紅葉の大山寺と阿夫利神社上社参拝(表参道-大山-美晴台周回)
- GPS
- 05:12
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:09
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・平日は1時間2本、直行便は無し。 ・この日は紅葉期で大混雑のため、伊勢原駅発8:30の便に臨時直行便が運行され、帰りは大山ケーブル発14:15発の便に乗り切れず15分後に臨時直行便が運行された。紅葉期は随時臨時便が出るようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険を感じた箇所はありませんでした。定番コースで歩く人も多くてよく整備され、指導標も完備されルートは明確。ただし丹沢山塊に違いはないので、それなりの登山道です。 〇表参道(阿夫利神社下社〜山頂) 参道とはいえ実際は登山道です。ロープやクサリはないものの、ガレ場に近い箇所が多いです。大山ケーブルバス停からずっと急登が続きます。 〇山頂〜見晴台 急降下ですが、階段がよく整備されています。下方に、片側が切り立った箇所があり、よく整備されているので問題はないが、積雪凍結時は注意を要すると感じました。この10年でかなり整備が進んだように思います。 〇見晴台〜下社 片側が切り立った箇所がありますが、擁壁や橋などの土木工事で手当てがされていて安心して歩けるようになっています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
今日は、地元の大山(相模大山。こちらはオオヤマと読みます)の紅葉が最盛期ということを聞き、天気も良いことだし昨晩急に思い立って行ってきました。
大山の紅葉とは、麓にある大山寺の紅葉のこと。県内有数の紅葉の名所。大山は、自宅から見て最も目立つ山ですが、ここ数年登っていないので、山頂(標高1251m)にある上社まで行かなくてどうするということで、登ることにしました。
いつもはバリルートなどいろいろ考えるのだけど、その暇もなく、表参道から見晴台への定番ルート。
しかし、これが意外に大変(かつてはヤビツ峠からばかりで、表参道を登ったのは初めてでした)。江戸時代に「大山講」で大挙して押し寄せたというけど、江戸から大山道を歩いて、さらにこんな山に登っていたとは改めて感心したのでした。
丹沢の中でも入門クラスといわれているけど、険しい丹沢には違いないことも再認識。
大山寺の紅葉はさすが見事なものでした。ところで、ケーブルカー駅の中間という微妙な立地の大山寺とは何なのでしょう。大山と言えば、阿夫利神社のばず。
調べてみると、江戸時代まで栄えていたのは、この大山寺だったのです。吾妻鏡にも出てきます。山号は雨降山(あふりさん)。当時は、山頂には大山石尊社があり、その別当寺が大山寺だった。ところが、明治の廃仏毀釈により、山頂は阿夫利神社本社(あふりじんじゃ)と改称され、麓の大山寺のあったところに阿夫利神社下社が建てられたといいます。大山寺は下の方の今の場所に移されてしまったんだとか。なので、この大山寺が大山信仰の正統なのです。
なお、大山寺はかつてより「おおやまでら」と発音されていて、今でもそう呼ばれているが、「たいさんじ」とも呼ばれるようです。日本語も歴史も複雑ですね、
紅葉もさることながら塔ノ岳や鍋割山などの表丹沢の魅力は、横浜-湘南の雄大な風景です。大山からの展望も引けを取りません。見事なものでした。何より、自宅付近がみえるのがよい。ただ、もうひとつ靄がかっていたのが残念で、真冬の澄みきった大展望を眺めたいものです。積雪氷結時は表参道ピストンが良さそうです。
<参考文献>
高橋千劔破『名山の日本史』(2004 河出書房新社)
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