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Yamareco

記録ID: 4893516
全員に公開
ハイキング
近畿

関西遠征その3 至極の大伽藍・巨城・大舞台の雪彦山

2022年11月07日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:13
距離
6.7km
登り
946m
下り
937m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:10
休憩
0:59
合計
4:09
9:04
61
10:05
10:27
16
10:43
10:49
38
11:27
11:35
39
12:14
12:36
10
12:46
12:47
26
13:13
13:13
0
13:13
ゴール地点
天候 晴れ ちょうどよい気温
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
オリックスレンタカー姫路駅前店でレンタカーを借りる。
山行終了後に返却
【帰り】
姫路→品川→自宅最寄り駅
その他周辺情報 まねきの駅そば
姫路の卵焼き屋
 おはようございます。ホテルの朝食バイキング。まあ、タダですがこんなもんでしょう。
2022年11月07日 06:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 6:33
 おはようございます。ホテルの朝食バイキング。まあ、タダですがこんなもんでしょう。
 ご飯2杯目は漬物と出汁茶漬け。出汁は美味しかった。
2022年11月07日 06:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 6:41
 ご飯2杯目は漬物と出汁茶漬け。出汁は美味しかった。
 姫路の消火栓のふた。いい感じですねえ。
2022年11月07日 07:43撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 7:43
 姫路の消火栓のふた。いい感じですねえ。
 さあ、レンタカーで駐車場3台目。登山口に向かおう。もうこの時点でGPSを入れています。
2022年11月07日 08:59撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 8:59
 さあ、レンタカーで駐車場3台目。登山口に向かおう。もうこの時点でGPSを入れています。
 一般者登山口、そう、私は上級者ではありません。中級者くらいかなぁ。
2022年11月07日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:01
 一般者登山口、そう、私は上級者ではありません。中級者くらいかなぁ。
 ぐんぐんと標高を上げていきます。雪彦山は岩の道が多いです。
2022年11月07日 09:03撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:03
 ぐんぐんと標高を上げていきます。雪彦山は岩の道が多いです。
 不動岩、大きな岩だがこれは登らない、巻いていく。
2022年11月07日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:14
 不動岩、大きな岩だがこれは登らない、巻いていく。
 展望岩、ここから雪彦山(大天井岳)が見えます。
2022年11月07日 09:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:34
 展望岩、ここから雪彦山(大天井岳)が見えます。
 そう、あれを登っていくんです。しかも、山頂はあれよりさらに奥になります。
2022年11月07日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:31
 そう、あれを登っていくんです。しかも、山頂はあれよりさらに奥になります。
 木に書かれた「ガンバレ」どうしても下に「ルーヤ」を付けたくなる。で、どっちのファン?まひる?よしこ?
2022年11月07日 09:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 9:41
 木に書かれた「ガンバレ」どうしても下に「ルーヤ」を付けたくなる。で、どっちのファン?まひる?よしこ?
 ガッツリ登っていきます。
2022年11月07日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 9:52
 ガッツリ登っていきます。
 一旦下る、ここで初鎖か。
2022年11月07日 10:00撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:00
 一旦下る、ここで初鎖か。
 出雲岩、かなり大きい岩だが、これも巻いていく。
2022年11月07日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:04
 出雲岩、かなり大きい岩だが、これも巻いていく。
 巻道だが岩の上を歩く。滑ったら嫌だなあ。
2022年11月07日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:04
 巻道だが岩の上を歩く。滑ったら嫌だなあ。
 硯岩、溝の中のロープを使うか右の大きな鎖を使うか?私は溝の中のロープを使いました。
2022年11月07日 10:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:09
 硯岩、溝の中のロープを使うか右の大きな鎖を使うか?私は溝の中のロープを使いました。
 中間地点より、ここで一息。残りを一気に登る。
2022年11月07日 10:12撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:12
 中間地点より、ここで一息。残りを一気に登る。
 セリ岩、私はとても無理。右の巻道を行く。究極のメタボ測定器。
2022年11月07日 10:15撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:15
 セリ岩、私はとても無理。右の巻道を行く。究極のメタボ測定器。
 右に行くと見晴岩、ここは兵庫県。見えている中で知っている山はない。
2022年11月07日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 10:16
 右に行くと見晴岩、ここは兵庫県。見えている中で知っている山はない。
 集落が見えていますねえ。人は住んでいるのかしら。
2022年11月07日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:16
 集落が見えていますねえ。人は住んでいるのかしら。
 セリ岩の出口、入ったらここに出てくるんですね。
2022年11月07日 10:17撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:17
 セリ岩の出口、入ったらここに出てくるんですね。
 岩場、鎖場は続くよどこまでも。右の方から登れば怖くない。
2022年11月07日 10:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:20
 岩場、鎖場は続くよどこまでも。右の方から登れば怖くない。
 鎖が次から次へ。鎖と木の根がしっかりしているから安心感がある。
2022年11月07日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:27
 鎖が次から次へ。鎖と木の根がしっかりしているから安心感がある。
 溝の両側に足場があるので、両方使おう。
2022年11月07日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:27
 溝の両側に足場があるので、両方使おう。
 馬の背、ここも大変な所だ。
2022年11月07日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:31
 馬の背、ここも大変な所だ。
 岩の尾根道を両手両足で登っていく。
2022年11月07日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:34
 岩の尾根道を両手両足で登っていく。
 どんどん岩をよじ登っていく、先は見えたか?
2022年11月07日 10:38撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:38
 どんどん岩をよじ登っていく、先は見えたか?
 到着しました。大天井岳です。見晴岩から見えた岩山です。でも、ここが山頂ではありません。三角点がある山頂はさらに奥に行きます。
2022年11月07日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:42
 到着しました。大天井岳です。見晴岩から見えた岩山です。でも、ここが山頂ではありません。三角点がある山頂はさらに奥に行きます。
 少々下って岩の尾根道をゆく。
2022年11月07日 10:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:48
 少々下って岩の尾根道をゆく。
 もしかして、あれかなあ?山頂は。
2022年11月07日 10:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 10:54
 もしかして、あれかなあ?山頂は。
 新下山道、帰りはここを下ろう。地蔵岳を通らない下山ルートだ。
2022年11月07日 11:00撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:00
 新下山道、帰りはここを下ろう。地蔵岳を通らない下山ルートだ。
 とにかく、雪彦山三角点を目指します。分岐が多いので確認しながらいきましょう。
2022年11月07日 11:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:09
 とにかく、雪彦山三角点を目指します。分岐が多いので確認しながらいきましょう。
 ここも分岐、とにかく雪彦山三角点を目指しましょう。
2022年11月07日 11:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:11
 ここも分岐、とにかく雪彦山三角点を目指しましょう。
 最後に一気に100mほど登る。
2022年11月07日 11:22撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:22
 最後に一気に100mほど登る。
 平らになった、もうレッドカーペット状態だ。
2022年11月07日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:26
 平らになった、もうレッドカーペット状態だ。
 到着しました、雪彦山です。「日本百低山」「県別リスト兵庫県の山」「関西百名山」「近畿百名山」などに選ばれています。
2022年11月07日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 11:27
 到着しました、雪彦山です。「日本百低山」「県別リスト兵庫県の山」「関西百名山」「近畿百名山」などに選ばれています。
 三角点は四等。私はここに来るのを熱望していました。日本百低山94座目になります。
2022年11月07日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 11:27
 三角点は四等。私はここに来るのを熱望していました。日本百低山94座目になります。
 山頂は狭く、こんな感じです。
2022年11月07日 11:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:31
 山頂は狭く、こんな感じです。
 さあ、新下山道で下山します。
2022年11月07日 11:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:53
 さあ、新下山道で下山します。
 不明瞭、急坂、落ち葉、この道怖いなあ。ただ、木にたくさんついている矢印を参考にすると良いです。
2022年11月07日 11:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:54
 不明瞭、急坂、落ち葉、この道怖いなあ。ただ、木にたくさんついている矢印を参考にすると良いです。
 この岩も滑れば真っ逆さまだ。命の保証はない。ヘルメットを持って来ればよかった。
2022年11月07日 11:57撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 11:57
 この岩も滑れば真っ逆さまだ。命の保証はない。ヘルメットを持って来ればよかった。
 おお、滝が見えたぞ、ここからは沢沿いに下山するようです。
2022年11月07日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:19
 おお、滝が見えたぞ、ここからは沢沿いに下山するようです。
 角度変えてもいい滝だなあ。
2022年11月07日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:19
 角度変えてもいい滝だなあ。
 岩を渡ったり、狭い道をいったり。実に難しく、怪我と隣り合わせの道だった。
2022年11月07日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:20
 岩を渡ったり、狭い道をいったり。実に難しく、怪我と隣り合わせの道だった。
 ここから一旦登ります。
2022年11月07日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:31
 ここから一旦登ります。
 一旦息を取ります、ベンチに座りました。
2022年11月07日 12:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:34
 一旦息を取ります、ベンチに座りました。
 ここからは、なかなかいい道。でも、ここは雪彦山、このままで終わるわけがない。
2022年11月07日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:37
 ここからは、なかなかいい道。でも、ここは雪彦山、このままで終わるわけがない。
 ほらほら、また岩が出てきたよ。
2022年11月07日 12:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:49
 ほらほら、また岩が出てきたよ。
 何度も沢を渡ります。濡れないよう気をつけなくっちゃ。
2022年11月07日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:50
 何度も沢を渡ります。濡れないよう気をつけなくっちゃ。
 もしかしてこの岩積み、お城だったのか?
2022年11月07日 12:57撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:57
 もしかしてこの岩積み、お城だったのか?
 いい道になるが、ここは雪彦山だ。何があるかわからない。
2022年11月07日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 12:58
 いい道になるが、ここは雪彦山だ。何があるかわからない。
 ほらほら、やっぱりこうなるわけだ。
2022年11月07日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 13:01
 ほらほら、やっぱりこうなるわけだ。
 人工物が出てきたぞ、これでやっと安心だ。
2022年11月07日 13:03撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 13:03
 人工物が出てきたぞ、これでやっと安心だ。
 この階段を下るといよいよ下山となる。
2022年11月07日 13:05撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 13:05
 この階段を下るといよいよ下山となる。
 ああ、戻ってきたよ。命あってのものだね。落ちなくてよかったなあ。
2022年11月07日 13:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 13:09
 ああ、戻ってきたよ。命あってのものだね。落ちなくてよかったなあ。
 駐車場はいっぱいだ、月曜日でも人気の山ですなあ。
2022年11月07日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 13:11
 駐車場はいっぱいだ、月曜日でも人気の山ですなあ。
 ワゴンRスティングレー。今日の愛車、オリックスレンタカーにて12時間4950円なり。
2022年11月07日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 13:11
 ワゴンRスティングレー。今日の愛車、オリックスレンタカーにて12時間4950円なり。
 大きいマンホールのようなもの。姫路駅南口です。
2022年11月07日 14:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 14:33
 大きいマンホールのようなもの。姫路駅南口です。
 昼食、たつのラーメン。さっぱりすっきり細麺。食べたという感覚がないなあ。
2022年11月07日 14:45撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 14:45
 昼食、たつのラーメン。さっぱりすっきり細麺。食べたという感覚がないなあ。
 新幹線ホームから見る姫路城、今回は行く機会がなくてごめんなさい。
2022年11月07日 15:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 15:37
 新幹線ホームから見る姫路城、今回は行く機会がなくてごめんなさい。
 ちっと街の中にある感じを出して撮影。
2022年11月07日 15:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 15:37
 ちっと街の中にある感じを出して撮影。
 ホームより、下りひかりレールスター岡山行き。
2022年11月07日 15:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 15:41
 ホームより、下りひかりレールスター岡山行き。
 さくら鹿児島行き。
2022年11月07日 15:46撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 15:46
 さくら鹿児島行き。
 のぞみ岡山行き。
2022年11月07日 15:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
11/7 15:48
 のぞみ岡山行き。
 そして、私が乗るのぞみがやってきました。「かなえ、たまえ、のぞみ」ではありません。←古いよ!
2022年11月07日 15:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
11/7 15:49
 そして、私が乗るのぞみがやってきました。「かなえ、たまえ、のぞみ」ではありません。←古いよ!
 車内で、明石焼き、つけだれ付き。
2022年11月07日 15:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
11/7 15:52
 車内で、明石焼き、つけだれ付き。
撮影機器:

感想

雪彦山に登ってきた。今回の関西遠征のメイン山行であり、本当にここに登ることができてよかったと思っている。ちなみに、読み方は「せっぴこさん」であり、日本三彦山の一つである。(残りは英彦山(福岡県)、弥彦山(新潟県)であります。)
ここ数年、ずっと雪彦山に来ることを考えており、どのようにしたら山頂を踏めるかとずっと考えていた。その一つとしては自分がヤマレコに提出してリスト化された「日本百低山」の一座であるということである。
 「日本百低山」を意識し始めて数年、やっと93座登ったところでここに来ることにしたのだ。私を含め関東方面のハイカーには雪彦山に来る条件が色々厳しいのだ。

(1)公共交通機関がない。
 以前は姫路駅からバスが出ていたがそれがなくなり、基本自家用車によるアクセスのみとなる。
(2)関西の低山である。
 夏の遠征に組み入れようとしても気温の関係で難しい、熱中症になりに来るようなものだ。
(3)冬は雪が降る
 関西は冬に自家用車を使って遠征に来ることが多いが、兵庫県中部のここは雪が降るとあっては運転も大変だし、そもそも冬の岩山に来る気がしない。
(4)ヤマビルが出る
 ヤマビルで有名なので、来るとすれば11月か3月〜4月がふさわしいと考える。
(5)駐車台数がそんなに多くない。
 駐車台数が少なく、休日は路上駐車も多いという。できれば平日を狙いたい。ただ、その下にも駐車スペースはあるという情報もある。

 よって、11月の平日にレンタカーで来るというのが最適解と考える今回の遠征を企画した。今回の遠征はこの山がメインなのである。
 土曜日の出勤後、午後から休暇で神奈川歩き、夜行バスでポンポン山、夕方に手柄山、本当に粗製乱造レコである。実質3日で4レコなんだから。

 ホテルで朝食、今回は朝食付きのプランを選んだ。といっても食べずに早朝に出てもよいのだが。本当に時間がかかる山であれば、前日にレンタカーを借りておいて駐車場にとめ、早朝から移動することも可能でした。しかし、今回は朝食を食べ、8時にレンタカーを借り向かうというプランにした。コースタイム通りに歩ければそれでも、夕方には姫路駅に着き、新幹線に乗ることができるという目算があってのことだ。
 軽自動車を借り、一路雪彦山を目指す。10時山行開始と思っていたが予定より早く9時台に歩き始めることができたのは僥倖である。登山口では徳島県からのソロハイカーと一緒になった、駐車場はまだまだ余裕で止めることができた。
 
 雪彦山に向かうコースは基本一つである。大天井岳から山頂に向かう、その後は周回コースか新下山道かに分かれる。どうやら、逆方向の登山は推奨されていないっぽい。これは、実際通過することで理由に納得するとができた。
 一般登山道からいきなりの急登りが続く、45度以上を基本的に登っている。さっそく10呼吸で10歩のペースになる。大天井岳が見える休憩地点で地元のハイカー3名を追い越す、その後ろに徳島県からのハイカーもついてきているようだ。
 奇岩、激登り、鎖場、ロープ場が続く。地元ハイカーさんの話では、ピストンでここを下る人もいるという。赤いペンキの表示が明瞭で下りやすいからだという。でも、この急登りの連続を下りたいとは全く思うことができない。本当に、鎖に夢中、登りに夢中、いい意味でぐいぐい体を持ち上げていく喜びを感じることができる。大天井岳までのコースタイム1時間51分を1時間25分で登ることができた。

 大天井岳には「雪彦山」と書かれた看板がある。でも、ここが最終目的地の山頂ではない。私は息を取り、1リットル持ってきた水分を少しだけ飲む。ここからが縦走なのだ。
 岩場を下ると、もう鎖場などの岩場はない。一般の登山道を雪彦山三角点に向けて登ったり下ったりを繰り返す。さまざまな分岐があるが一つひとつ覚えておこう、忘れてしまったり迷い込んだら危険だ、どこに出てくるかわからない。
 雪彦山三角点に向かう道は最後に100mほど標高を上げる、それ以外は非常に楽な道だ。私は三角点に達し、休憩、歓喜の麦茶を飲んだ。
 新下山道までは来た道を戻るのみ、もちろん緊張を強いられるような難所はない。

 大天井岳までの登り道を下りたくないために、新下山道を選んだのですが、こちらんも難しい道。下りなので一層難しい。鎖馬もあり、急下りもあり、一歩一歩足を踏む位置を確認し下ってきた。
 滝に出てからは沢沿いの道になる、ここも岩だらけの道で転倒したら大けが覚悟の道だ。慎重に慎重を重ねて下ってくる、登りも緊張するが下りの緊張感もなかなかのもんだ、さすが雪彦山、心の余裕は与えてくれない。
 一度左岸を登り、優しい道になるがそこは雪彦山、最後まで安心させてはくれない。沢沿いに道は戻りやっぱり大岩をトラヴァースしながらの緊張感ある道になる。歩きながら筋肉痛になっているような両足、結構心地よい痛みだ、きっと筋肉が太くなってくれるに違いない。
 人工物が出てきてやっと私は安堵した。もう大丈夫だ・・・。
 下山してからも心の高ぶりを抑えるのに必死でした。

 その後、レンタカーで姫路駅前に戻り返却、道中の店屋で昼食をと思ったが果たせず、結局レンタカー返却後に昼食となった。たつのラーメン、を食べ新幹線の切符を購入、15時台ののぞみに乗ることとなった。
 新幹線内はレコ作成と疲れによる睡眠に費やされ、品川からの横須賀線でも睡眠となった。
 こうして、2泊2日の関西遠征は無事に終わったのである。
 
 本当、雪彦山に登ることができてよかったと思います。高速バスとレンタカー、新幹線、行動が広がる企画だと思いました。

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