[北ア] はじめての剱岳 暴風で撤退

2014年08月14日(木) ~ 2014年08月15日(金)

• GPS: 32:00
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,470m
• 下り: 1,460m

コースタイム

[1日目]
12：30室堂→13：20雷鳥沢キャンプ場→15：15剣御前小屋15：45→16：10剣沢キャンプ場
[2日目]
剣沢キャンプ場05：15→06：10一服剱06：20→07：10前剱07：45→10：05剣沢キャンプ場→下山（デジカメ使ってないので時間不明）

天候

[14日] 曇り時々雨
[15日] 8時ごろより強い雨と風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・往路：JR富山駅まで電車にて移動。
JR富山駅隣接の電鉄富山駅にて
[電車]：電鉄富山駅→立山駅
[ケーブルカー]：立山駅→美女平駅
[バス]：美女平駅→室堂
上記3種乗り物の室堂往復切符を6710円で購入（1枚で共用なので失くさないよう）。
http://www.alpen-route.com/access/fare/fare01.html
http://www.alpen-route.com/book874/pdf/timetable.pdf

写真

8/12 18:37

電車で山に行くのは何故ワクワクするのでしょうか。自宅を出た時から旅が始まっている高揚感。というわけで青春遠征。13〜18まで休みなので剱岳と立山三山へば

8/12 16:40

せっかくの遠征ですが天気は優れないようなので高級防水パッキンをしっかりと

8/13 23:07

移動日の13日の宿は福井県敦賀。なお大分から17時間かかっている

8/13 23:11

そっか敦賀気比の敦賀か。もう大分高校負けたし帰ったら応援しよう

8/13 23:08

今日の宿　シングル

8/13 23:50

チェックイン

8/14 9:55

14日始発で敦賀を移動し9：40頃富山駅へ。隣接の電鉄富山駅で室堂までの往復切符を購入。webで見てもイマイチ切符の仕組みが分からなかったけど、室堂までの往復切符一枚で電車ケーブルカーバスの3種をカバー。

8/14 11:00

電鉄富山はノスタルジックな路線です。えらいこと雰囲気がいい。駅弁とカパッとあけるお茶が欲しくなる

8/14 10:57

立山ケーブルカー駅

8/14 11:17

8/14 11:25

んごー

8/14 11:29

すげえ登ってる。私にもこれくらい馬力があればどこにでも登れるのに・・

8/14 12:24

美女平から高原バスに乗り換え。バス乗るときに10kg以上の荷物は300円徴収されますので手元に300円用意しておきましょう

8/14 12:24

思ったよりは天気が持ちこたえている。わくわくしてきましたぞ

8/14 11:50

日本一の落差の滝。称名滝（しょうめいたき）

8/14 12:29

12:30頃　室堂到着

まぁまぁ人多いけど思ったほどではない。天気のせいなのかな

8/14 12:41

ガチ登山勢とガチ観光勢の比率2：8くらいでしょうか。私は8に属してます

8/14 12:45

みくりが池。まずは雷鳥沢キャンプ場を目指し、時間と天候的に行けそうなら剣沢キャンプ場を目指す予定

8/14 12:49

みくりが池温泉

8/14 12:52

地獄谷

8/14 13:00

硫黄臭で目が少し痛い

8/14 13:01

8/14 13:03

血の池　たぶん

8/14 13:10

雷鳥沢キャンプ場。　あーキャンプ場を遠くから見るのは良いですねえ　基地って感じ

8/14 13:16

8/14 13:21

色んな小屋

8/14 13:23

高原植物ホント綺麗。いやほんとに綺麗。正直写真やテレビで高原植物見ても「なんかパッとしないなぁ・・」くらいしか感想ないんですが、実物はほんと綺麗ね。高原植物の良さは画像じゃ分からんわいな

8/14 13:14

雄大な自然の隅っこにあるテント場は良いですねえ

8/14 13:24

今日は、ここを基点に明日立山三山行くか、剣沢を基点に明日剣岳行くか決めかねてましたが、明後日より明日のほうが天気もマシと考え 剣沢に向かうことに。

8/14 13:31

8/14 13:32

青空が欲しい・・

8/14 13:45

雷鳥沢を振り返り

8/14 13:58

8/14 14:28

上方はガスが全然晴れない

8/14 15:15

剣御前小屋。高度を上げてガスに突っ込むと雨が降り始める。一緒に剣沢に向かってた方も、剣沢テン泊を諦めここに素泊まりすることに。私は様子を見ながら剣沢へ

8/14 15:46

8/14 15:54

雨具に着替えると雨がやむ法則

8/14 15:54

お花が綺麗なぁー

8/14 15:54

やばいものが見えてきた　これはまずい

8/14 15:55

ガスってる高度2700辺りだけ雨降ってるのか

8/14 15:57

お花たくさん

8/14 15:58

お花を接写して綺麗に撮る努力をする気にならないくらい、実物が美しくて驚きました

8/14 16:01

アルプスなどの高原植物に嵌って、高山に足しげく通ってる方の気持ちがほんとに分かりましたわいな

8/14 16:02

剣沢キャンプ場

8/14 16:02

あーこれ　前線基地ですわ
わくわくしますねえ

8/14 16:11

お盆休みですし　もっとひしめき合ってるかと思いましたが

8/14 18:12

1張り500円

8/14 18:12

山岳警備隊出動せよ！とか読むに超人たちの詰め所

8/14 17:10

雷鳥沢で靴底が剥がれてた方に何かの助けにとハードテープ1巻進呈したら、数百m後に走って追いかけてきてお礼にもろた。嬉しいけどその靴で走らないで（笑

8/14 18:32

さて明日の天気はいかほどに。寝るまで曇ってましたが21頃起きたら満天の星空！天の川も流星も人工衛星もよく見えた！最高

8/15 5:09

モルゲンなんちゃれ。3時頃 用意も完了。早い人はもう向かってますが、やはり知らない山を暗いうちから歩くのは嫌だから5時までデポ品の風雨対策や今日帰る隣人と談笑して過ごす。

8/15 5:10

晴れそう！今日いけるんじゃないの！とわくわく。
現時点で晴れてはいるが風は結構強い。撤収中のマットや色々大事そうな袋などが谷底に舞い落ち、持ち主が悲哀感にじませスローに追いかけてる・・あぁぁ・・

8/15 5:10

昨日から話してた隣の方と見ながら、「テント撤収していったほうが良いかも」と言われましたがしっかり補強してテントは張ったままに。なんだかザックだけここにデポは少し嫌な気がしたのだ。(骨抜いて潰しとけばよかったのね。知識不足）

8/15 5:19

5時過ぎサブザックに必要最低限を詰め出発

8/15 5:21

まずは一服剱に向かう。

8/15 5:21

8/15 5:22

8/15 5:24

お願い！天気もって！
この日の為にXLサイズのヘルメット買ったの！

8/15 5:24

8/15 5:29

暑くも無く寒くもなく

8/15 5:29

8/15 5:33

8/15 5:33

ふつくしい

8/15 5:40

8/15 5:43

8/15 5:46

いよいよ登りだす

8/15 5:57

落石が怖いというか　落石を起こすのが怖い

8/15 5:59

とっさの時に気恥ずかしくて出ないであろう「ラーック！」をしっかり発声練習してきたマジで

8/15 6:00

すっごい晴れてるよね・・・この時点ではすごい快晴だよね・・・

8/15 6:02

あそこが一服剱か

8/15 6:10

町の景色も見えてきた。一服剱はほんと「まぁ一服」といった場所。ここから本格的に登りだす前剱方向を見ると・・・

8/15 6:12

これはまずい

8/15 6:12

いやほんとまっすぐ登りすぎでしょ（笑
これ剱岳でいいんじゃないのもう

8/15 6:15

テン場から見たときは分からなかったけど前剱でも結構な岩登りなのね・・

8/15 6:22

8/15 6:32

前剱取り付きから一服剱を振り返って

8/15 6:40

こりゃ岩も落ちるし落とすわ

8/15 6:47

難度は高くないと思いますが、人も多く必然間隔が狭くなるから、落石を起こさないように気を使う。ザカザカ降りてきたカップルいたからアルプス神拳お見舞いしようかと思ったわいな

8/15 7:16

前剱

8/15 7:23

なんかすっごい風強くなってきたんですけど・・。　ガイド登山らしきPTもガイドの方が「これから先よくなる要素が何も無い」と撤退指示を・・

8/15 7:24

多分あれが剱岳だと思うんですが、ガスと風の強さが半端なくなってきた・・　九州ではイマイチ実感できない「山の天気は変わりやすい」って変わりすぎ・・。ここで大半の方が撤退へ。

8/15 7:29

私も悩みましたがもう少し進む。猛烈になってきた風の中、前剱の門の所の鎖場を若者二人が越えていく（画像岩上部）・・すっげぇ

8/15 7:30

門を超えても平蔵の頭やタテヨコあって暴風の中　下るって私には絶対無理

8/15 7:32

とりあえず門まで来てみる

8/15 7:33

画像じゃ全然分かりませんが台風並みに猛烈な雨風が散弾銃のように顔にあたる。濡れた足場と強風で登るのはいけるかもしれんが、どう考えても下りで詰む

8/15 7:33

いやいやいや（笑　ここから先が危険地帯本番なわけですからおとなしく帰ろう

8/15 8:17

というわけで殆どの方が前剱で下山。私の行動時間で見えた範囲では私以前で6人強、私以後で2人（五個前の画像の2人）は剱岳向かったけど大丈夫だったんかいな

8/15 9:12

下りながらの心配は「朝よりめちゃくちゃ風が強くなってるけど テントは生き残っているのか」。テント飛ばされてたらどうしよう・・

8/15 9:19

お花きれい

8/15 10:04

張り網補強の大岩が少し動いてて風の強さにびびりましたが、なんとかテント生き残ってた。見回すとフライがほんとにフライしちゃってるテントも・・。　　撤収時に気付きましたがポール2箇所曲がってた。

8/15 16:22

そしてバスの中！色々考えましたが結局そのまま下山することに。もう1泊して立山三山も行きたかったですが、あまりに天気が悪すぎで無理はしたくなかった。だいたい皆さん同じ考えの様子。

8/15 18:54

もう少し粘っても良かったかなぁ・・と後ろ髪引かれながらも帰路につく。

8/15 20:37

次いつ出番あるか分からないグリベル サラマンダーXL！頭大きい人にはこれしか無いという選択らしいですが、たしかにでかかった！ 63cmの私が帽子の上にかぶれる！

8/16 1:34

今日の宿と お風呂。

8/16 14:56

16日　岡山辺り　すっげえ晴れてるんですけど笑

8/16 15:14

なにこのアルバムジャケット。

撮影機器：

VH-515 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

hatoko

青春18切符でのんびりと大分から富山まで行ってきますた。
若いときは平気だった鈍行列車の旅も、この歳になると
富山までの乗車時間20時間ほどはさすがに腰に堪える

お休みも長いですし、剱岳・立山三山をぐるっと周り、
場合によっては帰りに鳥取の大山も登っちゃおうかなぁ。。なんて考えていたら。。
殆どどこにも登れず帰ってまいりました（笑

あまり天気がよくないのは覚悟の上で、とりあえず雰囲気だけでも良いかなと
行ってみましたが、想像以上の暴風雨で前剱で撤退。
テントもびしょびしょで 翌日に張ってこの風に耐える気にもならず。
どこか素泊まりして立山三山に向かおうにも、どうも天気が回復する気配は無い。
「天気が回復するならどこか泊まるんですけどねぇ・・」と周りを見ても同じような境遇の方が沢山。

残念ですが室堂の最終に間に合うようにトボトボ帰ってまいりました。。
剱岳はまぁ満足ですが雄山行きたかったなぁ。。

とまぁ天気に恵まれず、たいしたことは出来なかった遠征でしたが
かわいい高山植物や雄大な風景と満天の星空が見れましたのでそれなりに満足はできました。

帰ってニュース見たら東海北陸近畿が大雨で凄いみたいですし
交通機関的にも撤退して良かった感じかな。


参考程度に前剱を下った辺りの風
巻き路でこれですから稜線上は四つんばいで風に耐える場面も。

コメント

cafe_mocha

うわわわ
剱に遠征されてたんですかー！
しかも、青春18切符でなんてすごい！
おつかれさまでした。

でも、せっかく行かれたのにお天気残念でしたね
写真見てるだけでも岩場に胃がキューッとなります

P.S
サラマンダーのXLってかなり大きいんですね。
相方にすすめておきます

hatoko

cafe_mochaさんこんにちは
サラマンダーXLはデザインは仰々しくて好みではないのですが
大きいと評判なだけあって確かに大きかったです。頭大きいとほんと困るんですよねぇ

立山の天気がイマイチなのは行く前から分かってはいましたが
最近の天気の悪さっぷりに業を煮やした感じで、20代の頃を思い出し
青春18きっぷのんびり電車の旅気分で行ってみました。
剱岳にも立山三山にも登れませんでしたが、お盆旅行としては楽しめましたね

九州も十分恵まれていますが、やっぱ北陸の方に行くと山が多くて全く羨ましいですねえ