中倉山
- GPS
- 05:14
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 801m
- 下り
- 808m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:14
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 国民宿舎かじか荘の日帰り入浴を利用(800円)。 |
写真
感想
女心みたいによく変わる秋の天気予報でした。ぼくの優柔不断な性格も相まって、天気予報と紅葉情報を見ながら、ギリギリに決めた行き先が中倉山でした。前々から「孤高のブナ」が気になっていたので、この機会に行ってみました。
前日の夜から出発。気の置けない3人組で行くので、道中、話が尽きません。銅親水公園の駐車場まで行きましたが、お手洗の開放が9:30〜16:30だったので、少し戻って大畑沢駐車場で車中泊しました。あたりには鹿がたくさんいて、夜中も時おり声が聞こえ、秋らしかったです。来る途中から降り始めた雨が朝までにやむことを願いつつ、ホットワインと日本酒で気持ちよくなって寝ました。
しかし、起きても雨。天気予報は完全にはずれました。登れない天気ではないので、レインウェアとザックカバーを装着し、登山開始。50分ほど工事車両の通る林道を歩き、登山口に至ります。そこからは稜線まで急坂。1時間くらいのいい運動です。
なだらかなピークに着いたところで、早めの食事。これから展望が開けるのに曇っているから、時間稼ぎも兼ねて。再び行動を開始して、「孤高のブナ」へまず向かいます。途中、展望のよさそうな場所もありましたが、ガスガス。手前の色づきは非常によく、赤や黄色のパッチワークみたいでした。晴れれば、近景から遠景まで、山肌一面の紅葉が見られるのだと思われます。
稜線の南側の巻き道を歩きます。ずっとブナ林が続いていましたが、稜線と合流する、ややコルになっているところだけ笹原になっていて、「孤高のブナ」が1本たたずんでいました。本当に1本だけ、煙害に耐え抜いて、生き続けてきたんだなぁと感慨深くなります。青空に映える紅葉の「孤高のブナ」は見られませんでしたが、ガスの中の幻想的な姿もいいものです。
北側の斜面や谷を挟んだ反対側の斜面は完全にハゲ山で、若くて細い、植林されたばかりの木々しかありません。足尾銅山の煙害をもろに受けたのがわかります。南側の豊かな森林とは対照的でした。煙害の凄まじさも感じますし、ひとたび自然が壊されると、復元が難しいのも実感します。足尾一帯では植林が盛んに行われているようですが、さびしさやむなしさを感じざるを得ません。
山頂でも眺望はなく、あとはひたすら下山しました。ふもとの足尾銅山の遺構を見て、去年も入った国民宿舎かじか荘の日帰り入浴(800円)を利用しました。温度もちょうどよく、何より、入ったとたんにすべすべになるアルカリ性のお湯がいいです。紅葉を見ながらの露天風呂も最高でした。
晴れてる時の中倉山にまた来たいし、皇海山のリベンジもしたいし、今回車窓から見えた備前楯山も紅葉がよかったので登ってみたいし、足尾銅山の遺構ももっとじっくり見てみたいものです。
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