山と海が楽しめる 剱岳 早月尾根ピストン

2014年08月03日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.0km
• 登り: 2,325m
• 下り: 2,313m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:25
• 休憩: 0:25
• 合計: 11:50

4:30 馬場島
8:10 0:00 早月小屋
11:00 11:25 剱岳
16:20 馬場島
16:20 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘の駐車場（朝4：30の時点で少し空きがありました。）

滑川IC-51-67-333号線-馬場島荘

67号線は道路工事中で迂回路は未舗装の道路です。工事：たぶん26年11月までの予定
総じて道が細いです。

コース状況／危険箇所等

　登山口から勾配がキツイです（累積じゃなくて単純に頂上からスタート地点の標高を差し引くと2,239mあります）。途中に平なところもありますが、ほとんどが急な登りです。鎖場（特にカニのハサミ）が注目されがちですが、鎖場の前後も同等かそれ以上に危ない箇所が多数あります。ただ、スタミナ切れや集中力が切れていなければ、スタンスはちゃんとありますので気をつけて行けば大丈夫です。

　早月尾根はご存知の通り水場がありません。加えて、今の時期ですと標高の低さ（気温が高い）、樹林帯で風がない、湿度が高い、斜度がキツイので内側からも熱くなりますので、アツアツ（熱、暑）です。

　標高が低いところはサウナのように暑いですが頂上に近づくにつれ風があったりで寒くなってきます（天候にもよります）。

　体力の消耗と熱中症に気をつけたいです。


　標高2,600-2,800mの間に雪渓が1箇所少しありますが、ステップが切ってあるのでアイゼン無しで行けます。心配なら軽アイゼンがあってもよいです。

　下山時に尾根を間違わないように注意です。

その他周辺情報

　携帯の電波（馬場島荘前）：auは圏外、docomoはばっちり入ってました。

　馬場島のキャンプ場にトイレがあって助かります（24時間使用可）。馬場島荘の営業時間内は飲み物を500ml200円で買えます。

　馬場島荘でお風呂に入れます。家の風呂がちょっと大きくなったみたいなみたいなものなので、温泉的満足感はありませんが下山してすぐに汗を流せるのはうれしいです。ちょっと離れていますがアルプスの湯がオススメのようです。

早月小屋で500ml500円で飲み物を買えます。水の値段は未確認。トイレもあります。

写真

57号線の迂回路（未舗装）　初めてで尚且つ夜だったので不安でしたがこの道で合っていました。工事中で立ち入り禁止の看板がいっぱいあって間違ってるのかと思いました。

試練と憧れ

ヘッドライトを点けてスタートです

朝日がまぶしい

富山湾＆能登半島いいですね〜。山から海が見えると、ぐっときます。

小窓、三の窓？

ロープが出てきました

早月小屋

テント場

富山湾＆能登半島いいですね〜2

猫又

猫又のはず

登りより、帰りの方が滑って怖かったです

徐々に険しさアップです

ガスってるところの先がゴール

迫力があります

岩が出てきましたよー

ガスってきてる？

細いし急です

岩にとまるイワヒバリ

ルートではありませんが、西穂の独標っぽいです

ついに真っ白に・・

あと少しで頂上です。ここからが岩場の本番です。

真っ白で悲しすぎる。でも雰囲気あります。

さあ、鎖場です

かの有名なカニのハサミ　名前はとても美味しそうです。

新しい祠の前で登頂を喜ぶ。

工事費（本体込）が500〜600万円という話も。

ものっすごい岩いわ

まさに岩の殿堂

なんも見えない

帰りも気をつけて

イワベンケイ

かすかに富山湾が

早月尾根も半分ガスってる

唯一の雪渓　

危ない箇所がいっぱいなのであります

このロープのところを通ります

さらば剱岳

立派な立山杉

これが長い！膝が痛いよ〜

馬場島-早月小屋-剱岳頂上
までの距離や標高が記してあります。

ただいま〜

帰り道、51号線だったと思います。富山湾がキレイです。

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ヘルメット 　この暑さで水を切らすと厳しいです。水は3L程持っていって500ml早月小屋で追加しました。

感想

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　白馬岳で見た剱岳のカッコよさ（富山側から見た方がカッコよいという話しもあり）と針ノ木周回したときのちょっとした岩登り が楽しくて、その両方を一度に味わえる剱岳へ行ってきました。

　しかし、ちょっとした問題がありまして、お休みが1日しかないのです。どうしようかと、ヤマレコを見ていると早月尾根からだと 日帰りしやすい様子。それと、シーズン中で大人気の山ですから、ルートが若干マイナーとはいえ駐車場が満車だと大変です。早起きして行くのもありですが、自宅から距離もそれなりにありますので中途半端に家で寝ると起きれそうもないので、前のりすることにしました。

　このルートは地元で、なおかつ超人な方が多いというか、そのような方がほとんどでした。皆さん激速い（3時間台で登る人もいる）のです。私はのろいので老若男女全ての人に抜かされていきました。それにしても、キツイ。登りまくりです。標高が低いところで気温も高く湿度が高いので暑くて汗が蛭子さんのマンガに出てくる人並みに出てきます。汗だくで息を切らせながらもなんとか早月小屋に到着。

　早月小屋を越えてしばらくすると待ちに待った岩場。これが剱岳へのアプローチか〜。わくわくします。がしかし、だんだんガスって真っ白になっていきます。早くも下山している人が「もう白くなって見えないよーオレは見えたけどね」そんな情報いらないよー。悔しすぎる。　笑　展望が開けずちょっと残念ですがひたすら岩を登りまくります。楽しいです。わくわくどきどきがたまりません。ほんとに頂上付近は岩だけです。ルートの案内がなければ大変だと思いました。

　やっとついた頂には新しいお社がありました。今まさに工事をしているという話を聞いていたのですが、作業はすでに終わっていたようです。下から見たときと同じに、やはり真っ白な頂です。なんにも見えません。これは、また来なさいということですね。立山経由ではないので有名なカニのタテバイ、ヨコバイ（見えませんでしたが今日も渋滞していたようです）も通っていませんのでこれまた行ってみたいです。

　富山の方と色々お話できましたし、岩登りもよかったし、素敵な山行になりました。俯瞰で見る（富山側から）剱岳がとてもいいんだよということで、色々な山を沢山教えてもらいましたので楽しみが増えました。