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Yamareco

記録ID: 492261
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

羅臼岳

2014年08月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:35
距離
13.9km
登り
1,482m
下り
1,479m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:42
休憩
0:46
合計
6:28
8:40
73
9:53
9:53
9
10:02
10:02
38
10:40
10:40
16
10:56
11:03
29
11:32
11:32
12
11:44
11:44
18
12:02
12:05
7
12:12
12:45
5
12:50
12:52
21
13:13
13:13
8
13:21
13:21
22
13:43
13:43
11
13:54
13:54
24
14:18
14:18
6
14:24
14:25
43
15:08
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
木下小屋前の駐車スペース(無料/5台程度/8時過ぎに到着時先客は2台)
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
岩尾別登山口(木下小屋横)にあり。

【コース状況】
●岩尾別登山口〜羅臼平
木下小屋横の登山口から樹林帯の整備された登山道を登っていきます。
途中オホーツク展望台の標識があります。
オホーツク展望台から650m岩峰までは、アリの巣がたくさんあり、
それを食べるヒグマの出没多発区間とのことです。
650m岩峰を通過しても、「この先どこにでもヒグマがいます」の看板あり。
その後、弥三吉水を過ぎると平坦な登山道となり極楽平を通過します。
極楽平を過ぎると、登山道は斜度を上げ、仙人坂と呼ばれる箇所となります。
その後、銀冷水を通過し、大沢入口から沢筋に入ります。
お花畑が広がる大沢には1ヶ所だけ雪渓が残っていましたが、
雪は登山道にはほとんどかかっていません。
大沢の上部で傾斜が緩くなると羅臼平に到着です。
登山口から羅臼平まで登山道としての危険箇所はありませんが熊注意ですね。

●羅臼平〜羅臼岳
羅臼平から登山道は進路を南にとり、ハイマツ帯の中を進みます。
岩清水付近で崖を大きく巻いてお花畑に出ます。
お花畑を通過するとルートはだんだん岩っぽくなり、
急傾斜の岩稜帯を山頂に向って直登していきます。
山頂直下で進路を南側に変えて10〜20mほど進むと羅臼岳山頂に到着です。
 
その他周辺情報 【温泉】
夕日のあたる家の温泉(500円)
国設知床野営場のすぐ隣にあって便利。オホーツク海がよく見えます
登山口に向かっているとエゾジカに通せんぼされます(photo komemame)
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登山口に向かっているとエゾジカに通せんぼされます(photo komemame)
人慣れしているのか近寄っても逃げません
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人慣れしているのか近寄っても逃げません
岩尾別温泉の登山口よりスタート
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岩尾別温泉の登山口よりスタート
知床の原生林の中を進みます
知床の原生林の中を進みます
北海道遠征最後の山。噛み締めながら意図的にゆっくりゆっくり歩きます
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北海道遠征最後の山。噛み締めながら意図的にゆっくりゆっくり歩きます
やはりどことなく本州の山とは雰囲気が違います
やはりどことなく本州の山とは雰囲気が違います
歩きやすい登山道
歩きやすい登山道
少しガスを帯びてよい雰囲気になってきました
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少しガスを帯びてよい雰囲気になってきました
大抵の木は雪の重みで曲がっています
大抵の木は雪の重みで曲がっています
オホーツク展望台から650m岩峰の間はヒグマ出没多発区間だそうです。おーコワい
オホーツク展望台から650m岩峰の間はヒグマ出没多発区間だそうです。おーコワい
雰囲気のよい登山道
雰囲気のよい登山道
木の生え方がおもしろい
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木の生え方がおもしろい
大沢に入ります
大沢にはお花畑がありました
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大沢にはお花畑がありました
天気がいいと気持ちいいんだろなー
天気がいいと気持ちいいんだろなー
チシマクモマグサの群生
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チシマクモマグサの群生
羅臼平に到着
テントを張っている人がいました
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テントを張っている人がいました
羅臼平より三ツ峰方面
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羅臼平より三ツ峰方面
羅臼平からはハイマツ帯を通過します
羅臼平からはハイマツ帯を通過します
チングルマの群落
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チングルマの群落
羅臼平を過ぎると岩場となります
羅臼平を過ぎると岩場となります
岩場の登りが続きます
岩場の登りが続きます
ガスが晴れるのを期待してゆっくり登りますが一向に晴れる気配はありません
ガスが晴れるのを期待してゆっくり登りますが一向に晴れる気配はありません
山頂が見えてきてしまいました
山頂が見えてきてしまいました
羅臼岳山頂に到着。何にも見えね〜
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羅臼岳山頂に到着。何にも見えね〜
山のポーズ。山頂付近は風もありフリースとアウターを着込んでいても寒いくらい。30分ほど待ちましたがいっこうにガスが取れる気配はありません
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山のポーズ。山頂付近は風もありフリースとアウターを着込んでいても寒いくらい。30分ほど待ちましたがいっこうにガスが取れる気配はありません
あきらめて下山開始です
あきらめて下山開始です
岩場を下ります
岩の間には高山植物が咲き誇っていました
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岩の間には高山植物が咲き誇っていました
北海道遠征最後の山。最後の最後で怪我しないように慎重に下ります
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北海道遠征最後の山。最後の最後で怪我しないように慎重に下ります
結局羅臼岳の山頂は終始ガスガスでした
結局羅臼岳の山頂は終始ガスガスでした
羅臼平まで戻ってきました
羅臼平まで戻ってきました
北海道県警の山岳遭難救助隊。急いでいる様子ではなかったので訓練か見回りでしょうか
北海道県警の山岳遭難救助隊。急いでいる様子ではなかったので訓練か見回りでしょうか
大沢は気持ちのいいところでした
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大沢は気持ちのいいところでした
大木がここかしこに聳えていました
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大木がここかしこに聳えていました
登山口に到着。おつかれさまでした!
登山口に到着。おつかれさまでした!
透明のヒメシャジン。初めて見ました(photo komemame)
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透明のヒメシャジン。初めて見ました(photo komemame)
(photo komemame)
(photo komemame)
(photo komemame)
シナノキンバイ(photo komemame)
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シナノキンバイ(photo komemame)
シナノキンバイ(photo komemame)
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シナノキンバイ(photo komemame)
エゾツガザクラ(photo komemame)
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エゾツガザクラ(photo komemame)
エゾコザクラ(photo komemame)
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エゾコザクラ(photo komemame)
チシマクモマグサ(photo komemame)
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チシマクモマグサ(photo komemame)
エゾオヤマノリンドウ(photo komemame)
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エゾオヤマノリンドウ(photo komemame)
(photo komemame)
イワギキョウ(photo komemame)
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イワギキョウ(photo komemame)
エゾツツジ(photo komemame)
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エゾツツジ(photo komemame)
ウコンウツギ(photo komemame)
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ウコンウツギ(photo komemame)
ハイオトギリ(photo komemame)
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ハイオトギリ(photo komemame)
ウトロから望むオホーツクの夕日
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ウトロから望むオホーツクの夕日
夕日の名所の高台にある国設知床野営場でテントを張りました。人気のキャンプ場でした
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夕日の名所の高台にある国設知床野営場でテントを張りました。人気のキャンプ場でした
本日のゴハン。まずはビールのあてにコンビーフをフライパンで温めてマヨネーズ付けて食べます
本日のゴハン。まずはビールのあてにコンビーフをフライパンで温めてマヨネーズ付けて食べます
メインは回鍋肉。まずはたっぷりの豚肉を炒めて…
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メインは回鍋肉。まずはたっぷりの豚肉を炒めて…
キャベツなど野菜類を投入
キャベツなど野菜類を投入
回鍋肉の元を入れてできあがり
2014年08月09日 18:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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8/9 18:57
回鍋肉の元を入れてできあがり
ゴハンによく合います
2014年08月09日 18:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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8/9 18:58
ゴハンによく合います
あまった生キャベツにマヨネーズを付けて酒の肴にします
2014年08月09日 19:12撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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8/9 19:12
あまった生キャベツにマヨネーズを付けて酒の肴にします
【北海道遠征最終日】
ゆっくりと起きて朝ゴハン。パンにソーセージとチーズを挟んでケチャップとマスタードをかけてパクリ
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【北海道遠征最終日】
ゆっくりと起きて朝ゴハン。パンにソーセージとチーズを挟んでケチャップとマスタードをかけてパクリ
台風が近づいていますが何と快晴です。知床横断道路より羅臼岳
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台風が近づいていますが何と快晴です。知床横断道路より羅臼岳
知床峠からの羅臼岳。圧巻です
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知床峠からの羅臼岳。圧巻です
今日登るべきだったなぁ〜
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今日登るべきだったなぁ〜
本日は夜の飛行機までフリー。まずは知床をドライブします
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本日は夜の飛行機までフリー。まずは知床をドライブします
知床半島の羅臼側からは国後島がよく見えます
知床半島の羅臼側からは国後島がよく見えます
知床半島をぐるっと回ったあとは道東をドライブ。美瑛の丘から屈斜路湖を望みます
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知床半島をぐるっと回ったあとは道東をドライブ。美瑛の丘から屈斜路湖を望みます
女満別空港に向う途中の景勝地。北海道らしい景色(photo komemame)
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女満別空港に向う途中の景勝地。北海道らしい景色(photo komemame)
撮影機器:

感想

●前日の斜里岳の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-492260.html

朝7時過ぎに斜里のホテルを出発。岩尾別の登山口には8時過ぎに到着しました。
斜里から羅臼まではこれまでの移動と比べるととても近くて、
何だか時間感覚が狂い早く着いてしまいました。

この時間から登り始めてしまうと昼前には山頂に着いてしまいそう。
とはいえ出発時間を遅らせて、あたふた登るのもイヤです。
今日の羅臼岳は北海道遠征最後の山。
せっかくなのでゆっくりゆっくりと噛み締めながら登ることにします。

完璧なペース配分(笑)で山頂には12時過ぎに到着しましたが、
完璧なノービュー(笑)。風もビュービュー(笑)吹いています。
天気予報を信じて、フリースとアウターを着込み、気長に晴れるのを待つことにしますが、
30分ほど経っても一向にガスが引く気配はなく、
下半身が寒くなってきたので下山することにします。
帰りはゆっくり歩いても仕方ありません。いつも通りのペースに戻して淡々と下ります。
下山して話を聞くと、この日はお昼よりもむしろ朝早かった方が眺望はあったようです。
何だかな〜。

下山後、ウトロの国設知床野営場にテントを張ります。最後の夜です。
山の方はあんなにガスっていたのに海の方は晴れていて、
オホーツク海に沈むキレイな夕日を見ることができました。

温泉入って、ゴハンをつくって、食べて、ビールをたらふく飲みながら、
komemameと今回の北海道遠征を振り返ります。
大雪から十勝への縦走は成りませんでしたが、
天気に合わせて臨機応変にうまく対応し、
怪我や病気をすることもなく予定していた6座すべてに
登ることができただけでも、ありがたいことだね〜と。
また、雨を利用して山だけでなく旭山動物園や旭川のグルメを楽しむことができて
上出来、上出来と二人自己満に浸りながら北海道最後の夜は更けていきました。

翌日目覚めると予報に反して快晴です。
この日は夜の飛行機までフリー。ドライブしながら観光します。

まずは知床観光ということでウトロから知床横断道路で羅臼側に向います。
知床峠からは雲一つない青い空に羅臼岳が3000m峰の如く聳えたっています。
言いたくないし、言っちゃいけないけど目の前に広がる見事な光景を見てしまうと
「うーん、今日登ればよかったね〜」という言葉が口から漏れ出てきてしまいます。
欲を言い出したらキリがないので、
気持ちを切り替えて思いっきり好天のドライブを楽しむことにします。

カーラジオからは台風11号上陸のニュースがしきりに流れていますが、
遠く離れた北海道では雲は徐々に増えてはいるものの、
依然としてドライブ日和が続いています。
羅臼から標津、屈斜路湖、美瑛をまわった後、
網走でおいしいお寿司を食べて女満別空港へと向かいます。

台風の影響による羽田からの到着便の遅れによって、
飛行機は女満別空港を30分遅れで出発。
最後の最後で少しだけ台風の影響を受けましたが、
今年のお盆の悪天を鑑みると、よいタイミングでよい場所にいたものだと思います。

これで今年の夏休みの一大イベントは終了。
前泊も含めると9泊10日しましたが、充実感と同時に一抹の寂しさを覚えます。
これから山は一気に秋へと向うのでしょうね。
 
※トップの写真は悔しさを込めて翌日の知床峠からの羅臼岳にしました(笑)

北海道遠征のオオトリは羅臼岳!
山頂への道はバラエティに富んでいて楽しい。
眺望を期待したけど山頂は真っ白け〜。ザンネン。
翌日、知床峠からの羅臼岳がすっごくかっこよかった。
また今度登りにいきます。

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コメント

羅臼岳で締め・・・実はここから始まります
北海道遠征、無事に完遂おめでとうございます。
天候にはちょっと恵まれませんでしたが、最初から全てうまくいってしまうと意外に印象が薄いもので、このくらいが良かったのではないかと思います。
何よりも、長い遠征、怪我無く、体調も崩すことも無く元気で帰って来られたことだけでも大成功だったと思います。
付け加えれば、レンタカーのスピード違反で捕まらなかった事も、本州からの旅行者にしては「大変良く出来ました 」を貰えると思います(笑)。

今年の夏は日本中どの山の天気が悪く、私を含め何処にも行けずに家で悶々としていた人が多いと思います。
いつもながらの素晴らしいdanyamaさんの写真のおかげで、北海道遠征の疑似体験が出来、楽しく過ごせました。(一気に投稿せず小出しで楽しませる憎い演出もGoodです
改めて、ありがとうございました。

私の大昔の北海道初遠征も羅臼岳で終わりました。でも羅臼岳は北海道の山の締めではなく、ここから始まりました。
本土の山には無い北海道の山の良さを知ってしまうともう抜けられません。
北海道には魅力的な山がまだまだ沢山あり、帰ってきてしばらくするとまたすぐに行きたくなります。
私はあれから何度も北海道に出かけ、挙句の果てには札幌営業所に転勤希望を出して一時期は北海道の住人になってしまいました。
山は人生まで変えてしまいます、でも本当に山はいいですね
2014/8/15 17:57
Re: 羅臼岳で締め・・・実はここから始まります
yamayaさん、こんにちは〜

な、な、なんと!
山の魅力に取り憑かれ、自ら転勤希望とは!
ほんとうに北海道の山が人生を変えてしまったのですね。
yamayaさんの山歴にはいつも驚かされてしまいますっ
どこを掘ってもおもしろい話が出てきそう

天気はどこもぱっとしない感じだったので、yamayaさんのおっしゃるとおり、
予定どおり6座登ることができただけでも良かったのかもしれませんね。
次にまた行く理由もできたし!

レンタカーでの移動はけっこうのんびり景色を楽しみながらだったので、
こちらで運転しているときとは雲泥の差で、安全運転でした(danyamaが)笑。
地元の方の車にじゃんじゃん追い越されましたけど〜
2014/8/16 14:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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羅臼岳 (木下小屋〜羅臼岳ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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