赤牛岳・クトー探しの旅
- GPS
- 29:57
- 距離
- 61.9km
- 登り
- 4,768m
- 下り
- 4,804m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 10:12
- 山行
- 11:42
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 13:15
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:03
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
最近は「コレをやりたい」という強い欲求が無い。それでも山に行こうとすると、必然的に誰かの計画に便乗することになる。今回はひょんなことから、てらこ&かなこの女子会に潜入することに。主目的はてらこがGWに赤牛岳で失くしたクトーを探すこと、個人的には人の少ないこの時期に黒部源流域に入ることと体力作りだ。
10.29土曜
新穂高から予定通り7時入山。流行りのシャンプーとソルト、そして登山の計画が話題の女子トークを聞きながら、頭の中で流れていたのは、ZORNの「家庭の事情」。絶対的貧困はさておき、他人との比較は幸せの本質ではない。幸福は人それぞれだし、家庭の境遇や日々の出来事をどう取るかはその人次第だ、などと考えながら歩く。鏡平からは槍ヶ岳がよく見えたが、やがてガスに覆われた。
快調に進み、この日は三俣山荘のテン場まで。鷲羽、水晶、黒部五郎方面はよく晴れ、テン場から空身で往復した鷲羽岳山頂からは、遠くに白馬岳も見えた。鷲羽岳で風に吹かれ、体温が低下したてらこがダウン。夕飯はカレーメシ。かなこ土産の大分炭火焼地鶏が美味しい。弱ったてらこをかなこが介抱し、20時前に就寝。1時半には目が覚めてスマホでこれを打つ。自分の山行にこだわりを持つ二人はつくづく山屋だと思った。
10.30日曜
深夜にふと目を覚ますと、てらこは回復していて「行けそうだ」と言う。3時予定が2:30に起きてしまい、周りを巻き込み3:30出発。水晶手前の稜線で朝日を迎える。若い2人の話を聞きつつ歩みを進め、目的の赤牛へ。てらこは気づかずにクトー捜索ポイントをスルー。先に赤牛の山頂を踏む。気づいたらザックのメッシュポケットからプラティパスが消えていて、以降かなこの小型ナルゲンボトルを借りることに…
クトーは無事見つかった。飛び跳ねて全身で喜びを表現するてらこが微笑ましい。そこから少し歩いて、未知の温泉沢左俣?を下降した。約2km先に破線の登山道があるが、かなり遠回りになるからだ。てらこから安全面の懸念が示されたが、2対1で行くことに。ここの意思決定はもう少し慎重にすべきだった。一箇所滝が出ててらこから怒気が漏れたが、両岸をそれぞれ高巻いて登山道に合流。高天原温泉で足湯して重い脚を引きずり、BCへ。この日は楽しく会話して、20時過ぎに就寝。
10.31月曜
1:30に起きて眠れず、カメラの写真を整理する。3時にトイレに立つと満天の星空。4時起床予定だがどうせ眠れないので、テントからマットとシュラフを引きずり出して寝転び、星空を眺める。流れ星を10数えてうとうとし始めた頃、テント内でアラームが鳴った。当初、西鎌から槍ヶ岳に登るオプションもあったが、全会一致で最短距離の下山を選択。テントを撤収して三俣蓮華へ登り、双六まで秋晴れのアルプス大展望を楽しむも最後にはちょっと飽きた。
夏に1人で歩いた時は長く感じた小池新道も、話しながらだと早かった。石畳は職人芸。わさび平小屋は雪囲いの作業中だった。新穂高に着いたら、荷物をデポしててらこが駐車場まで走り、車を回してくれた。知り合いの宿に寄ってお湯に浸からせて頂き、世間話。平湯で食事を済ませ、つるやに寄り、かなことは塩尻駅で別れた。充実の山行で、混ぜてくれたお2人に感謝。さて、そろそろ雪...
てらことガールズ登山をしようとしていたら、Tomahawkさんも参加してくださることになり、異色(?)のメンバーとなった今回。
てらこが春に落としたクトーを探しに行く&冬に向けての体力づくり 旅!
3日間とも天気に恵まれ、人も少なく、静かな北アルプスを存分に満喫でき、クトーも見つかり大満足でした!今年はテント場の予約制の煩雑さなどからアルプスにあまり足が向きませんでしたが、こんなに静かに楽しめるなら、いいなぁ。
終始、私のペースに合わしていただいたお2人には感謝です。冬に向けて体力つけなければ。楽しい時間をありがとうございました!
(感想書いていたら、2日目のお昼前の時点までで1500文字を優に超えてしまったので、この続きは自分のブログに書くことにしました。笑
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