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Yamareco

記録ID: 490921
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

途中撤退の常念山脈(中房温泉〜燕岳・大天井岳・常念岳〜三股)

2014年08月04日(月) ~ 2014年08月05日(火)
 - 拍手
GPS
34:25
距離
27.0km
登り
2,486m
下り
2,579m

コースタイム

1日目: 第1駐車場 05:33 - 05:46 中房温泉 - 05:48 中房温泉登山口 - 06:23 第1ベンチ - 06:45 第2ベンチ - 07:28 第3ベンチ - 08:09 富士見ベンチ - 08:40 合戦小屋 09:23 - 10:12 燕山荘 10:30 - 10:54 燕岳 11:09 - 11:27 燕山荘 12:10 - 13:02 大下りの頭 - 14:39 小林喜作レリーフ - 14:47 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐 - 15:17 大天荘
2日目: 大天荘 06:30 - 06:41 大天井岳 06:46 - 06:56 大天荘 07:35 - 07:35 東天井岳 - 08:52 常念小屋 09:29 - 10:50 常念岳 10:55 - 11:38 前常念岳 - 14:58 三股登山口 15:19 - 15:31 三股・鳥川林道ゲート
天候 晴のち雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
秋田〜中房温泉は自家用車(日本海まわり)。
三股〜中房温泉はタクシーを利用。タクシー代は11000〜12000円です。
大雪渓登山部の拠点、秋田市を夕方に出発。
大雪渓登山部の拠点、秋田市を夕方に出発。
日本海まわりで運転を交代しながら妙高SAに到着。もうちょっと〜
日本海まわりで運転を交代しながら妙高SAに到着。もうちょっと〜
中房温泉登山口の第1駐車場に到着したらまず乾杯(笑
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中房温泉登山口の第1駐車場に到着したらまず乾杯(笑
第1駐車場には仮設トイレあります。
第1駐車場には仮設トイレあります。
月曜の朝だというのに車がいっぱいでした。
月曜の朝だというのに車がいっぱいでした。
登山口に向けて出発〜
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登山口に向けて出発〜
登山口の中房温泉には、登山者が沢山いました。下山後に気がつきましたが、登山口でテント泊ができるようですね。立派なトイレもあります。
登山口の中房温泉には、登山者が沢山いました。下山後に気がつきましたが、登山口でテント泊ができるようですね。立派なトイレもあります。
いよいよ登山開始です。
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いよいよ登山開始です。
登る合戦尾根は北アルプス3大急登というだけあって急登の連続です。
登る合戦尾根は北アルプス3大急登というだけあって急登の連続です。
でも良いタイミングで休憩所が出現するので意外に楽に登れます。第一ベンチ。
でも良いタイミングで休憩所が出現するので意外に楽に登れます。第一ベンチ。
皆さん休憩して次の激坂に向かいます。
皆さん休憩して次の激坂に向かいます。
第二ベンチ。
階段って意外に疲れますよね。
階段って意外に疲れますよね。
第三ベンチ
もう少しで合戦小屋です。
もう少しで合戦小屋です。
人も多くなってきました。
人も多くなってきました。
合戦小屋は大盛況。
合戦小屋は大盛況。
合戦小屋の名物と言えばスイカですね。
合戦小屋の名物と言えばスイカですね。
1カット800円ですが、もちろん頂きます。食べやすいように半分に切ってもらいました。
1カット800円ですが、もちろん頂きます。食べやすいように半分に切ってもらいました。
う〜ん、旨い!
合戦小屋の壁についていた看板。
合戦小屋の壁についていた看板。
合戦小屋から上は急登は少なくなり開けてきます。
合戦小屋から上は急登は少なくなり開けてきます。
花もいろいろ出てきました。
花もいろいろ出てきました。
稜線に近づくにつれて岩質が変わってきました。
稜線に近づくにつれて岩質が変わってきました。
燕山荘に到着。ガスって視界なし。雨も少しパラついてきました。
燕山荘に到着。ガスって視界なし。雨も少しパラついてきました。
コマクサが最終盤。燕のコマクサは株が大きいですね。
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コマクサが最終盤。燕のコマクサは株が大きいですね。
不思議な岩の山です。
不思議な岩の山です。
山頂直下で雷鳥と遭遇。
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山頂直下で雷鳥と遭遇。
燕岳山頂に到着!
燕岳山頂に到着!
記念撮影!!
いるか岩
燕山荘前の石。
方位盤も。
お昼は燕山荘でカツカレーを頂きました。
秋田では営業小屋はほぼ無く日帰り登山でしたし、北アルプスではテント泊・自炊だったので、山小屋でご飯食べるのは初めての経験。
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お昼は燕山荘でカツカレーを頂きました。
秋田では営業小屋はほぼ無く日帰り登山でしたし、北アルプスではテント泊・自炊だったので、山小屋でご飯食べるのは初めての経験。
綺麗な山小屋です。
綺麗な山小屋です。
燕山荘前のテント場。ガスが濃くなってきました。
燕山荘前のテント場。ガスが濃くなってきました。
ガスって見えない〜楽しみにしていた槍・穂高連峰は最後まで見ることができませんでした。
ガスって見えない〜楽しみにしていた槍・穂高連峰は最後まで見ることができませんでした。
ガスは時々抜けるんですが、稜線に張り付いています。そして次第に雨風強くなってきました。
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ガスは時々抜けるんですが、稜線に張り付いています。そして次第に雨風強くなってきました。
岩の切れ目を抜けます。
岩の切れ目を抜けます。
視界不良・・・
喜作レリーフ手前のハシゴ。なだらかな稜線歩きから急に崖になるのでちょっとドッキリしました。雨降ってるし・・・。
喜作レリーフ手前のハシゴ。なだらかな稜線歩きから急に崖になるのでちょっとドッキリしました。雨降ってるし・・・。
喜作レリーフ
大天荘が見えてきました。
大天荘が見えてきました。
大天荘に到着しました。
雨風が非常に強くみんなで宴会や記念撮影の余裕なし。
各自テントにこもって初日は終了です。
大天荘に到着しました。
雨風が非常に強くみんなで宴会や記念撮影の余裕なし。
各自テントにこもって初日は終了です。
大荒れだった夜を無事?(浸水した人もいたけど)にやりすごし、2日目は大天井岳から。相変わらず雨風強し。
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大荒れだった夜を無事?(浸水した人もいたけど)にやりすごし、2日目は大天井岳から。相変わらず雨風強し。
小雨&強風の稜線歩き。2日目も穂高の眺望はありません。
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小雨&強風の稜線歩き。2日目も穂高の眺望はありません。
時々標柱ががあるので道迷いの心配はなし。
時々標柱ががあるので道迷いの心配はなし。
ガスの切れ目から常念小屋が見えてきました。
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ガスの切れ目から常念小屋が見えてきました。
小屋に到着。しばし休憩。
小屋に到着。しばし休憩。
常念岳方面。山頂付近はガスってます。聞くと山頂付近は強風とか・・・。乗念小屋で蝶ヶ岳に抜けるか、三股に下山するか、天気のチェック。
常念岳方面。山頂付近はガスってます。聞くと山頂付近は強風とか・・・。乗念小屋で蝶ヶ岳に抜けるか、三股に下山するか、天気のチェック。
小屋から1時間ちょっと登って強風の常念岳。
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小屋から1時間ちょっと登って強風の常念岳。
山頂は思いのほか狭かった。
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山頂は思いのほか狭かった。
常念岳から蝶ヶ岳へ抜ける予定でしたが、強風&雨のため三股に下山することにしました。
常念岳から蝶ヶ岳へ抜ける予定でしたが、強風&雨のため三股に下山することにしました。
前常念岳直下の石室。
前常念岳直下の石室。
前常念岳からの下りは岩が大きくなかなか大変です。
前常念岳からの下りは岩が大きくなかなか大変です。
ハシゴもありました
ハシゴもありました
岩場を抜けて樹林帯へ。
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岩場を抜けて樹林帯へ。
4kmの表示が・・・。
4kmの表示が・・・。
何が立っていたのかな?
何が立っていたのかな?
急登の樹林帯を下っていきます。長時間の下りは膝や腿にきますね。
急登の樹林帯を下っていきます。長時間の下りは膝や腿にきますね。
けがも無く三股登山口に到着。でもタクシーを呼んでいる三股駐車場まで林道を歩かないといけません。
けがも無く三股登山口に到着。でもタクシーを呼んでいる三股駐車場まで林道を歩かないといけません。
林道ゲートを通過して山行終了。疲れた〜。
この後、タクシーで中房温泉に移動し、中房温泉に泊まって疲れを抜きました。
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林道ゲートを通過して山行終了。疲れた〜。
この後、タクシーで中房温泉に移動し、中房温泉に泊まって疲れを抜きました。

感想

毎年恒例の大雪渓登山部の北アルプス遠征。初年度は上高地〜涸沢〜奥穂のピストン、2年目は上高地〜槍〜大キレット〜北穂〜奥穂〜前穂〜上高地、3年目は早月尾根〜劔〜室堂と順調に山行を重ねてきました。4年目となる今年は、1・2年目に登っている槍・穂高連峰を眺めながら表銀座を歩こうとプランニング。計画当初は7人参加の予定でしたが、諸事情により3人の方が参加できなくなり4名での山行となりました。でもお互いを分かっていますので安心です。

さて、初日は北アルプス三大急登にもあげられる合戦尾根を登って燕岳から大天井岳までを歩きます。三大急登とは言いますがタイミング良く休憩スペースが現れますので非常に歩きやすいです。ただ稜線までは非常に暑く汗だくで登りました。
合戦小屋名物のスイカ(甘くておいしかったなぁ)を食し、エネルギーを充電して燕山荘へ。これからは快適な稜線歩きのはずが霧・小雨・・・。
燕山荘にザックをデポし、見事に咲き誇っているコマクサ、いるか岩・めがね岩といった奇岩、雷鳥への遭遇を楽しんで燕岳山頂へ。
燕岳から戻って燕山荘で昼食。山小屋とは思えない食事に大満足です。
燕山荘から大天井岳への稜線は穂高側を歩くときは強風と雨が当たり肌寒く、安曇野側を歩くときは風が無く蒸し蒸しという繰り返し。大天井岳へ近づくにつれて強まる雨足・・・心が折れそう(泣。
大天荘に着いたときは雨・風が強くテントを張るかどうか躊躇われましたが、メンバーで協力してテントを張り、どうにか宿泊場所を確保。でも、悪天のため楽しみの宴会をする余裕もなく各自テントの中で食事をとって早々に就寝。

2日目の朝も雨。夜半の悪天でテントが浸水したり、ポールが曲がった人がいるような状況でしたが、テントを撤収して大天荘にザックをデポして大天井岳へピストン。遠望がない山頂に長時間はいられません。
大天荘に戻って、本日の目的地の蝶ヶ岳を目指して歩き始めますが、相変わらずガス・雨・強風・・・黙々と足を前に出していきます。東天井岳・横通岳を通過して常念小屋へ。
スマホ等で情報収集をすると明日の昼は良さそう(A)だが、今夜から明け方はイマイチ(B)とのこと。前夜も(B)であの悪天・・・無念ですが乗念から三股への下山することにしました。
三股への分岐にザックをデポして乗念岳山頂へ。頂上は思ったよりも狭い岩場。蝶ヶ岳へ向かう登山道が見えてますが無理せず下山。
乗念から三股への下山道は急登の連続。前乗念を超えるまでは高度差のあるスリリングな岩場、そして樹林帯へ。下山開始から4時間、膝が限界になりそうなころ三股登山口に到着。そして乗念山頂で連絡していたタクシーで中房温泉へ移動して山行は終了。

今回の山行は槍・穂高連峰を眺めながら優雅に稜線を歩くという当初の目的は果たせませんでしたが、山の天候は私たちを気持ち的に、北アルプスの大きな山は私たちを肉体的に鍛えてくれました。
秋田からは距離があって年に何回も行けるような場所ではありませんが、今後も北アルプス等の大きな山を登って自分自身の経験値を上げていきたいと思います。
燕・乗念・蝶はいずれ再挑戦、来年は白馬から不帰キレット越えかな。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳、常念山脈縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
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4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
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