会津朝日岳 最後の岩場に苦戦 291/301座
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 07:31
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,418m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:31
6:00 南会津 須賀屋発
7:00 赤倉沢登山口
<復路>
14:40 赤倉沢発
16:20 南会津 田島着 宿泊
翌日 荒海山へ
天候 | 晴れ後薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス | 南会津 只見町 289号(沼田街道)赤倉沢登山口駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は良く整備されていて問題ない 最後の岩場 乾いていれば問題ないのだろうが雪と融雪により濡れていて滑る 補助ロープもないところがあり時間を掛け慎重に登り下りした |
その他周辺情報 | 深沢温泉むら湯など |
写真
感想
2022年(令和4年)11月9日(水)
会津朝日岳 最後の岩場に苦戦 291/301座
今回登ろうか登るまいか悩んだ会津朝日岳。
ここ数日晴れの日が続き、登山道は安定し山頂付近の雪も少ないだろうと踏んでの決行だ。
登っている人はいないだろうと思いきや登山口にはすでに一台の車が止まっていた。
先行されている方がいるようで心強いものもあった。
赤倉沢にかかる細い木橋を渡り出発する。
最初は沢沿いに対岸の紅葉を眺めながらの快適な歩きができた。
沢を数度渡り沢から離れ急登が始まる。ここから本格的な登り。
最後の水場になる三吉ミチギという変わった名前のところを通りさらに急斜面を登る。
一本の松が立つ人見ノ松に着くと視界が開け休憩地として良い。
稜線上をしばらくゆったりとした登りが続く。
叶ノ高手からは朝日岳の大クロベの木を見ながら下り始める。
すると目の前に雪をかぶる朝日岳の山頂方面が目に入った。
思っていた以上に白い山肌にこのまま進むか心が揺れた。
先行している人もいるし、とりあえず時間的にも余裕があり時々白い山肌を確認しながら前へと進んだ。
熊ノ平・避難小屋付近からは徐々に高度を上げ白い岩壁に近づく。
とうとう目の前に絶壁が現る。
それも雪をまとって。
暖かな陽気に溶け始めてもいてアイスバーンではないのは確かだ。
急斜面、岩壁の真ん中にピンクテープは見えるがどの辺りを登るのか。
一呼吸入れ登り始める。
補助ロープがない。一端岩を離れ草地に出てみると危険が一杯。
草が雪で滑り、再び岩に戻る。それも必死。
岩に足場、手の置き場を慎重に置き這い上がる。
何とか急斜面の岩場を登り上げると下山してくる方が。
あと一歩の岩場を登るまで待っていただき稜線に出た。
お互いに気をつけるように声を掛け合いすれ違い一番高い岩場に。
さらに稜線をトラバースしてゆくと標示のある山頂へと着いた。
雪に覆われた山頂からは360度の大展望が広がっていた。
会津駒ヶ岳、遠く越後駒ヶ岳、荒沢岳だろうか山波が。
眼下には田子倉湖が山に囲まれ見られた。
どこまでも山頂を囲むように波打つような山が続き深い山だということがつくづく分かる。
山頂でのひとときも下山のことが気がかりではあった。
何時までもいられない。下山開始。
上から見る岩の壁はさらに難しそうに見られた。
それでも登りでルートがほぼ分かっていたので安全を確認するように足を置き問題なく下ることができた。
手袋はびしょびしょドロドロで岩壁を下り芯からほっとする自分がいた。
最後の橋を渡り無事下山。
三百名山291座目を登頂できた満足感は大きかった。
完登まであと10座、秒読みになった喜びも湧いてきた。
ふるちゃん
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する