢はとても綺麗で、驚くほど澄んでおり、この時期でも20秒と手を入れていられないほど冷たい水が流れていました ・ソフトクリーム:400円でした ・徳沢園では外来入浴が出来るようです(600円) ・トイレは徳沢ロッジを過ぎてすぐの場所に公衆トイレがあり、チップ制ではありません(徳沢園まで行くと、トイレに行く場合150mほど戻る必要があります。(トイレはそこそこ綺麗です) ・コースは多少のアップダウンがありますが、ほぼ平坦な道です 【徳沢〜横尾】 ・所要時間:約1時間 ・行程の1/3位の場所に涸沢へのパノラマコースの入り口になっている吊り橋「新村橋」があります。ここからは前穂高岳が目の前にそびえたっている絶好のビューポイントです ・コースは多少のアップダウンがありますが、ほぼ平坦な道です 【横尾】 ・蝶が岳へ向かう道と横尾大橋を渡り涸沢へ向かう道の分岐になっています ・トイレは100円のチップ制です(ぽっとんトイレですが、早朝から横尾山荘の方が綺麗に掃除して下さっており綺麗です)夜は入り口と内部に電気が付くので有難く感じました。 ・横尾山荘でテン場の申し込みをします(700円/人 1泊) ・テン場は横尾大橋の下から上流側とトイレの向かい側の2箇所があります。今回はトイレの向かい側の木の下で砂地になっている場所を確保出来たので、寝る時にも全く問題なく快適に眠ることが出来ました。ただ朝8時位にならないと陽が射してこないので、夜露がおりたり、夜、雨に降られた場合、テントを乾かすことが出来ないと思います。 ・テン場では川の流れがよく聞こえますが、眠るには支障はないと思います。(20:00〜5:00までぐっすり眠ることが出来ました) 【横尾〜槍見台】 ・所要時間:往復70分(横尾山荘の方は片道20分とのことでしたが、余程の健脚の方でないと無理です(汗)) ・槍見台は横尾山荘から蝶が岳方面に50分ほど登った場所です ・北穂高岳や西岳、それに槍の穂先が見えます(少し手前にも槍の穂先の見える場所がありますが、「槍見台」の標識がある場所ですのでご注意を!) ・標高差300mほどの急登ですので特に下りには注意したほうがよいと思います。ちなみに初日の午後に歩いたので西陽が射していて熱く、大汗をかきました(汗) 【横尾〜横尾岩小屋跡】 ・所要時間:往復約1時間 ・横尾大橋を渡り涸沢方面に平坦な道を進んでいきます ・途中、岩で歩きにくい場所もありましたが、特に危険箇所はありません ※今回、復路で熊に遭遇しました。熊はこちらに気が付いていないようでしたが、その距離10m弱!横尾から先に行かれる場合にはクマよけ鈴などを携帯したほうがよいと思います ・横尾岩小屋跡はただ標識のある少しだけ広くなった場所です。北穂の展望を期待していたのですが、途中の樹幹から少し見えるだけで、横尾岩小屋跡からは木に遮られて全く見えません。 【横尾〜明神】 ・往路を戻ります 【明神〜嘉門次小屋】 ・明神館前から明神岳方面に10分ほど進んだ場所です。 ・途中の明神橋からは明神岳の眺めが見事です ・嘉門次小屋の先に穂高神社奥社があり、その奥に明神池があります ・明神池へは入場料300円 【嘉門次小屋〜上高地BT】 ・所要時間:約70分 ・往路とは対岸(右岸)を歩きます。散策路にはなっていますが左岸とは違い、人が歩ける程度の道で、途中何か所か木道があります。 ・行程の最後の頃、岳沢(前穂高岳)からの道と合流します ・全体を通して緑の木々と沢の流れの美しいコースです ・やがて河童橋の到着すると上高地の中心地となります ・河童橋の少し手前からは西穂高岳〜ジャンダルム〜吊尾根〜奥穂高岳〜明神岳の素晴らしい眺めが堪能出来ます |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(上下) 1
エマージェンシーキット 1 エマージェンシーブランケット・薬類、ナイフ、テーピング、ライター、ホイッスル他
カメラ(M4/3機) 1
手袋 1 ウィンドシェルタイプ
ゲイター 1
帽子(キャップ) 1
スマートフォン 1 内蔵予備バッテリー及び外部バッテリー各1
ヘッドライト 1
速乾性タオル 1
水 1 1Lボトル
多機能ウォッチ 1
ダウンジャケット 1
ストック 1
サングラス 1
着替え 1 長袖Tシャツ、替えソックス、下着、長ズボン
サンダル 1 100円ショップ
熊よけ鈴 1
フリースジャケット 1
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共同装備 |
GPS 1 eTrex30J、予備電池1set
ガスストーブ 1 プリムスP-153
コッヘル 1
250ガス 1 プリムスパワーガス
テント本体 1 NEMO TANI2P(フライ有)
フットプリント 1 グランドシート
行動食 1 菓子・ナッツ類
食事(朝晩) 1 アルファー米他2食分
食事(昼) 1 カップ麺2食分
LEDランタン 1 ブラックダイアモンド オービット
スポンジ 1 結露他水分ふき取り用
シュラフ 2 モンベルスパイラルダウンハガー#3、ISUKAエア450X
シュラフカバー 1 ISUKA製ゴア製
マット 2 ニーモ ソアR・S
水 1 1L
地図 1 山と高原地図コピー、1/25000地形図
コンパス 1
サプリメント 1 電解質タブレット、ブドウ糖タブレット
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感想
6月下旬にテント泊装備を購入してから数週間
初テント泊はどこにしようか毎晩、家内と話し合っていましたが、今回は10kgを超えるテント泊装備を背負っての初のハイキングとなる為、山には登らず距離が歩けるかの検証も含めて奥上高地の横尾を目的地としました
平坦路歩きのコースタイム3時間ほどのコースでしたが、初めての上高地ということであちこちで写真を撮ったり、重い装備ということもあってコースタイムの2割増し程度の所要時間
元々、時間に余裕をもってのハイキングでしたので、ほぼ予定通り歩き切ることが出来ました
食糧計画も行動食と2日目のカップ麺だけが残っただけで、ほぼ予定通り食べきりましたし、横尾からの槍見台への「プチ山登り」や横尾岩小屋跡までの散歩!?も出来ました
予報では夕立や多少の雨もあるとのことでしやが、結果的には2日間とも好天に恵まれ、テントの設営や撤収も練習通りにスムースにすることが出来ました
総行程往復21kmほどを歩きましたが、2人とも足首から下のだるさを感じる程度で筋肉痛もなく、これから平坦路であればある程度は歩ける自信もつきました
初テント泊としては上出来だった印象です
以下は次回に向けての反省点です
【テント関連】
・「住」「寝」に関しての装備にはほぼ過不足がなかったが、濡れたウェアを乾かすための「物干し」用の細引きは4mでは不足であった。軽いものなので倍位あれば、木を利用出来なくともストックとベグダウン2か所で設営出来ると感じました。
・2日間共に晴天に恵まれ、しかも夕立などもなかったが、雨を想定した設営&撤収方法もシュミレーションしておく必要があると感じた
・早めにテン場に到着したのはよいが、夕食までの時間を持て余した。余暇時間を過ごす方法(たとえば文庫本を読む等)も考えておいたほうが良いかも知れない
・今回のような小石が混じる砂地であればグランドシートと自己膨張式のマットで超快適♪全く問題なく7時間以上の睡眠をとることが出来ました
【ウェアリング】
・より軽量化するなら着替えはウールを着れば1泊なら着替えることなく2日間過ごせるかも知れない。ウールには防臭効果があるので、事実、ソックスは2人共履き替えることなく過ごせた。
・サポートタイツは2枚必須。汗かきだということもあるが、2日目で履き替えても帰宅まで履き続けていたせいか、腰回りが軽い汗疹になった。駐車場に戻った時点で普段着に着かえれば大丈夫かも知れない。
・上半身は半袖ドライレイヤー+速乾長袖Tシャツ+速乾半袖ジップアップだったが、半袖は着なくてもよい(暑い!)
・下半身はサポートタイツ+速乾半ズボンで問題なし
・ドライソックスは2日目に温存していたが、装備が重いためか、厚手のウールソックスでも靴ずれになりかけたため、替えはなくとも始めから着用すべき(今回は1日目の明神でドライソックスを履きました)
・帽子には顎ヒモか帽子クリップを使う必要がある。合わせてサングラスにも紐をつけるべき
【食事】
・マジックライスは軽量コンパクトで良いが、2食食べただけで飽きてしまった。今回のようなコースであれば、冷凍ハンバーグや日持ちする食材、生野菜やフルーツなども持参しても良かったかも知れない
・今回のコースであれば水は1時間ごとに補充出来るので、間違いなく水の補充の出来るコースであれば、もう少し水を持つ量を減らせたかも知れない(今回、2人で常時3Lほどの水を持っていた)
【その他】
・基本的に筋力&体力不足である。今回のテント泊装備は決して重いわけではなく、恐らく他のテント泊登山者から比べると軽い方であると思われる。しかも往復20kmのコースとは言え、全行程高低差のない平坦な道であるにも関わらず2人共にそこそこダメージを受けていた。これでは稜線上のテント場まで登るのはかなり厳しい。
行動計画を立てる上で、コースタイムの3割増し程度の時間を見るか、根本的に稜線上ではテント泊はせず、麓や中腹にベースキャンプとしてテントを設営し、山頂をピストンする等の計画が無難ではないかと感じた。
・・・とは言え、良い天候に味方してもらい、ほぼ予定通りの行動が出来た大満足なテント泊ハイキングでした♪
次回は尾瀬が原縦断か、北八つでのベースキャンプ山行を計画したいと思います。
まずは基礎体力と筋力UPの為の日帰り山行が先ですけどね(汗)
air_4224(SL)さん, その他メンバー1人様、初のテント泊お疲れ様でした。
ワタクシ、テント泊は憧れの彼方なので、どの写真を見てもコメント・感想読んでも「いーですね〜。拍手!」を連発したくなるようなレコでした。
ちょっと暑そうですが天候にも恵まれ、初めてとしては最高のテント泊だったのではないでしょうか。
まだ夏シーズン始まったばかりですので、計画中のテント泊(あと2つでしたっけ?)がまた楽しみです。(air_4224さんのことですので、今回の経験を踏まえてまた、準備、計画練られるのではと思いますが。)
もう一度、よかったですね〜。お疲れ様でした。
tatsucaさん
いつもコメント有難うございます
初のテント泊・・・とは言っても平らな場所をテン泊装備を背負ってあるいて、テントで泊まって帰ってきただけなんですけどね(汗)
昨年の秋の尾瀬での山泊では風呂に入れたのですが、今回は当然、風呂なし!
かなり不快かと思ったら良い天候だったことと、予想以上に気温が低かったことで全く不快感は感じませんでした。ただ髭が濃い方なので、見た目はかなり野暮ったい感じになっていたと思いますけど(笑)
熟考して購入した装備のひとつ一つが、どれもドンピシャ!な感じで、至って快適な居住空間になりましたし、レコにも書いた通り、長時間熟睡出来ました
計画中の2つのテン泊山行は、まだまだ計画段階でどうなるかわかりませんが、次回はもう少し「山らしい」山行になればと思っています
テント泊は何と言っても天候次第って感じた2日間でした
10mといえばかなり近いですよね
しかも気づいていなかったって事は、、、、
恐ろしい
ってまだ熊との遭遇した経験がないPONSUKEは羨ましくも、、、
テント泊良かったですね!
今後はテント泊のレコが増えそうで
山々を前景とした日の出や夕焼けの写真なんかもバシバシ撮っちゃって下さい!
上高地いいなぁ、憧れです
ponsukeさん
いつもコメント有難うございます。
奥上高地とは言え、涸沢へのルート途中ですし、かなりの登山者が通過するコースなので、まさか熊に遭遇するとは思ってもいませんでした
今回は熊よけ鈴も携行していませんでしたし、まだ涸沢への登山者の少ない時間だったのでコースに近い場所にいたのかも知れませんね
今考えるとよくレンズを向ける余裕があったなと思います
ひとつ間違えれば熊に攻撃されていたかも知れませんもんね(汗)
初テント泊・・・天候に恵まれたお蔭で何事もなく順調に終えることが出来ました♪
まだまだ重い装備を背負っての登りは、標高差の少ないところなら行けると思いますが、2500m超の稜線上まで行けるかどうか微妙ですね
いつかは稜線上に張ったテントから夕陽や朝日を眺められるといいなぁって思っています
air_4224さん、お早うございます。
初テント泊、お二人とも楽しまれたようで何よりです。
熊との遭遇はびっくりですが、こちらもご無事で何より。
次は稜線上でテントを張って、テン場前からご来光を拝む! ですね。
良い天気をお祈り致します。
fireboltさん
いつもコメント有難うございます。
初テント泊・・・何事もなく無事行って参りました
熊の「オプション」だけは余分だった気がしますけどね(汗)
稜線上でのテント泊・・・当面の目標ですね
夏山シーズンは短いので、この夏に行けるかどうか・・・
次回のテン泊も良い天候になればよいのですけどね
テント、購入されたんですね!!
いいなあ~♪(///ω///)
上高地も綺麗ですね~。
友人を、北穂高に誘ったら、全力で断られたので、じゃあ来年、上高地にキャンプしに行こう!って事になりました(*^_^*)
このレコを目一杯、参考にさせていただく事になりそうです\(^o^)/
soyano999さん
いつもコメント有難うございます。
夏のボーナスをテント泊装備で使い果たした感じですね(汗)
テントにマット、シュラフに大型バックパック
小物を入れるとどれだけ使ったことか・・・
そんなことで少しでも「元を取ろう!」ってことで、連休があればテント泊に出掛けています
来月は尾瀬で今シーズン最後のテン泊を予定しているんですよ♪
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