加無山
- GPS
- 07:29
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,111m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:30
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
9月1日に丁岳に登り、丁山地で登山道のある丁岳、甑岳、加無山の内で、まだ行ったことのないのが加無山だけになった。まだ暑い日が続いていて低山は暑さが心配だが、行くことにする。
カーナビに地図から三階滝をセットして出発。尾花沢あたりから霧が濃くなってきた。R13を新庄を経て金山町を過ぎた所から県道324に左折してすぐに右折して県道192に入り、釜淵にでる。釜淵で右折して県道35を北に向かう。廃校になった大滝小学校の先に案内標識があり林道に入る。林道の分岐には「加無山登山口⇒」の標識があり、迷わずに加無山登山口に着く。5〜6台は停めるスペースがあり、すでに軽トラが1台ある。準備していたら、中型トラックが来た。工事でもあるのかと思ったらキノコ採りの方が一人だった。
杉林に入り、屋敷代川に向かってなだらかに下る。すぐに川に出た。幅は10m近くあるが水量が少なく、キノコ採りの方は長靴で渡って追い越して行った。自分も転石伝いに濡れずに渡れた。右岸の河原を上流に向かうと間もなく滝があり、登山道は沢から離れて左に登る。すぐに壊れかけた鳥居らしきものがある。所々草に覆われる個所はあるが、しっかりした道がついている。道幅があるのは昔の林道跡だろうか。沢筋をへつる箇所では足場が危ういところもある。いつの間にか加無沢に入ると、沢が狭まりゴルジュになる手前で2回目の渡渉だ。ここも転石伝いに渡れる。左岸に渡ると沢のかなり上をトラバースする道になる。対岸には岩場があり「千畳岩」というらしい。沢の上の方に山頂部がガスにかすんでかすかに見える。間もなく3回目の渡渉点だが、水量はわずかだ。間もなく小さな沢を渡る。女加無山に向かう沢で最後の水場であった。ここからは沢から離れ登りになるが、巨木の森がある。樹林の間からわずかに山頂部が覗いている。地図の道から離れ大きく左にカーブして女加無山の下に出ると、女加無山の岩壁の下をトラバースする道になる。所々に危ない個所もある。岩の間を登山道が通っている「胎内くぐり」に出る。体の幅程度の岩穴を下る。ザックが岩に擦れる程度で、大型ザックでは通れないだろう。すぐ先に八幡大神の札がある岩棚の脇を過ぎ、トラバースを続ける。山頂部も見える。トラロープの付いた急登になり、男加無山と女加無山の鞍部になっている挽割に着く。
南は女加無山で登山道はないがかすかに踏み跡があるようだ。西側へは急な下りになり、小叉川沿いの日正鉱山跡に出るらしい。男加無山へは北に稜線沿いの道になる。急な登りを10分ちょっとでアカマツの古木がある第1岩峰にでる。南には女加無山、東には甑山が見える。さらに20分ちょっとで第2岩峰だ。丁岳が見える。男加無山まではまだいくつかの上り下りがあるようだ。急な登りを進むと道がはっきりしないが分岐になり、赤布がついている左の笹薮を登る踏み跡がある。笹につかまりながら登り、滑りやすい沢源頭のような急斜面を木につかまって登ると第3岩峰に出る。岩に赤矢印が書いてあるのでコースは間違いない。この先で、断崖の上に出る。ストックはここに置いて、木につかまりながら左に垂直に10mほど下り、トラバースして尾根沿いの踏み跡をたどり、笹薮をかき分けて登ると山頂に着く。山名標識もない山頂の三等三角点はなぜか赤色に塗られ、7月に登った方の名前の書いてある赤布が木に付けられている。半径1m程度に切り開かれてはいるが展望は全然ない。昼食をとり下山にする。
笹薮、尾根、トラバースを経て、第3岩峰へはほぼ垂直の登りを木につかまって登る。ストックを回収するが、挽割に置いてくれば良かった。滑りやすい急斜面ではストックを投げてから木につかまって下る。第2岩峰からはしっかりした踏み跡があり、第1岩峰を経て挽割に下る。挽割で休憩後下るが、トラバースする下りは登り以上に危うげで慎重に下らなければならない。胎内くぐりはロープと木の根に頼って登り、また下りの危険なトラバースだ。トラバースが終わって普通に登山道になるとホッとする。巨木の森を楽しむ余裕も出てきたが、暑さで参ってきた。幸い樹木で日差しは遮られている。小沢に出て水で頭を冷やし休憩。加無沢の渡渉2回は難なくわたり、最後の屋敷代川の渡渉点に出る。本流の滝のすぐ下で対岸に切り開きが判り、転石伝いに渡る。左岸を下ったら、支沢に壊れた丸木橋がかかっている。「山形県の山」に丸木橋を渡ると書いてあったのはここのようだ。本流に橋があるわけではない。丸木橋を渡ると登るときのルートと合流して、杉林を登り駐車場に戻る。
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