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記録ID: 494374
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ハイキング
丹沢

檜洞丸(神ノ川から。北尾根〜矢駄尾根)

2014年08月15日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:27
距離
17.4km
登り
1,629m
下り
1,637m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:57
休憩
0:30
合計
7:27
8:14
8:15
184
神ノ川林道 広河原下降点
11:19
11:29
29
11:58
12:02
105
13:47
14:01
26
神ノ川林道(上)
14:27
14:28
9
神ノ川林道(下)
天候 下は晴れ。約1200mより上はガス。稜線上は暴風雨。
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神ノ川林道ゲート前に駐車。10台程度は駐車可能か。トイレあり。すぐそばに水場(沢)もあり。
コース状況/
危険箇所等
檜洞丸北尾根は一般コースではありません。
尾根下部の植林地帯では、つい最近枝打ち、間伐をしたようです。倒木、枝が多く、道筋を隠しているところも多数(先日の台風の影響もある?)。非常に歩きづらく、ルートも取りづらい。
尾根取り付きもとても分かりづらく、頂上直下も明確な踏み跡は植生でまったく見えません。
その他周辺情報 当日は宮ヶ瀬で花火大会だったらしく、もう少し時間が遅かったら悲惨だったであろうw
神ノ川のキャンプ場を過ぎたあたりで、2匹のねこが林道を駆け回っていました(^^*
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神ノ川のキャンプ場を過ぎたあたりで、2匹のねこが林道を駆け回っていました(^^*
神ノ川林道ゲート前駐車場。5台くらいすでに駐車していました。
神ノ川林道ゲート前駐車場。5台くらいすでに駐車していました。
大室山方面を見上げる。天気いいです。
大室山方面を見上げる。天気いいです。
ゲートを越えて林道を進む途中、風巻ノ頭(左の一番高いの)と、その右奥に袖平山。
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ゲートを越えて林道を進む途中、風巻ノ頭(左の一番高いの)と、その右奥に袖平山。
林道から、孫右衛門沢の立派な滝。
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林道から、孫右衛門沢の立派な滝。
檜皮(ひわた)橋。蛭ヶ岳から檜洞丸の稜線からもよく見えるんですよね。
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檜皮(ひわた)橋。蛭ヶ岳から檜洞丸の稜線からもよく見えるんですよね。
橋の上から、広河原。蛭ヶ岳は雲の中。。。
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橋の上から、広河原。蛭ヶ岳は雲の中。。。
北尾根は載ってませんね。。。
北尾根は載ってませんね。。。
広河原を見下ろす。
広河原を見下ろす。
林道が急カーブするところ。ここを左に入る、んですよね? 草で埋もれてますけど(^^;
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林道が急カーブするところ。ここを左に入る、んですよね? 草で埋もれてますけど(^^;
ここが源三尾根への分岐だろうと思われます。
ここが源三尾根への分岐だろうと思われます。
赤テープあり。ここからどっちに行くか、いきなり分からず(^^;
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赤テープあり。ここからどっちに行くか、いきなり分からず(^^;
何とか尾根に上がってしばらく行くと、ちょっと広くなった造林小屋跡。
何とか尾根に上がってしばらく行くと、ちょっと広くなった造林小屋跡。
この明るい広場あたりから、えらく歩きづらい植林地域を抜けて、ようやく自然林に。
この明るい広場あたりから、えらく歩きづらい植林地域を抜けて、ようやく自然林に。
行程中、この白いキノコが多かったです。多分ドクツルタケかと。1本以上食べると、3日以内に逝くそうです(^^;
行程中、この白いキノコが多かったです。多分ドクツルタケかと。1本以上食べると、3日以内に逝くそうです(^^;
雲の中に入りました。霧に霞むブナの森。
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雲の中に入りました。霧に霞むブナの森。
なんか、かわいいコケ。
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なんか、かわいいコケ。
かなり上にいくと、こんな感じの尾根に。晴れてれば、多分眺めもあってすごく気持ちよさそう。
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かなり上にいくと、こんな感じの尾根に。晴れてれば、多分眺めもあってすごく気持ちよさそう。
頂上に近くなって尾根が広くなると、草っ原に。もう踏み跡も何もありません。
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頂上に近くなって尾根が広くなると、草っ原に。もう踏み跡も何もありません。
捻じ曲がった木。
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捻じ曲がった木。
このあたり、トリカブトが多かったです。
このあたり、トリカブトが多かったです。
ようやく頂上が見えてきました。
ようやく頂上が見えてきました。
頂上は、大変な風と雨で、暴風雨でした。。。
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頂上は、大変な風と雨で、暴風雨でした。。。
大こうげへの稜線。ものすごい西風が吹き上げてきます。
大こうげへの稜線。ものすごい西風が吹き上げてきます。
この状態で見ると、まさに「オワタ\(^o^)/」ですねw
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この状態で見ると、まさに「オワタ\(^o^)/」ですねw
鞍部では、吹き飛ばされそうな風。
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鞍部では、吹き飛ばされそうな風。
熊笹ノ峰を越え、ようやく矢駄尾根分岐にたどり着きました。
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熊笹ノ峰を越え、ようやく矢駄尾根分岐にたどり着きました。
分岐のベンチふたつ。不思議なことに、ひとつはびしょびしょなのに、ひとつはちょっと乾いたところさえあります。出発以来、初めて座れました。
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分岐のベンチふたつ。不思議なことに、ひとつはびしょびしょなのに、ひとつはちょっと乾いたところさえあります。出発以来、初めて座れました。
分岐からちょっと下りたところにあるブナの木。矢駄尾根の主的な威厳があります(この角度だと1本に見えるけど、実は双子の木だった)。
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分岐からちょっと下りたところにあるブナの木。矢駄尾根の主的な威厳があります(この角度だと1本に見えるけど、実は双子の木だった)。
尾根途中。ようやく雨も止んで、軽く食事。
尾根途中。ようやく雨も止んで、軽く食事。
尾根上部は、こんな感じのいい道です。
尾根上部は、こんな感じのいい道です。
雲を抜けて、大室山方面。左の山肌に、神ノ川林道が続いているのが見えます。
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雲を抜けて、大室山方面。左の山肌に、神ノ川林道が続いているのが見えます。
神ノ川林道(上)に到着。
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神ノ川林道(上)に到着。
鐘撞山(中央右)。
鐘撞山(中央右)。
ようやく神ノ川林道(下)に到着。
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ようやく神ノ川林道(下)に到着。

感想

今の時期の丹沢はあまり人がいないようだということで、関東地方は晴れという予報もあり、まだ行ったことのない神ノ川から檜洞丸に登ってみることにしました(高速を使わないでいけるというのも重要だった)。
ゲート前登山口では、青空が広がるさわやかな天気。山の上には厚い雲がかかっているけれど、しばらくしたら晴れるはず!と根拠のない希望的観測にもとづき出発(^^; 風が強く、あまり暑さも感じないです。

たらたらと林道を歩き、広河原への分岐、源三尾根の分岐を確認しつつ、北尾根の登り口へ。けれども、いきなりここが不明瞭で、どっちに行くかよく分からず。うろうろしていたらそのうち経路を見つけ、斜面を北へトラバースして、尾根に上がることができました。
ちなみに、林道ではGPSがまともにきかず、めちゃくちゃな軌跡になりました(山の中ではまともに動いた)。衛星の場所とかの関係でしょうかね?

しばらく植林内の急登ですが、どうもつい最近枝打ち、間伐をしたらしく、経路をふさぐような倒木がやたらとあるし、尾根上からはずれる踏み跡も多く、とても分かりにくいし、歩きづらいです。植林帯を抜けるのに、やたらと時間がかかってしまいました。
やがて自然林となり、少しは歩きやすくなったものの、やっぱり経路は分かりづらいです。まあこんな夏の草が生い茂った時期では、仕方ないですね(^^;
特にポイントとなる箇所もなく、結構な急坂が延々と続き、疲れます。
やがて雲の中に入り、ぽつぽつと小雨も落ちてきました。
頂上直下の尾根が広がる箇所では、草が深く生い茂り、踏み跡もなにもあったもんじゃないです。とにかく、びっしょり濡れた草っ原の中を、上へ登ります。

ようやく頂上に着いてみれば、ものすごい西風と雨で、台風かというような暴風雨。とてもゆっくりなどできず、さっさと先に進みます。
犬越路への稜線では、当然西風をまともに受けることになります。特に風の強い鞍部では、吹き飛ばされそうになるくらいでした。

熊笹ノ峰を越え矢駄尾根に入ると、稜線の陰になって風はおさまってきましたが、ガスと小雨は結構下まで残りました。さすがにこちらの尾根は一般登山道だけあって、歩きやすいです。林道に降りれば駐車場まですぐ、というのもポイント高いですね。

案の定、下に降りると、晴れていました(^^; まさかあの雲の中だけがあんな暴風雨だったとは。。。さすが、山の天気は怖いですね。おかげでまるで暑くなく、むしろ肌寒いくらいでしたが、景色が全然見えないのはやっぱりつまらない。。。

神ノ川園地に着いたとき、空は晴れて熱々しい日光が降り注いでいたけれども、時折強く吹く風が気になっていましたが、1200mを超える頃から濃霧+風雨、1500mを超える頃からは暴風雨となりました。登りの北尾根は道と呼べるべきものはほとんどなく、泥+急斜面+倒木の上暴風雨。これはない、と思いました。行く先に道が見えれば進もうという気も起きるけれど、このようなシチュエイションで道が見えないと、心が折れそうになります。山頂に着いても台風の最中のような状態で雨宿りする場所もなく、雨の中びしょびしょのサンドイッチを食べながら何の苦行かとひとり問答する場面も。山頂から犬越路方面への下りは晴れていれば富士山が一望できるのですが、この天候ではもう、何の罰ゲーム?状態でした。そのあまりの暴風っぷりに精神のゲージが苦行を通り越して逆境を乗り越える私ガンバレ的な何かへと転じ、その後は力みなぎり危ういところなく下山となりました。

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