尾瀬;御池口から周回_燧ヶ岳•ナデッ窪•尾瀬ヶ原
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:42
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 8:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御池口から登りましたが、早朝は木道が霜が凍りつき滑りやすいです。少しでも溶けるようにと日の出後、出発しましたが、そもそも北側のルートのため、なかなか溶けてくれませんでした また、俎•柴安瑤箸發忙劃塞婉瓩論磴残っていて、滑りやすいです ナデッ窪は初めて通りましたが、勾配はキツいものの、岩場の足元はしっかりしており、焦らずに降れば大丈夫かと思います |
写真
装備
個人装備 |
ザック(モンベル;バーサライトパック20)
靴(スカルパ)
キャップ
長袖シャツ(冬用)
長パンツ
コンプレッションタイツ
靴下
雨具
グローブ
ストック
タオル×2
飲料(麦茶500mm/アクエリアス900mm)
行動食(薄皮パン/トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(カップラ(リフィル))
チタンカップ(600mm)
バ-ナー
OD缶
スタンドコジー
箸・スプーン
着替え(靴下/メリノウール長袖/カーディガン/ネックウォーマー/ダウンジャケット)
AppleWatch
iPhone
GoPro_HERO9
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
サングラス
マスク
|
---|
感想
山の季節は移り変わりも早く,ところどころ積雪も見られるようになって,すっかり晩秋の雰囲気。新婚旅行も含めて,何度か足を運んでいる尾瀬ですが,訪れるのは大体が花の季節で,以前からこの季節に歩いてみたいなぁという思いがありました。
今回,東北の山々は天候がイマイチなものの,尾瀬は,ちょうど天気が良さそうと言うことで向かうことにしました。
尾瀬は東北とは言え,福島の端の端,群馬や新潟との境と言うことで,とにかく遠い。車で4時間以上かけて運転した上に,歩くのはしんどいなというので,前車中泊することに。
前日,午前中仕事を終え,支度を整えて,2時に出発。平日につき,高速道路代の割引も効かないので,なるべく一般道をたどって,途中,会津若松に寄って,お酒と馬刺しを調達。車中泊に向けて完璧な食糧物資を揃え,桧枝岐の日帰り温泉に午後7時に到着。
都合5時間かかりました。さすがに疲れたなぁとゆっくり湯船に浸かり,ぽかぽかの体のまま,御池登山口に到着。
御池は,先月末で沼山峠への運行バスの営業を終えており,駐車場は無料開放中!(と言っても,冬季閉鎖される7日までですが)。
早速,晩酌開始。会津の酒,うまい。馬刺しは当然うまい。これは,際限ないぞ。そのまま就寝。
翌朝,普通に寝坊。夜はかなり冷えたのか,フロントガラスが凍っています。ぼーとしながら,朝食を食べているとみるみる冷えてきます。さっさと出発したほうがいいなと,寒さで気合をかけられたものの,寝坊も効いて,出発したのが朝6時過ぎ。
車中泊のメリットが全然生かされてない。まぁいいやと,ぼんやり出発した直後,木道で足を滑らせ,きれいに転倒。まったく,ダメダメな登山開始です。
なかなか身体が登山モードに切り替わらない中,1時間ほど歩くと,見事な湿原が出現。さらに熊沢田代まで歩くと,どんっと目の前に燧ヶ岳の雄姿が聳えています。さらに,右手には平ヶ岳と越後三山が。こりゃあ,いいや。ようやく身体も目覚めた感じで,しばし眺めを堪能。
ここから,雪交じりのガレ場の急登を経て,午前8時半に俎グラ到着。山頂からは,富士山が見えます。噂には聞いていたけど,本当に見えるんだ。やっぱりここは関東の山だなぁと感じながら,柴安グラへ。こちらも見事な眺め。
何より,尾瀬ヶ原が箱庭のように広がっています。その向こうには,至仏山,さらにその奥に妙高山,そしてさらにその奥になんと!白く映る北アルプス。寒さで空気が澄んでいるのか,本当にいろいろよく見える。
30分ほど堪能して,尾瀬ヶ原に降りてみることにします。まずは,尾瀬沼へ。
ナデッ窪と言われる急登を50分ほどかけて下山。以前は,破線扱いにもなっていたようで,酷なルートを覚悟していましたが,足の置き場もしっかりしていて,それほど苦には感じませんでした。おまけに,寒さで岩場が凍っていないか心配していましたが,南向きの斜面のため,すっかり溶け落ちており,雪もなく,良いコンデションの中,降りることができました。
誰もいない尾瀬沼は本当に静かで,日も暖かく,ずっとここままいてもいいなという感じにもなりましたが,そうも言ってられないので,尾瀬ヶ原へ。
ここからは,木道など道がよく整備されているので,首尾よく進み,お昼前に山小屋が集まる見晴に到着。あ,途中何度か獣が逃げていく音が聞こえました。ようやく人がいなくなったと思ったら,また来やがったと思ったでしょうね。失礼しました。
山小屋は完全に締まっており,ここも人の気配がありません。静かな尾瀬を満喫できるのは,山小屋閉鎖から道路閉鎖までの限られた期間だけだなとつくづく思いながら,昼食。水場は生きているので,おいしい水をいただくことができました。
昼食後,尾瀬ヶ原からの眺めを堪能しに,湿原の中へ。やっぱりここの眺めは別格だ。至仏山や燧ヶ岳はもとより,三百名山の景鶴山もきれいに見ることができました。
名残惜しいですが,御池に戻ることにします。思い起こしてみると,裏燧林道を戻りで使うのは初めてでしたが,2時間ほどであっさり下山。最後に通った上田代などの湿原は,やっぱりきれいでした。
朝はダメダメでしたが,戻ってみれば3時前。燧ヶ岳はすっかりガスに覆われていて,タイミングよく戻ってくることができました。
晩秋の尾瀬,空気も澄んで,見晴らし良く,すごく印象深い山行となりました。山小屋閉鎖から道路閉鎖までの限られた期間ですが,おすすめです。また,登りに行きます。
いいねした人