長老ヶ岳・和知富士《京都百名山No.33・34》
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- GPS
- 06:48
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 972m
- 下り
- 969m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上乙見から和知富士へは道無し 長老ヶ岳西稜線かr上乙見への下山路も明確な道は無い |
その他周辺情報 | 日吉温泉”スプリングひよし” \800 |
写真
感想
京丹波町上乙見の稲荷神社付近の広場に駐車した。今日のメンバーが揃い和知富士取付きの谷に向かって歩き出した。喋りながら歩いていると谷の入口を行き過ぎてしまい400m程逆戻りする失態を犯してしまった。倉庫の裏手から林に入り獣害防止ネットを越えた。左から林道跡が寄ってきて、林道跡を辿った。予定していたルートとは違うが林道跡をそのまま進んだ。368mの標高が打たれた二俣に到ると林道は更に西のP734に向かっているので右の谷に進んだ。その右側の尾根は急峻過ぎるので左に尾根に取付いた。当然道は無く、ズルズル滑り易い斜面を這い上がって和知富士の東400m程の稜線に乗り上がった。
和知富士(675m)山頂は、3等三角点「大迫」があり、「奥山(和知富士)」の山頂標識が掲げられていた。樹林帯で展望はないが、樹林越しに長老ヶ岳(917m)の姿が確認できた。乗り上がった地点を越えて稜線を東に進むとP734に到ると「P-734峰」と書かれた緑のプレートが掲げられていた。地形図ではP734の100m余り東で上乙見からの道が上がってきているが道形は全くなかった。南側斜面が切れ立った岩稜にある仏岩(730m)は南側に5体の石仏のように見える岩が身を寄せ合っていた。大野ダムからの道が山頂で合流し、この後は5年前に歩いた道となった。
P884までの稜線は岩場が混じり、壁のような岩を登る処もあった。P822で小休止を取り北東に進むと少し開けた所があり大岩山(758m)を望むことができた。70m余り下降しP884への登り返しとなると此の辺りはイワカガミの群落で一面にあの光沢のある葉を敷き詰めたような密集もあった。登山道に一輪だけ季節外れがスミレが咲き目を楽しませてくれた。P884に到ると音海への下山路を示す指導標があった。等高線3本分下降し小ピークを幾つか越えて比較的なだらかな登りで長老ヶ岳(917m)山頂に達した。山頂南側に地形図にない電波塔があり山頂には1等三角点「長老ヶ岳」があり、昭和63年京都国体の記念のモニュメントがあった。山頂からの展望は素晴らしく青葉山(693m)が三国岳(616m)、永谷山(551m)を従えて横たわっていたがこの角度からは“若狭富士”の素晴らしさはなかった。宮津湾越しに丹後半島の権現山(600m)、船津山(548m)も確認できた。
お昼時だったが山頂に着いた時は誰も居ず、出発する時も我々のパーティーだけで人気の山なのに寂しい状況だった。上乙見への一般登山道から分れて電波塔の稜線を進んだ。林道と交わった処で登って来るツアーの一行が見えた。初めての登山者との出会いだったがツアー集団と山頂でバッティングしなかったのが幸いだった。西の尾根の張り出しに地形図には電波塔の記号があるが現在は撤去されて見晴らしのいい広場になっている。歩いて来た和知富士からの稜線や遠く京都市内の地蔵山(950m)や竜ヶ岳(921m)が存在感があり、ポンポン山(679m)も確認できた。北西尾根を下ると782m標高点の打たれた辺りで再び林道に合流した。次の小ピークから林道を離れ稜線を辿り、P785からは南西方向へと下って行った。
P645で西に進路を変え標高595mの鞍部に到った。地形図には上乙見への道が描かれているが道形は殆どないに等しく、ヤマレコのデータでは歩いた実績はなく、谷を真っすぐに下っているようだ。特に道が有る訳ではなく、何となく踏み跡のような処を辿って行った。浮石が多く、谷に水流が現れ地形図の道が合流する地点には微かに「道かな?」と云う程度の道跡が見られた。上乙見集落に近づき山肌を走る林道跡に到ると集落を見下ろしながら徐々に高度を下げた。獣害防止柵のゲートを開け林道に出ると稲荷神社前に下りて来た。振り返ると電波塔跡広場とその奥に僅かに長老ヶ岳の姿が望めた。
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