羅臼岳
- GPS
- 06:35
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:28
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
木下小屋前の駐車スペース(無料/5台程度/8時過ぎに到着時先客は2台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 岩尾別登山口(木下小屋横)にあり。 【コース状況】 ●岩尾別登山口〜羅臼平 木下小屋横の登山口から樹林帯の整備された登山道を登っていきます。 途中オホーツク展望台の標識があります。 オホーツク展望台から650m岩峰までは、アリの巣がたくさんあり、 それを食べるヒグマの出没多発区間とのことです。 650m岩峰を通過しても、「この先どこにでもヒグマがいます」の看板あり。 その後、弥三吉水を過ぎると平坦な登山道となり極楽平を通過します。 極楽平を過ぎると、登山道は斜度を上げ、仙人坂と呼ばれる箇所となります。 その後、銀冷水を通過し、大沢入口から沢筋に入ります。 お花畑が広がる大沢には1ヶ所だけ雪渓が残っていましたが、 雪は登山道にはほとんどかかっていません。 大沢の上部で傾斜が緩くなると羅臼平に到着です。 登山口から羅臼平まで登山道としての危険箇所はありませんが熊注意ですね。 ●羅臼平〜羅臼岳 羅臼平から登山道は進路を南にとり、ハイマツ帯の中を進みます。 岩清水付近で崖を大きく巻いてお花畑に出ます。 お花畑を通過するとルートはだんだん岩っぽくなり、 急傾斜の岩稜帯を山頂に向って直登していきます。 山頂直下で進路を南側に変えて10〜20mほど進むと羅臼岳山頂に到着です。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 夕日のあたる家の温泉(500円) 国設知床野営場のすぐ隣にあって便利。オホーツク海がよく見えます |
写真
感想
●前日の斜里岳の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-492260.html
朝7時過ぎに斜里のホテルを出発。岩尾別の登山口には8時過ぎに到着しました。
斜里から羅臼まではこれまでの移動と比べるととても近くて、
何だか時間感覚が狂い早く着いてしまいました。
この時間から登り始めてしまうと昼前には山頂に着いてしまいそう。
とはいえ出発時間を遅らせて、あたふた登るのもイヤです。
今日の羅臼岳は北海道遠征最後の山。
せっかくなのでゆっくりゆっくりと噛み締めながら登ることにします。
完璧なペース配分(笑)で山頂には12時過ぎに到着しましたが、
完璧なノービュー(笑)。風もビュービュー(笑)吹いています。
天気予報を信じて、フリースとアウターを着込み、気長に晴れるのを待つことにしますが、
30分ほど経っても一向にガスが引く気配はなく、
下半身が寒くなってきたので下山することにします。
帰りはゆっくり歩いても仕方ありません。いつも通りのペースに戻して淡々と下ります。
下山して話を聞くと、この日はお昼よりもむしろ朝早かった方が眺望はあったようです。
何だかな〜。
下山後、ウトロの国設知床野営場にテントを張ります。最後の夜です。
山の方はあんなにガスっていたのに海の方は晴れていて、
オホーツク海に沈むキレイな夕日を見ることができました。
温泉入って、ゴハンをつくって、食べて、ビールをたらふく飲みながら、
komemameと今回の北海道遠征を振り返ります。
大雪から十勝への縦走は成りませんでしたが、
天気に合わせて臨機応変にうまく対応し、
怪我や病気をすることもなく予定していた6座すべてに
登ることができただけでも、ありがたいことだね〜と。
また、雨を利用して山だけでなく旭山動物園や旭川のグルメを楽しむことができて
上出来、上出来と二人自己満に浸りながら北海道最後の夜は更けていきました。
翌日目覚めると予報に反して快晴です。
この日は夜の飛行機までフリー。ドライブしながら観光します。
まずは知床観光ということでウトロから知床横断道路で羅臼側に向います。
知床峠からは雲一つない青い空に羅臼岳が3000m峰の如く聳えたっています。
言いたくないし、言っちゃいけないけど目の前に広がる見事な光景を見てしまうと
「うーん、今日登ればよかったね〜」という言葉が口から漏れ出てきてしまいます。
欲を言い出したらキリがないので、
気持ちを切り替えて思いっきり好天のドライブを楽しむことにします。
カーラジオからは台風11号上陸のニュースがしきりに流れていますが、
遠く離れた北海道では雲は徐々に増えてはいるものの、
依然としてドライブ日和が続いています。
羅臼から標津、屈斜路湖、美瑛をまわった後、
網走でおいしいお寿司を食べて女満別空港へと向かいます。
台風の影響による羽田からの到着便の遅れによって、
飛行機は女満別空港を30分遅れで出発。
最後の最後で少しだけ台風の影響を受けましたが、
今年のお盆の悪天を鑑みると、よいタイミングでよい場所にいたものだと思います。
これで今年の夏休みの一大イベントは終了。
前泊も含めると9泊10日しましたが、充実感と同時に一抹の寂しさを覚えます。
これから山は一気に秋へと向うのでしょうね。
※トップの写真は悔しさを込めて翌日の知床峠からの羅臼岳にしました(笑)
北海道遠征のオオトリは羅臼岳!
山頂への道はバラエティに富んでいて楽しい。
眺望を期待したけど山頂は真っ白け〜。ザンネン。
翌日、知床峠からの羅臼岳がすっごくかっこよかった。
また今度登りにいきます。
北海道遠征、無事に完遂おめでとうございます。
天候にはちょっと恵まれませんでしたが、最初から全てうまくいってしまうと意外に印象が薄いもので、このくらいが良かったのではないかと思います。
何よりも、長い遠征、怪我無く、体調も崩すことも無く元気で帰って来られたことだけでも大成功だったと思います。
付け加えれば、レンタカーのスピード違反で捕まらなかった事も、本州からの旅行者にしては「大変良く出来ました 」を貰えると思います(笑)。
今年の夏は日本中どの山の天気が悪く、私を含め何処にも行けずに家で悶々としていた人が多いと思います。
いつもながらの素晴らしいdanyamaさんの写真のおかげで、北海道遠征の疑似体験が出来、楽しく過ごせました。(一気に投稿せず小出しで楽しませる憎い演出もGoodです )
改めて、ありがとうございました。
私の大昔の北海道初遠征も羅臼岳で終わりました。でも羅臼岳は北海道の山の締めではなく、ここから始まりました。
本土の山には無い北海道の山の良さを知ってしまうともう抜けられません。
北海道には魅力的な山がまだまだ沢山あり、帰ってきてしばらくするとまたすぐに行きたくなります。
私はあれから何度も北海道に出かけ、挙句の果てには札幌営業所に転勤希望を出して一時期は北海道の住人になってしまいました。
山は人生まで変えてしまいます、でも本当に山はいいですね
yamayaさん、こんにちは〜
な、な、なんと!
山の魅力に取り憑かれ、自ら転勤希望とは!
ほんとうに北海道の山が人生を変えてしまったのですね。
yamayaさんの山歴にはいつも驚かされてしまいますっ
どこを掘ってもおもしろい話が出てきそう
天気はどこもぱっとしない感じだったので、yamayaさんのおっしゃるとおり、
予定どおり6座登ることができただけでも良かったのかもしれませんね。
次にまた行く理由もできたし!
レンタカーでの移動はけっこうのんびり景色を楽しみながらだったので、
こちらで運転しているときとは雲泥の差で、安全運転でした(danyamaが)笑。
地元の方の車にじゃんじゃん追い越されましたけど〜
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