鍋足山 - 奥久慈を象徴するような山塊は期待を裏切らなかった。


- GPS
- 05:35
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 502m
- 下り
- 498m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 5:35
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
車は広めの歩道脇に停めさせてもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山道以外を歩いています(特に後半)。GPS、ロープ、長袖推奨。 ※この山域の岩の急斜面には多くの設置済みロープがありますが、利用する際には支点を含めた強度を確認した方が良いでしょう。私は支点に不安を感じた一ヶ所で、別の安定した支点を利用し持参したロープで降りました。また、可能な限り設置済みロープは利用しませんでした。 ・スタートから林道出合までは、ほぼ破線ルートです(踏み跡明瞭)。 ・林道出合にあった「右500mを左へ登る」の案内を無視して尾根筋を歩き、鍋足山(P529)に至りました(途中で登山道に合流します)。 ・鍋足山(P529)から「四峰」のピークの先までは、踏み跡はありましたがメインルートではなさそうでした(この区間の一ヶ所でロープを使用)。 ・三等三角点「笹原入」への登りでは、何ヶ所か奥久慈特有の岩登りがありロープが設置されています。慎重に登り降りしましょう。 ・520級ピーク(鍋足山(P529)から三等三角点「笹原入」へのルートと大子町-常陸太田市の境界線が交わるピーク)から四等三角点「取上」の区間は、踏み跡はあるものの藪漕ぎがあります。 ・四等三角点「取上」から下山までは、多くが植林帯で歩きやすいですが、尾根末端に近づくと藪が酷くなります。早めに北の沢に降りるか南の神社に抜けるのが賢明でしょう。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2022/11/12 18:28) |
写真
感想
久しぶりの奥久慈は、鍋足山です。
ひとつの山と言うより幾つかの岩峰からなる山域なので、奥久慈に通い出した数年前から面白そうだと気になっていたんですよねぇ。
計画に当たってはいつも通り、ヤマレコの地図検索で先人のルートを調べてみたのですが、多くの赤線が山域内を縦横無尽に通っていて、、、どうやらメインルートはあるものの各自が自由に歩き回っていることから、いろんなレベルの人がそれぞれに合った楽しみ方ができる山域なのかなぁと感じました。そこで、今回は様子見ということもあり主稜線と思われる尾根筋を歩くルートで計画してみました。ただまぁ、正直行ってみないと進めるかどうかわからないので、安全第一久しぶりにロープを持って向かいました。
鍋足山までの登りルートは西側からの破線ルートですが、よく踏まれていて林道出合まで実線レベルでした。
大中宿からの登山道と合流してから一登りすれば、意外とあっけなく鍋足山(P529)山頂です。奥久慈のピークの多くは低山ながら眺望抜群なのが良いですね。狭い山頂で一息入れてすぐ、三等三角点「笹原入」までの核心ルートに進みました。
鞍部なのに細い岩尾根を渡った先のピークには「曲」の札がありました。このことから三つあるという鍋足山山域のピークは恐らくですが、主峰とも言える鍋足山(P529)とココと最高峰の三等三角点「笹原入」ではないかと、この時は思いました。
次のピークは取り付きがロープで封鎖されていましたが自己責任で進んでみると、ピークを越えた先が切れていてなるほど進めません(木に赤ペンキで×印あり)。少し戻って山腹のチョットした崖を設置してあったロープで降りました。ロープはありましたが、この時点でメインルートからは外れているようです。
そして次のピークに登ると・・・なんと「四峰」の札があるではないか。誰かがピークが三つということに納得できず設置したのでしょうか。この後会ったハイカーにその話をしてみても、「鍋足山は三峰からなる」との返答で、う〜ん謎です。この先も切れていたので再び少し戻って山腹を降り、「四峰」の岩根を進むとメインルートに合流しました。
その後は三等三角点「笹原入」まで幾つかのロープ場はありますが、メインルートなので問題なしでした。
後半の四等三角点「取上」を通るルートは、少しの紅葉と歩きやすい植林帯もありましたが、予想以上にヤブがあり余り楽しめなかったというのが正直な感想です。
そんなわけで、鍋足山山域以外の山歩きは今一つでしたが、鍋足山山域自体は短いながらも十分刺激的で楽しかったです。三つ(四つ?)のピークだけでなく、まだまだ面白そうな歩き方ができそうな山域みたいなので、またそう遠くないうちにロープ持参で向かいたいと思えた山行でした。
ちなみに、帰路の運転中にハンドルを握る手にダニが二匹這い出てきました。ヤブに突入する際に着ていたジャンパーに付いていたのでしょう。帰宅後にザックなど、シャワー前に全身もチェックし幸い見つかりませんでしたが、用心は必要ですね。
コメント
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奥久慈の紅葉、赤がきれいですねぇ!以下、感想です。
#19 こういう発見って自分ならめちゃくちゃうれしいです
#25 これから旅立とうとする危ない人に見えますけど・・・
#31 背の高い藪を突破する時は自分もフードを被ったり、首のファスナーを一番上まで締めます。枯葉や枯れ枝はチクチクするし、ダニも嫌だし。
お疲れ様でした〜〜
何をおっしゃいます、絶対聖岩の方が綺麗だと思っているくせに。
まぁ紅葉の話は置いといて、奥久慈は面白いですよ。特に今回の鍋足山はプチ岩峰が狭いエリアに集まっている感じで、斜度50〜70度で高さ数mという絶妙な崖の登り降りが楽しめます。な〜んて、初見なので偉そうなことは言えませんが、とんでもない所にトラロープがあったりするので、きっとマニアがいるのだと思います。
ソッチの岩とはだいぶ違うので、mame302さんがどう感じるかわかりませんが、一度は歩いてみて損は無いと思いますよ。確かに遠いでしょうけど、常磐道はまず渋滞しませんし。。。もし気が向いたら、お声がけ下さい。
そう、あのロープの首掛け。本当に旅立ってしまうリスクがあるので、絶対にやってはいけません。腕を通しタスキ掛けにしましょう。良い子は真似しないでね。
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