途中撤退の常念山脈(中房温泉〜燕岳・大天井岳・常念岳〜三股)
- GPS
- 34:25
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,486m
- 下り
- 2,579m
コースタイム
2日目: 大天荘 06:30 - 06:41 大天井岳 06:46 - 06:56 大天荘 07:35 - 07:35 東天井岳 - 08:52 常念小屋 09:29 - 10:50 常念岳 10:55 - 11:38 前常念岳 - 14:58 三股登山口 15:19 - 15:31 三股・鳥川林道ゲート
天候 | 晴のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
三股〜中房温泉はタクシーを利用。タクシー代は11000〜12000円です。 |
写真
感想
毎年恒例の大雪渓登山部の北アルプス遠征。初年度は上高地〜涸沢〜奥穂のピストン、2年目は上高地〜槍〜大キレット〜北穂〜奥穂〜前穂〜上高地、3年目は早月尾根〜劔〜室堂と順調に山行を重ねてきました。4年目となる今年は、1・2年目に登っている槍・穂高連峰を眺めながら表銀座を歩こうとプランニング。計画当初は7人参加の予定でしたが、諸事情により3人の方が参加できなくなり4名での山行となりました。でもお互いを分かっていますので安心です。
さて、初日は北アルプス三大急登にもあげられる合戦尾根を登って燕岳から大天井岳までを歩きます。三大急登とは言いますがタイミング良く休憩スペースが現れますので非常に歩きやすいです。ただ稜線までは非常に暑く汗だくで登りました。
合戦小屋名物のスイカ(甘くておいしかったなぁ)を食し、エネルギーを充電して燕山荘へ。これからは快適な稜線歩きのはずが霧・小雨・・・。
燕山荘にザックをデポし、見事に咲き誇っているコマクサ、いるか岩・めがね岩といった奇岩、雷鳥への遭遇を楽しんで燕岳山頂へ。
燕岳から戻って燕山荘で昼食。山小屋とは思えない食事に大満足です。
燕山荘から大天井岳への稜線は穂高側を歩くときは強風と雨が当たり肌寒く、安曇野側を歩くときは風が無く蒸し蒸しという繰り返し。大天井岳へ近づくにつれて強まる雨足・・・心が折れそう(泣。
大天荘に着いたときは雨・風が強くテントを張るかどうか躊躇われましたが、メンバーで協力してテントを張り、どうにか宿泊場所を確保。でも、悪天のため楽しみの宴会をする余裕もなく各自テントの中で食事をとって早々に就寝。
2日目の朝も雨。夜半の悪天でテントが浸水したり、ポールが曲がった人がいるような状況でしたが、テントを撤収して大天荘にザックをデポして大天井岳へピストン。遠望がない山頂に長時間はいられません。
大天荘に戻って、本日の目的地の蝶ヶ岳を目指して歩き始めますが、相変わらずガス・雨・強風・・・黙々と足を前に出していきます。東天井岳・横通岳を通過して常念小屋へ。
スマホ等で情報収集をすると明日の昼は良さそう(A)だが、今夜から明け方はイマイチ(B)とのこと。前夜も(B)であの悪天・・・無念ですが乗念から三股への下山することにしました。
三股への分岐にザックをデポして乗念岳山頂へ。頂上は思ったよりも狭い岩場。蝶ヶ岳へ向かう登山道が見えてますが無理せず下山。
乗念から三股への下山道は急登の連続。前乗念を超えるまでは高度差のあるスリリングな岩場、そして樹林帯へ。下山開始から4時間、膝が限界になりそうなころ三股登山口に到着。そして乗念山頂で連絡していたタクシーで中房温泉へ移動して山行は終了。
今回の山行は槍・穂高連峰を眺めながら優雅に稜線を歩くという当初の目的は果たせませんでしたが、山の天候は私たちを気持ち的に、北アルプスの大きな山は私たちを肉体的に鍛えてくれました。
秋田からは距離があって年に何回も行けるような場所ではありませんが、今後も北アルプス等の大きな山を登って自分自身の経験値を上げていきたいと思います。
燕・乗念・蝶はいずれ再挑戦、来年は白馬から不帰キレット越えかな。
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