乗鞍岳 ■乗鞍登山道を鈴蘭まで下る
- GPS
- 22:48
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 369m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
天候 | 27日:雨・霧 のち 晴れ 28日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(畳平〜剣ヶ峰)問題なし。 (肩の小屋〜(乗鞍登山道)〜鈴蘭)エコーラインをショートカットして登山道が付けられている。難易度はないが、慣れていないと道迷いの危険あり。 |
写真
感想
新穂高〜焼岳〜平湯〜乗鞍岳〜JR中央線藪原駅を6日間で歩く計画だったが、前日に焼岳〜平湯間を歩けなかったので計画を中断してバスで乗鞍へ向かうことにする。
(新穂高〜焼岳の記録 --> http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-487016.html )
【1日目】
この日の午前中は悪天でバスに乗っている間に土砂降りに遭う。到着した畳平は雨こそ降っていないがガスで視界がなく、結構風もある。暫くバスターミナルで待機し、風邪が弱まってきた頃に宿泊地の肩の小屋へ向かう。
40分ほどで小屋に着いて宿泊手続きをしている間にガスがどんどん引いてきた。部屋で1時間ほど仮眠してから空身で剣ヶ峰へ向かう。標高差は200mほどなので40分くらいで頂上に着くともう誰もいない。そのまま小屋へ引き返す。
この日の泊り客は20名ほどだろうか。一部屋を一人で使えて快適。登る前の予報通り夜空は一片の雲もなく、カチカチと音がするくらいにシャープな天の川が頭上を南から北へ渡っている。9時の消灯を過ぎるまで星空を撮影して小屋に入る。
【2日目】
3時半頃に外へ出て小屋の周りで撮影場所を探してみるがパッとしないので再び剣ヶ峰へ向かう。
途中で東の空の金星とオリオンを撮っていると女の人の3人組がライトをつけて頂上へ向かって行った。
少し登っては刻々と変わっていく空や景色を撮影し、また登る。そうしながらも稜線に出る辺りで先行する三人組に追い付いてしまう。仕方なく三人と話しながら登るうちに、山頂前で朝日が昇って来てしまった。
山頂に着いてどんどん色の変わっていく雲海や北アルプスの山々の景色の撮影を楽しむ。槍穂が意外に遠くに見えるのに驚くが、視界いっぱいに広がる雲海の上に沢山の高峰が頭を出していて勇壮な眺めだ。
登って来る人もだんだん増えてきたので下ることにする。
小屋に戻り、部屋を片付けながら食事を待つ。既に出かけた人も多いのか、朝食に来た人数は昨晩の半分ほど。
殆どの人は畳平へ戻ってバスで下山するようだが、それではあまりにつまらないので徒歩で鈴蘭へ下山することにする。
小屋の裏から位ヶ原へ下る登山道へ入り、雪渓を抜けて肩の小屋口のバス停に出る。ここで車道から次の登山道へ入る口を探すと、音をたてて流れる沢へ下りるように標識が立っている。が、どう見ても道らしきものはない。
目を凝らすと流れの中にある岩の上に赤のペンキマークがあって、どうやらここを渡り歩けということらしい。
半信半疑で沢に入り、恐る恐る石や中洲を伝って流れを下る。5分ほど歩くと沢を少し離れて踏み跡が現れて、やがて雪渓に沿って下るようになる。
その後も涸れた沢沿いに荒れた道を下って行くと、途中で位ヶ原から登って来たというご夫婦とすれ違う。互いにこれからの道についての情報交換をして別れる。
何とか小屋から1時間余りで位ヶ原山荘に着き、10分ほど休憩。
ここからはエコーラインをショートカットして林の中を下る道が続くのだが、地図を常に見て注意深く車道から登山道への入り口を見つけないと行き過ぎてしまう。実際、一度入り口を見過ごして200mくらい上り道を戻らねばならず疲れた。
位ヶ原からさらに1時間少々で摩利支天バス停。ここからは登山道は車道とかなり大きく離れ、鈴蘭まで合流できないので天候などによっては判断が必要。だが、どうみても圧倒的に距離が短いので登山道を選択。
ここから下の登山道は比較的道幅も広くて整備され、歩きやすくなる。この辺までは軽装備で下から上がって来る人も多いのかも知れない。
三本滝への分岐を過ぎて暫く歩いたところで、5〜6歳くらいの子供を含む三世代家族とすれ違う。滝を見に行くのだとのことだったが、滝まではまだ1時間以上も歩くと思われるので子どもと老人の足で大丈夫かなあ、とちょっと心配。
スキー場を経て摩利支天バス停から1時間半ほどでエコーラインと再合流する。もう結構疲れたのでガードレールに腰掛けて長めの休憩。
この後は車道をさらに2劼曚品發い椴詬のバスセンターに到着。
2日間、天気に恵まれ、変化に富んだ道を歩くことができて楽しかった。
本来の計画は平湯から平湯尾根を畳平まで登ることだったので、できるだけ早いうちに安房峠越えからの平湯尾根登板を実現させたい。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
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