錫杖岳(クリヤ谷-錫杖沢・本峰まで)
- GPS
- 05:59
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
中尾高原口バス停横の駐車場までマイカー。 この日は連休じゃなかったせいか3台のみ。ガラガラだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆中尾高原〜錫杖沢出合(クリヤ谷登山道) ・整備されていないらしいが錫杖沢出合までは普通に歩けた。 ・渡渉点も飛び石で問題なし。 ◆錫杖沢出合〜コル ・基本的にプチ沢登り。バリルート初級。 ・水量が少なければ沢靴は不要だが濡れた岩が滑るので沢靴でもいいと思った。 ・滝はないが少し段差が大きいところは巻き道がついている ・クライミングルートと間違えないように注意 ・一般道しか歩かない人にとっては難易度が高いかもしれないが沢登りをしている人なら難しくない。 ・水場多数。 ・木に頭をぶつけるのでヘルメットは必須。 ◆コル〜ピッケルピーク ・バリルートとはいえルートは明瞭。 ・少し藪っぽかったり障害物が多い程度。 ・ピークには錫杖、山頂標識、ピッケルがそれぞれ別々の場所にあるのでちゃんと探そう笑 ◆ピッケルピーク〜本峰 ・この区間が一番バリっぽい。 ・踏み跡もほとんどなくて自分で歩きやすいルートを探す感じ。 ・本峰は藪で目印はなにもなかった。(本当はなにかあるのか?) |
写真
感想
11月3日は晴れの特異日。今年も例に漏れず快晴予報。
だが休みは一日だけなので遠くには行けない…未踏のピークで面白そうなところはないかな…と探していると「錫杖岳」が見つかった。
どちらかというとクライミングの山として有名だが錫杖沢を伝っても行けるらしい。なら行くしかない。
前日仕事を終えてから中尾高原口まで向かい車中泊。4時半に起きて5時にヘッデンで出発した。
今日は有名な?南峰のピッケルピークだけではなく最高峰の北峰まで行きたい。一応ルートミスして進退窮まった時のためにロープとハーネス、下降器を担いだ。それと草付や積雪のためのチェーンスパイクも。初めてのバリルートは保守的に挑んだ方がいい。
途中までは笠ヶ岳のクリヤ谷登山道を登っていく。2回ほど下りで使ったことがあるが登るのは初めて。
錫杖沢出合の手前で夜が明けた。ヘッデンを外し忘れたのがちょっと恥ずかしい。いや、人には会っていないのだが山頂写真でバッチリ写り込んでいる。
錫杖沢は水が少ない沢登りで途中で沢を跨ぎながらコルを目指す。クライミングルートに入り込まないように注意する必要があるがGPSを見ながら歩けば難しくないし主要な場所にはピンクテープもたくさんぶらさがっていた。
最後は笹薮の急斜面を登ってコルに到着。雨が降っていると滑りそうなので晴れた日限定かな。
そのまま明瞭な踏み跡を辿ってピッケルピークに到着。貸し切り。雪を纏った笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳などの北アルプスの山々が輝いている。雲一つない青空に加えて風もなくて暑くもなく寒くもない完璧なコンディション。最高のタイミングじゃないか。
ここまで3時間、まだ8時だ。時間はたっぷりあるので予定通り本峰を目指すことに。
途中の尖った岩峰にも登ってピッケルピークを振り返ったりアルプスを眺めたり。高度感がすごい。
さすがにピッケルピークからのルートは藪っぽくなってルーファイも本格的になってきたがこれがバリルートの楽しみのひとつ。
自分なりの歩きやすいルートを探しながら本峰に迫る。
明確な山頂標識は見つからなかったがGPSを見る限りこの辺が山頂か…と思われる場所まで行って自己満足。きっとここがピークだ。
違ってたらもう一度行けばいい笑 新穂なら家からもそれほど遠くないし。
さて下山開始。
ピストンなので登りより楽ちんだが油断すると沢を下りすぎたりするので気を引き締めていこう。
1か所石で滑ってドボンした。下りでよかった笑 トレールグリッパーは登山道歩きには最高だがやっぱり濡れた石には沢靴の方が強いな。
岩壁にクライマーが2名ほど張り付いているのが見えた。すげーな。あんな絶壁は絶対に登りたくない汗
登山道に戻ったら消化試合。でも下部のカエデの紅葉は素晴らしかった。
もう少し時間がかかると思ったが終わってみれば6時間程度のショートトリップとなった。
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