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Yamareco

記録ID: 4882402
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ハイキング
東海

猫峠(旧峠跡から920無名峰)

2022年11月05日(土) [日帰り]
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天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅(岐阜市内)から越波経由猫峠まで70キロ1時間半。温見峠へはこのルートがずっと楽。多少距離は長いが、「落ちたら死ぬ」のガードレールの無い断崖絶壁のR157を通るより数倍気は楽だらう。上大須から大河原まで往復利用したが対向車ゼロ。たとえあったとしても、普通車ならほぼ全行程余裕ですれ違えてしまう。
コース状況/
危険箇所等
県道猫峠から旧峠への道は一応侵入禁止となっているが、道迷い危険個所等一切なし。
折越峠の地蔵さん。冬に向けて毛糸の帽子があったかそうだ。上大須から最初の峠で大白木山の登山口。
2022年11月05日 11:25撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/5 11:25
折越峠の地蔵さん。冬に向けて毛糸の帽子があったかそうだ。上大須から最初の峠で大白木山の登山口。
旧猫峠への道。舗装はされていないが、全山紅葉、気持ちの良い道が延々と続いている。
2022年11月05日 11:41撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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旧猫峠への道。舗装はされていないが、全山紅葉、気持ちの良い道が延々と続いている。
真っ青な空と紅葉。
2022年11月05日 11:43撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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真っ青な空と紅葉。
2022年11月05日 12:00撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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根尾富士屏風。
2022年11月05日 12:09撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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根尾富士屏風。
2022年11月05日 12:09撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2022年11月05日 12:13撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2022年11月05日 12:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2022年11月05日 12:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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ブナの大木が空に突き抜ける。
2022年11月05日 12:22撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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ブナの大木が空に突き抜ける。
初めて知ったが、森林研究整備機構なる団体があるようだ。
2022年11月05日 12:28撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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初めて知ったが、森林研究整備機構なる団体があるようだ。
2022年11月05日 12:29撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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根尾東谷川と蝿帽子。分水嶺の温見峠までわずか数キロなのにこの水量はすごい。谷が如何に深いかを知らされる。
2022年11月05日 12:35撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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根尾東谷川と蝿帽子。分水嶺の温見峠までわずか数キロなのにこの水量はすごい。谷が如何に深いかを知らされる。
左能郷白山、右越山(おやま)。真ん中が温見峠。
2022年11月05日 12:48撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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左能郷白山、右越山(おやま)。真ん中が温見峠。
2022年11月05日 12:49撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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当たり前のことだが、能郷白山は見る方向によって姿が違う。それでも他の山と区別してみることが出来るのは、頂上付近が森林限界となっているのは奥美濃ではこの山だけだからだ。
2022年11月05日 12:54撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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当たり前のことだが、能郷白山は見る方向によって姿が違う。それでも他の山と区別してみることが出来るのは、頂上付近が森林限界となっているのは奥美濃ではこの山だけだからだ。
これが920峰。三角点なし。
日本の植林治山技術はすごい。木を刈った後は土砂流出を防ぐための柵を必ず設ける。それと、完全に伐採するのではなく、根を張ったブナなどの大木をところどころ残している。新しく植えた苗が成長して次に伐採されるのは100年も後だらう。「ひ孫の代」を思う思想がある限り、この国は安泰だ。
2022年11月05日 12:57撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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これが920峰。三角点なし。
日本の植林治山技術はすごい。木を刈った後は土砂流出を防ぐための柵を必ず設ける。それと、完全に伐採するのではなく、根を張ったブナなどの大木をところどころ残している。新しく植えた苗が成長して次に伐採されるのは100年も後だらう。「ひ孫の代」を思う思想がある限り、この国は安泰だ。
ハーモニカは「越後獅子の唄」「ゲド戦記<テル―の唄>」他。至福の時間。コーヒーも美味い。

”山に酔うて 黄葉に染まるも輪廻かな” まーすけ
2022年11月05日 13:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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ハーモニカは「越後獅子の唄」「ゲド戦記<テル―の唄>」他。至福の時間。コーヒーも美味い。

”山に酔うて 黄葉に染まるも輪廻かな” まーすけ
2022年11月05日 13:27撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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道など無いがどんどん下る。へっつきぼぼが容赦なくくっついてくるが、そんなものを気にしていたらヤブなど漕げない。
2022年11月05日 13:36撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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道など無いがどんどん下る。へっつきぼぼが容赦なくくっついてくるが、そんなものを気にしていたらヤブなど漕げない。
ここが本来の猫峠。左越波右大河原。
2022年11月05日 13:45撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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ここが本来の猫峠。左越波右大河原。
猫峠から大河原に降りて、能郷白山遭難の碑を訪ねた。直近では今年6月にここへ来たのだが、その時はシダに覆い隠されていたのだが、きれいさっぱり刈り払われていた。一週間ぐらい前のものだらうが、可憐な千日紅も供えられていた。合掌。

現在、昭和41年大阪市立大学ワンゲル部遭難の記録を調べているところだが、近いうちにヤマレコ日記にも紹介したいと考えている。今日の訪問はその確認の意味合いもあった。当時新聞にはあれやこれやと記者の憶測で書かれたが、実際はもっと壮絶な戦いがあったやうだ。11月の能郷白山で、一晩で背丈を超す雪がその日降ったそうだ。生々しい救助の様子を、実際に山に入った当時の黒津消防団員の方からもはなしを聞くことが出来た。
2022年11月05日 14:10撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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猫峠から大河原に降りて、能郷白山遭難の碑を訪ねた。直近では今年6月にここへ来たのだが、その時はシダに覆い隠されていたのだが、きれいさっぱり刈り払われていた。一週間ぐらい前のものだらうが、可憐な千日紅も供えられていた。合掌。

現在、昭和41年大阪市立大学ワンゲル部遭難の記録を調べているところだが、近いうちにヤマレコ日記にも紹介したいと考えている。今日の訪問はその確認の意味合いもあった。当時新聞にはあれやこれやと記者の憶測で書かれたが、実際はもっと壮絶な戦いがあったやうだ。11月の能郷白山で、一晩で背丈を超す雪がその日降ったそうだ。生々しい救助の様子を、実際に山に入った当時の黒津消防団員の方からもはなしを聞くことが出来た。
6月にはこんなもの無かったのだが、大阪市立大学の後輩達が夏にここでテントでも張ったのだらうか。。普通はこんなところで焚火などあり得ない。慰霊の為だったとしか考えられない。
2022年11月05日 14:10撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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6月にはこんなもの無かったのだが、大阪市立大学の後輩達が夏にここでテントでも張ったのだらうか。。普通はこんなところで焚火などあり得ない。慰霊の為だったとしか考えられない。
かつての能郷白山登山道。能郷谷からの道とここ大郷谷は二大遥拝道と呼ばれていた。わたしがこの道を歩いたのは20年ぐらい前だが、その時はもうほとんど踏み跡は消えていて、沢伝いに頂上直下の五合目付近に至った。
フランス文学者桑原武夫の「能郷白山と温見」で ”右おおの左ごんげん道” の道標があったのはこの付近。
2022年11月05日 14:11撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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かつての能郷白山登山道。能郷谷からの道とここ大郷谷は二大遥拝道と呼ばれていた。わたしがこの道を歩いたのは20年ぐらい前だが、その時はもうほとんど踏み跡は消えていて、沢伝いに頂上直下の五合目付近に至った。
フランス文学者桑原武夫の「能郷白山と温見」で ”右おおの左ごんげん道” の道標があったのはこの付近。
巨大な朴ノ木が遭難碑の場所の目印。碑分は縦10センチ横20センチの小さな銅板に書かれたものだから、草が茂っていると見つけ難い。
2022年11月05日 14:12撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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巨大な朴ノ木が遭難碑の場所の目印。碑分は縦10センチ横20センチの小さな銅板に書かれたものだから、草が茂っていると見つけ難い。
撮影機器:

感想

 温見峠から能郷白山に登ろうと出かけたのだが、足の方はどうにもなかったのだが、肩が思うように回せない。昨夜風呂上りにシップをペタペタ張って寝たのだが、一週間経つというのにそこら中がまだヒリヒリ痛むような「気」がして、勢いが付かない。
 女房に「行ってくるよ」と言って家を出た手前、すぐ戻るのもカッコウが付かない。ぐずぐず考えながら根尾樽見まで来て、滅多に人の歩かない猫峠の紅葉なら、勘繰り深い女房にも何とか説明が付くんじゃないかと思い、車をUターンして上大須方面に走らせた。

 峠の奥の紅葉は他人に知られるのが惜しいぐらい見事なもので、立ち止まっては見上げ、振り返って谷を見下ろし、筋肉痛はだれの体だったのかと、そんなものはすっかり忘れてどんどん奥へと登って行った。
 やれどこそこの紅葉はとか、絶景紅葉百名山は必見の価値ありだとかテレビは言うが、そんなものわたしの知ったことじゃない。きょう現在の猫峠こそがわたしの絶景なのだ。
 きのうはダメだったかも知れない。あしたはゼンゼンだって在りうる。きょうこの時が大事なのだらう。ひとの感性なんていうものはそんなもので、ある意味いい加減なのかも知れない。でも、ほんとうにいい日に巡り合えたものだ。

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