あぁ、地味すぎる縦走になってしまった… 雲取山〜雁峠(鴨沢→西沢渓谷バス停)
- GPS
- 53:18
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,070m
- 下り
- 2,501m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:29
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:42
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:14
天候 | 13日 うす曇り 堂所24℃ 14日 曇りのち雨 奥多摩小屋12℃ 将監小屋15℃ 15日 曇り1700m以上はガスの中 笠取小屋16℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅西東京バス利用 鴨沢西行き8:42発 \630 ほぼ雲取山ヘ向かうハイカーで満杯 ◆復路 西沢渓谷バス亭より市営バス利用 通常の運行便と山梨市駅直行便の臨時便が出てました 山梨市駅行き15:10発 前払いにて\900 http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/guide/house/traffic/files/2014-0311-1730.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
■三条ダルミ〜飛龍権現 三ツ山に向けてトラバース気味の登りアリ、連続した木橋あり、 たまに開けた場所もあり、が巻道なので基本地味 ■飛龍権現〜将監小屋 飛龍権現から水場、分岐から将監小屋間で下りあり 開けた場所も少なくとても地味な道 ■山ノ神土〜笠取小屋 山ノ神土からはガレた沢を数か所渡る 黒槐山付近は尾根と沢の入り組んだ地形で蛇行をさせられ、思ったより前に進めない 黒えんじゅ分岐から先はとても歩き易い道になる やはりとても地味な道である ちなみに濡れた笹が覆いかぶさっており、笹を払わないとずぶ濡れになります ■雁峠〜新地平バス停 緩く下るので脚の負担は軽減されるが、長い林道と相まってとても地味で退屈な道 今回のフィナーレに相応しい道…かどうかはしらない (林道終点から開けて明るい沢沿い、エスケープに程良い道でした) ●奥多摩小屋テン泊 \500 ●将監小屋素泊まり \4,500 |
写真
感想
今年の夏休みも北ア縦走を企ててました。
しかし、8月に入ってからの不気味な台風11号の動き。
ルート的に本州を直撃が間違なさそう。
諦めとともに代替案を検討するのでした。
しかし!その代替案も、お盆中は前線が居座るのが確定した時点で却下。
ならば…と天候が不順なのを逆手にとり奥秩父への縦走に決定したのです。
既に主要なピークは踏んでいるし、眺望よりも繋げることを目的とした奥秩父主脈…
5日あれば行けるよね?普通に。
8/13(水)
前日の夜が涼しいこともあり、本日は朝から気温低し。
スタートが遅めなので涼しいことは有難い。
デカイザックを身に青梅線に乗り込む。
こんな時期でも奥多摩行きの電車は6〜7割ほどはハイカーで占められてる。
ほとんど日帰り格好でほとんどが奥多摩駅で降りたようす。
鴨沢行きのバスに乗るとテン泊装備のひともチラホラ、その中には自分と同じ縦走する人もいるのだろうかなぁ??
バスの乗車客はほとんどが鴨沢で降りた。
うーん、真夏でも雲取山へ登る人が多いことに少し驚く…みんな頑張るなぁ。
軽めの食事をし支度を済ませ出発。
日光が強烈だが、気温が30℃を越えてないだけまだマシか。
鴨沢からの道はイメージ出来るが、良く考えたらテン泊装備で登るのは初めて。
緩い道がほとんどなのでマイペースで歩く事を念頭に置いた。
涼しくもないが暑くもない、けど汗はダラダラと滴り落ちる。
堂所に着いた時には予想外に体力を削られてしまった…それにザックが異様に重く感じる…。
その先の登りでペースダウン。
(えーーこんなに登るのが苦労するなんて)
後続バスで登って来る方々に抜かれ、マムシ岩で休憩している時に
(このまま今日の終着地は七ツ石小屋にしてしまおうか?)
と考えたほど。
ザックの重量は20kgもいってない、量ってないが多分18kgほど。
なのにこんなにも登れないとは脚が余程怠けきってしまったのか?!
前回・前々回の夏縦走はそれでも気力で登れたのに、今回はすぐに休憩することを選択してしまう。
なんだか先行き不安だ
(もう30分経ったから休憩しても良いよね?)
と自分に甘い言葉を掛ける。
暫くすると太ももに攣る前兆の少し鈍い痛みが出てくる。
コムレケアを服用すると治まったがこんなにも早く症状が表れるとはやはりトレーニング不足か。
13:30七ツ石小屋分岐通過。
休憩したかったけど七ツ石小屋はスルー、時刻も遅れてるので。
でも、ここまで来たら奥多摩小屋へ辿りつけそうだ。
予想到着時刻は15:00かな?
この辺りから上はガス模様、石尾根上もガスだなこりゃ。
そしてヘリポートが見えるくるとホッとする、もう到着だな。
見渡すと10張ほどで、これなら自分の望む場所に余裕で張れそうだっと。
テント設置を済ませ、買ってきたビールを飲むがイマイチ美味くない。
いや、ビール自体が不味いというのでなく、身体が疲れきって受け付けないのかな?
ただ単に苦い炭酸水を飲んでいるような感覚になった。
こりゃ、もうツマミだけ食べ早々に寝よう...
夜中に一度起きて外を見てみたが、雲が掛り月光が薄く射しこめてるようす。
(こりゃ流星群も見れないね、きっと)
再度眠りに就く
8/14(木)
(今日は笠取小屋まで行きたいところだ)
若干空が明るくなってきた中をテン場出発。
富士山らしきシルエットが見えるけど、どうやら雲に纏わりつかれてる。
あぁ、あれではご来光は無理だろうねぇ〜。
さて行きますか!と気合いを入れるが、ヨモギノ頭を過ぎ小雲への道でいきなり登れない。
昨日の疲れが取れてないかんじ
脚が進まなくなるとはどうしちゃんたんだ?>自分。
仕方ないので急登手前で再度エネルギー補充&ドーピング。
雲取に到着、朝飯が少なかったか?と思いちょこっと食事をとる。
雲取山はそれになりに景色を堪能できた(といっても富士山&南ア系は全てアウト)
目指す甲武信ヶ岳と国師ヶ岳は遥か遠い…ってか、まず越えなきゃいけない飛龍山が大きすぎて巻道といえど油断できない。
その先の三条ダルミから巻道に入ったあたりから徐々にガスが優勢になり、北天のタル前後でパラパラと雨が降り出す。
この後はひたすら雨の中を巻道に沿って進む退屈な作業が続く。
脚も太ももが張ってるので下手な動かし方をしたら攣ってしまいそう…
ようやく将監小屋の分岐に到着。
13時まで着いたらその先の笠取小屋へ行こうと決めてたが遅れまくってるので、もう将監小屋のしかも小屋泊にと完全にへたれモードになっていた。
将監小屋に着くとテントはまだ一張りもなし、小屋には一人先客がいたようだ。
その人以外には誰もおらず静まりかえっており、そして管理人の姿も見えない。
(営業してないのかな?)
着替えやら腹ごしらえやらぼーっと過ごし、外に出てみると煙突から煙が出てる。
声をかけても出てこないので窓をノックしてみると管理人さんが出てきた。
そしてビールもあったのでビール購入、ヨカッタヨカッタ。
さらに薪ストーブに火をくべてくれた、これはとても有難かった。
その上で濡れた衣類を乾かす…結局この日は小屋泊二人、テン泊二人とても少ない人数だった。
いくら天候悪いとはいえお盆休みで少なくないかい?
8/15(金)
昨晩に小屋で一緒になった人から大弛小屋からバスが出てる話を聞いた。
そういえばそんなのあったな…
今日の進み具合で雁坂峠までしかいけなくても、ゴールを大弛峠にしても良いかな?と。
が、そんな思いも山ノ神土までで途切れてしまう。
緩い登りを登って感じるのだけど、脚の疲れがとれてないのがわかる。
通常二日目以降は体が慣れてそれなりに歩けるはずなのだが。
山ノ神土でしばし考える。
(笠取小屋から降りようか…雁峠までいけばそれなりに繋げられるし)
(笠取の稜線まで歩いたことないけど?でもガスはとれる様子ないし)
(決定!今回は雁峠から下ろう)
そうと決まると緩い巻道をダラダラと歩く。
ラクチンな巻道なのだけど、雨に濡れた笹が上から覆いかぶさるように続くので鬱陶しいことこのうえなし。
9:30ごろ笠取小屋到着。
雁坂小屋まで行く時間も十分あるのだが、今回はこれ以上登る気がないので笠取小屋でコーヒーを頂いたり、余った食材を食べたりで少し多めに休憩。
休んでる最中、こんな日でも下から登って来るハイカーが何組かいた。
涼みに来るには丁度よいけどねぇ。
笠取小屋の人に聞けば、やはりこのお盆は人が少ないとのこと。
この時期悪天候でも奥秩父に登る人は限られるのかな?
休憩後、雁峠で最後のチェックポイント。
奥秩父主脈の半分も満たず本番はこれから先であるが、今までのルートの幾つかを繋げた事に自分なりに満足し下界へと降りる。
林道途中から暑くてたまらん、また猛暑に戻ったのね…とゆらゆら電車に乗られ戻るのであった。
今回は完全にトレーニング不足です。
以前の経験からゆっくり歩けば縦走装備でも日を追うごとに脚が慣れると考えてましたが全く逆でした。
まぁ、あのまま縦走してもほぼガスの中、雨の中らしかったのでどこかで心が折れていたのでしょうが。
奥秩父主脈縦走、今回はまともなピークが雲取山のみという情けない結果に終わりましたが次回は必ず一本の線に繋げたいですね。
コメント
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こんにちは、ukkyさん
あの容器の中全部おつまみ(主食)ですか?
さすがukkyさんですね。秘密結社「おつまみメインでテン泊縦走の会」でも結成しますかな。活動内容は使えるつまみをレコで紹介し合うだけ…って。チータラは適度な水分があって食べやすくて良いですね。私も結構好きです。
今回は負のオーラがたっぷりの素敵なレコですね。
タイトルに始まり、コース状況では「基本地味、とても地味、地味で退屈」。さらに写真コメントでは「暑い、ビールが旨くない、足取り重い、あー甲武信と国師がとても遠いのぉ」。
感想でもネガティブな文言がてんこ盛りで、どよーんとした雰囲気に塗りつぶされており、あまり楽しくなかったんだな〜という感じがよくわかります。レコアップまでに時間がかかっているのもそのせいでしょうか。あっ、それはいつものことか
でもこういうレコも結構好きですよ。空元気で無理に盛り上げようとせず、どう感じたかを率直に綴っていく中にukkyさん独特の表現が楽しかったりします。なので天気や体調に恵まれなかったukkyさんには申し訳ないですけど、レコとしては楽しく拝見させて頂きました。
それにしても今年の夏は太平洋高気圧の怠けっぷりがひどいですね〜。8月のみ土日休みの私の場合、次の週末がラストチャンスなんですがテント担いでどっか行けるのかな
こんにちは、muscatさん。
コメントありがとうございます
指摘されて気付きましたが、これはネガティブ感満載のレコでしたね(^_^;)
いやあ、思い出しながら書いてましたけど、よっぽど楽しくなかったのでしょうねぇ。
レコも書いてて乗り気じゃないし、非公開にして後日こっそりupしようかと考えたほど。
あんなに歩けないとは思わなかった...
重いキツイ見えないの三重苦
あ、でも二日目のビールは旨かったですよ
そうそう、あの容器4,7リットルほどでしたかね?
ほぼつまみで一部菓子パンを入れていきました。
バターピーにほとんど手をつけなかったので、もうちょい違うツマミをチョイスしたいですな…魚肉ソーセージとか
秘密結社とは面白い!
余り手の込んだモノを紹介するのでなく、行動食として有効活用できるツマミを厳選する…ってものアリですな
しかし、今年の夏はどうしちゃんたんだろ?
こんなお盆になるとは…山中お会いした方は口々に『台風一過を狙ってきたのに...』
と恨めしそうに語ってました。
逆に千葉県に本気を出されてこちらとしてはぐったり気味…房総はにわか雨にもならず、暑い毎日でした
今週末は大丈夫そう?
曇天のまま夏山が終わるのは避けたいですねぇ〜
ukkysuzさん、こんにちは。
若干、ネガティブモードの山でしたね。
登り始めてぐったりってのは、けっこう戦意を喪失しますね。
でも、源流カルピスとか、何だか面白いこともちゃっかりしていますね。
そういう遊び、面白そう。
そして赤線つなぎも出来て、いいじゃないですか。
沢筋の写真も、なかなかがっつりしていて、かっこいいな〜と思う次第。
ただ、増水していると怖いですけどね。
こっちも体があいたので、「よしっ! 山へ!!」と思っているのですが、天候悪いですね。
どうしたんでしょう、今年は。
こんにちは、seizanryoさん。
コメントありがとうございます。
始めからグッタリ
荷物も必要以上に重く感じられました。
今回はピークもほとんどスルーでしてそれも満足度の低下になってるのでしょうねぇ
飛龍山の水も将監小屋でも笠取小屋でも源流カルピスを作って味わいましたよ。
冷たくておいしかったです
赤線繋ぎは雲取山から瑞牆山荘まで一気に繋げたかった…
それは次回(というかあるのか?)に残しておくということで
それなりの規模の沢で、こんな沢を登れらたら面白いなぁ〜と憧れます。
今年の夏は雨ばっかり
seizanryoさん、ようやく落ち着きましたのですか?!
たまにはピーカンの下、どこまでも続く稜線を眺めたいものですな
ukkysuzさん、こんにちわ。
プロフでこの夏の縦走意気込みを読み取っておりましたが、
奥秩父縦走に転進されたんですね…(´・ω・`)
でもなぜかukkysuzさんに奥秩父がしっくりくるような(;´∀`)
この夏のお天気は異常でありますから、仕方(ヾノ・∀・`)ナイナイ
当方も同じく今年の夏山はあきらめモードであります…
当方もちょっと遠征して来ましたが、2日ともやられまくり(;´д`)トホホ…
お互い鍛錬して充実した秋冬を迎えたいところですね。
そうそう、seizanryoさんもお暇?になったようですので、
初冬あたりに鍋囲みコラボなんてどうでしょうね?
こんにちはHorumonさん、コメントありがとうございます。
先月の終わりまでは意気込んでました
でも二転三転の結果、それも途中で放り投げたような縦走
奥秩父しっかりきます?
奥多摩奥秩父がメインだったからでしょうかね??
主脈を繋げられればガスでも満足出来たのでしょうけど 。
しかし今年の夏はオカシイ
既に秋雨前線が居座ってるし、これは夏山終わりですかね
Horumonさんも天候に恵まれなかった?!
じっくり拝見させて頂きますよ〜
そして秋
ここ最近は秋頃になると息切れするので今年は紅葉山行を楽しみたいですなぁ
鍋コラボいいですねぇ
闇鍋でしょうか?!
ミスティ〜 な雰囲気でしたね〜
これでは展望台的な場所 はスルーするしか無かったでしょうが
マラソンのような距離 お疲れ様でした
地味でもこれが逞しい筋肉となって今後の山行きに大活躍することでしょう
憧れの将監小屋ニュートイレ 体験、裏山しい
ところで・・
以前よりとーーっても気になっておりました
唐松〜笠取稜線下の巻き道!
どうでした?どうでした?
くねくねと地味にけっこうな距離あるかと思いますが
最初から最後までずっと草ボーボってことですかね??
展望台スルー
西御殿岩の眺めオススメ!と聞いてたけど、御覧の通りスルーです
今後の山行に期待…出来るのかなぁ〜
こんにちはnyagiさん。
将監ニュートイレ
十文字小屋には負ける?でも素敵なひと時を過ごせますよ
是非是非お立ち寄りください。
あの巻道ですよね
ガレた沢を何度か横切り(少し崩落箇所もありますたけど)
その後斜面に生えたササが顔面に幾度もヒットし(笹刈ってほしいなぁ)
クネクネ度が増して「そんな奥まで抉るように歩くか!」
と、良い感じで嫌気がさします
草ボーボ>脚元より顔面がウザいですね。
ストック大活躍でした
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