記録ID: 4904152
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山滑走
富士・御坂
思い出の山々2007年 富士山吉田大沢スキー滑降
2007年06月16日(土) ~
2007年06月17日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,607m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:30
2日目
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:25
6:30
6:30
310分
七合目付近スキー回収
11:40
12:20
5分
頂上久須志神社
12:25
12:25
35分
吉田大沢源頭スキー開始
13:00
13:30
50分
七合目付近スキー終了
14:20
14:30
0分
富士スバルライン五合目
14:30
河口湖駅行バス最終便発
2007年の富士山は10年ぶりに残雪が多く、7月の開山も危ぶまれた。4月以降の降雪が原因で、八合目で最大1m(6月20日現在)の雪があり、このチャンスを利用して、吉田大沢スキー滑降を実施した。
前日に七合目まで登り、スキーをデポして上部ルートを観察する。外国人で賑わう佐藤小屋に宿泊し、日の出とともに行動開始したが、スキーを担いでから苦しい登行を強いられ、7時間35分後に頂上の一角に立った時は疲労困憊状態だった。
吉田大沢源頭で、富士山で亡くなった故人二人を偲んだ後、広大な斜面に躍り出た。初夏の日差しに雪質は安定しており、技術的に困難も、恐怖感もなく、七合目付近までの約35分間の快適なスキーを楽しんだ。
前日に七合目まで登り、スキーをデポして上部ルートを観察する。外国人で賑わう佐藤小屋に宿泊し、日の出とともに行動開始したが、スキーを担いでから苦しい登行を強いられ、7時間35分後に頂上の一角に立った時は疲労困憊状態だった。
吉田大沢源頭で、富士山で亡くなった故人二人を偲んだ後、広大な斜面に躍り出た。初夏の日差しに雪質は安定しており、技術的に困難も、恐怖感もなく、七合目付近までの約35分間の快適なスキーを楽しんだ。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
17日 14:30富士スバルライン発バス乗車 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
撮影機器:
感想
富士山は日本を象徴する高山であり、夏山以外の積雪期は、時には過酷な試練を登山者に課する山でもある。この山の頂で遭難した若き二人の亡骸を吉田大沢から搬出した時、いつかこの雪の斜面をスキーで滑る事が、自分に課せられた運命だと感じていた。その当時はスキーも滑れなかったが、この課題を果たすため、山岳スキーの経験を積んできた。
この登山計画に妻は反対したが、この年は残雪が多く、絶好のチャンスの到来と思った。山頂から雪が途切れる七合目付近まで、約35分間の快適なスキーを終えた時、約35年間登り続けた山への想いが凝縮したような、甘く切ない陶酔感に身も心も満たされた。
2022年11月記載
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