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Yamareco

記録ID: 484610
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

黒戸尾根

2014年07月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:34
距離
7.7km
登り
1,728m
下り
155m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

2014年7月20日〜23日、
南アルプスの甲斐駒ケ岳から鳳凰三山を抜け夜叉神峠までを3泊4日で歩いてきました。


装備類の紹介





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重量
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食料 2.6kg
飲料水 1.5kg
燃料 0.35kg
ザック・ツェルト・寝袋・他   5.5kg

総重量 10.0kg(靴・着用衣服除く)


※朝晩寒そうだったのでここにダウンジャケットを追加しています。



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食料
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昼食は調理時間と食べる時間の節約で
歩きながらでも食べられるもので済ませます。

■昼食兼、行動食
カロリーメイト
クリーム玄米ブラン
サラダせんべい
オールレーズングラノーラ・ヨーグルト味
カントリーマーム
ようかん
クリフバー
乾燥野菜
乾燥小魚
西友 みなさまのお墨付き ジャイアントコーン
焼きししゃも(ファミマ)
ビーフジャーキー(ファミマ)
おつまみチータラ
乾燥マンゴー
お茶パック・紅茶パック
サラミ
塩タブレット
あめ(梨汁ぶしゃー味)

■晩御飯
尾西の白飯
ビーフカレー
バターチキンカレー
パスタ(はやゆで)、バジルソース

■朝食
リフィル麺(シーフード、カレー、どんベえ)



2014年7月20日〜23日、
南アルプスの甲斐駒ケ岳から鳳凰三山を抜け夜叉神峠までを3泊4日で歩いてきました。

準備編はこちら





1日目(前日移動含む)

土曜日の夜に、毎日あるぺん号の白州甲斐駒(早朝着)に乗るために
毎日新聞の本社、竹橋にいきました。

地下鉄の改札を出て1分程度でバスの受付フロントにつくので楽です。
人はそこそこいました。50名以上かな。

バスは中型でほぼ満席でした。

隣の方がなかなかの大きな体格で寝相が悪かったので
わたしの領域に少し侵入してきたので・・・まぁよいです。

10時頃に東京を出発して翌日の朝3時頃に到着しました。
自宅から持ってきたおにぎりとパウンドケーキを食べながら
空が白み始めるのを待ちました。

なんとなく白み始めたかな、というころに歩き始める。

尾白川渓谷駐車場を03:30出発。

しばらくすると、太陽が。

黒戸尾根をひたすら登って、ちょうど10時には七丈小屋ついてしまった。



とりあえず、受付を済ませて「南アルプスの天然水」をのんで・・・

テント場は、小屋からあるいて2〜3分ほど歩いた先にあるとのこと
つまり、トイレ・水場はテント場から往復5分くらいかかる。
かなり面倒なテント場。

テント場につくとさすがにまだ3張り程度。

(後に気づいたのだが、テントを張れる場所は自分が張った場所以外にも
少し登ったところにあった)

のんびりとツエルトを張り終えると、何組かテント組が到着し始める

雲の切れ間から遠くに見える、アサヨ峰?を見たり
他の方が張るツェルト・テントをぼけーっと見たりしていました。

しばらくすると雨が降ってきて、、、明け方になるまで振ったり止んだりでしたね。


2日目。

夜に降っていた雨は、朝には止んだようです。
2時過ぎに起床、4時半出発。

甲斐駒ケ岳の手間。山に剣が刺さってました。



6:45 甲斐駒ケ岳の山頂に着く。

残念ながら、雲で視界は開けず。

甲斐駒ケ岳から標高を400m降りて、
仙水峠経て、アサヨ峰まで400mあがる・・・。


アサヨ峰の手前で、ライチョウに出会いました。
しかも、すごい至近距離で。2mくらいまで近づいても逃げなかった。

仙水峠以降、ほとんど人とすれ違うこともなく
後ろから越されることもなく・・・

早川尾根は人気がないみたいです。

早川尾根小屋の手前の樹林帯の手前が、登山道なんだけど、
ハイマツが左右から生えていて軽い藪漕ぎ状態。

苦労しました。
足元が見えずに捻挫しかけた。

すねに枝が刺さる。

しかも、小屋まで1時間はかかるというタイミングで、
飲料水が切れる。

この日の行動時間は9時間超え

なんとか、早川尾根小屋に到着。
小屋の屋根が見えたときは、「助かった感」が胸いっぱいでした。


小屋に着いたら、サービスで冷たいお茶をいただきました。
最高の一杯!

ワンコがいました。

テントの受付を済ませると、グレープフルーツをサービスで頂きました。
山で果物なんて、うまいこと。

小屋の宿泊客は1人。
テントを張る人も、わたしが1人目。

ツエルトを張り終えてしばらくすると、「こんにちはー」と元気な声が。
もうもう1人のテント泊の方が現れました。

彼もソロの縦走のようで、広河原から登ってきたそうです。
晩御飯を一緒に食べながら、会話を楽しみました。

明日、通過しようと思っていた登山道が崩落したとの情報を
山小屋の主人から聞きました。

「広河原峠〜赤薙沢の頭 崩落 」

山小屋泊まりの人はその崩落現場を危険を知らずに通過してきたとのこと。

予定していたルートだと1時間20分でいけるところを、
回り道で行くと5〜6時間かかる。

小屋の主人も、崩落現場を数十メートル迂回すれば通過することはできるが、
いつまた岩盤ごと崩れてもおかしくはない、と強い口調で警告してくれました。
危険を承知で、行くなら気をつけろと・・・。

非常に迷いましたが、命には代えられないということで
回り道する決心をしました。


3日目。

前日に出会った、ソロハイカーと別れを告げ、
空が白み始めた4時過ぎに出発です。

広河原峠から、赤薙沢の頭 間で崩落ということで、
広河原峠入口まで下り、白鳳峠までまた登り返す。



900mを下って、900mを登る。
やるせない、下りと登りですがそれもまた登山。

白鳳峠の手前ゴーロから、残雪の北岳がきれいに見えました。

ゴーロまでは樹林帯でしたので日差しが遮られていたのですが
そこからは、強い日差しが体力を奪います。
とくに高嶺までの登りはきつかった!

高嶺からは、ほとんど横移動。

アカヌケ沢の頭 でスマートフォンがポケットからなくなっていることに気づく。
かなりあせりました。

高嶺までは、スマートフォンで位置を確認していたのは覚えていたので、
5分戻って見つからなかったら諦めようと決めて、
ザックをデポして、来た道を戻りました。

なんと、3分戻ったところで見つかりました。
きれいに腰の位置伸びた枝に「ぷらーん」とぶら下がっていました。
よかった、よかった。

トラブルに見舞われながらも、なんとか地蔵岳に到着。

地蔵岳にお地蔵さんがいるとは思いませんでした。

オベリスクはココまでしか登れませんでした。
ちょうどだれもいなくて、どこから登っていいかもわからず・・・

地蔵岳からは、あとは鳳凰小屋まで下るだけです。

富士山の砂走りみたいで、下るのが面白かったです。


鳳凰小屋到着。

鳳凰小屋は、水場も隣だし、トイレもきれい。テント場もフラット。
展望はないけど、不満点ゼロのよいテント場でした。

無印のビールカレー。このうまさで150円。コスパが高い。


4日目。


鳳凰小屋。2時前に起床したが、
まわりのテントの方々が全然物音がしないので、動きづらい・・・。
なにせ2時ですから。


結局、周りが動き始めたのは、3時半くらいかな。
かまわず、ツエルトやらグランドシートをガサガサとしまって4時過ぎに出発。

4日目にして、薄い雲は残るが快晴。
観音岳の近く。朝日



観音岳、薬師岳と鳳凰三山を堪能できる最高の天気でした。

写真撮り放題。

観音岳から、オベリスクを眺める

富士山。今日もたくさんの人がご来光を見ていることでしょう。

パノラマ撮影に挑戦しました。北岳から高嶺、甲斐駒ケ岳かな?

折り重なる山々が美しい

薬師岳山頂。背後は北岳と間ノ岳(あいのだけ)? かな?
発見というほどでもないが
ちょっとストックを手から放したいときにできるワザを発見。

ザックのショルダーの下のところにトレッキングポールを挟むという方法。
武士スタイルと命名。

西友で買ったジャイアントコーン。(グリコではないです)
微妙な塩味と、噛み応えが行動食にはよいと思いました。

南御室小屋。水場なしとありますが、
小屋の隣に水場ってあったような・・・

薬師小屋の看板がおしゃれです。

夜叉神峠 駐車場でアイスを食べました。うまいこと、うまいこと。


夜叉神峠からは、甲府駅までバスで 1時間。

甲府駅で、銭湯に入ろうとおもって
スマホで検索した「喜久の湯温泉」 に汗がダクダク出しながら15分あるいたのに
なんと水曜日は定休日!

近くの八百屋さんで、近くに銭湯あるよと聞いたのが「高砂湯」。
ついたのが1時過ぎで、営業時間は2時からとのこと。

だけど、番台のおばあちゃんが、「今から掃除するから、1時半に空けるよ」と・・・。
ありがたや〜。

4日間の汗を洗い流しました。(すぐまた汗をかくんですが・・・)

そのあと15分かけて甲府駅までのぼって、らーめん屋の青葉でラーメンとビールを頂く。


すっかり回復し、3時15分発の新宿行きの高速バスへで東京へ帰宅。


今回の山行の反省点としては、登山道が崩落しているという情報を事前に調べ切れなかったところです。

あとは、バスの運行状況の下調べ。(平日は運行していないなど)


ともあれ、大きな怪我はなく(すねに3箇所ダメージはありましたが)
無事に帰宅できたことに感謝。
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
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