荒川水系 大洞川 荒沢谷 猿鼻ノ尾根下山
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- GPS
- 16:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,504m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
9:30鮫沢ゲート発−10:39荒沢橋(入渓点)10:58−12:56ベンガラの滝−14:15菅ノ平着
2日目
8:10菅ノ平発−8:50井戸淵9:06−9:10巻く−9:59狼谷に懸垂着ー11:45幅広7m−12:00適当な所から詰め開始ー14:10雲取山の巻き道ー14:16雲取山荘14:38−15:49白岩山−17:00お清平17:13−17:14猿鼻ノ尾根バリ下山のはずだった19:23−19:25林道発−19:鮫沢ゲート着
天候 | 16日→曇り時々晴れ、午後から夕立と不安定な天気 17日→曇り時々晴れ、下山中ガスに巻かれる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
このゲートはカギが掛かっていなくて先にも行けるが結構なオフロードになっていく。荒沢橋まではどんなに改造したジムニーでも行けないと思う。 マウンテンバイクとオフロードバイクはみかけたし走れそうだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沢→雨が降ったらデンジャー・ 猿鼻ノ尾根下山→闇とガスでデンジャー |
その他周辺情報 | こんな時間に下山したから、奥武蔵の |
写真
感想
前夜
22時に三鷹駅を出発、深夜1時過ぎに出会いの丘に到着、先着していたM口号メンバーと合流し宴会し仮眠、
1日目
8時過ぎに出発!途中で崖崩れで道が通行止めになっているが迂回路があり雲取林道に移動できた。林道は所々水たまり、石、枝が落ちているので避けながら進むと鮫沢のゲートが現れる。
鮫沢ゲート手前に車を停めて準備をし出発。ゲートから先も舗装されていて良い道が続くが、所々土砂が崩れ落ち道が流れ込んでいて車は通れなさそうだ。バイクや自転車の人には途中何回か出合った。
サンダルでペタペタと1時間ほど歩いて荒沢橋に到着。パンを食べ沢装備に整えいざ入渓。
雲取山を挟んで奥多摩と隣なのにだいぶ感じが違う。奥多摩では余り見ない赤い岩なども多く、岩が違うからか水の色も違う気がする?少し歩くとゴルジュが始まり、極力濡れないように一ヶ所一ヶ所よじ登りながら突破していく。沢の脇には釣人の道なのか印がまめに付いて井戸淵辺りまで続いていた。
苔と太陽に照らされた落葉樹の葉の緑がとても美しく感動したが、釣り餌の入っていたゴミ、釣り糸、ごはんのゴミ、など結構落ちていてとても残念だ。また昔の林業で使われていたであろう残置ワイヤーが狼谷辺りまでずっと有った。
歩いていると暑くなってきたので途中で積極的に水流突破に勤しむが結構流れが強くナメ滝など足が払われそうになり少しハラハラ。
歩いている間、赤い岩をよく見かけたので遡行図に出ているベンガラの滝は、よっぽど赤いのだろうと期待したがそんなに赤くなかった。グラインダーで磨き上げれば真っ赤な滝になるだろうって感じ(笑)
ここは進行方向、左側の岩を登ったがM口さんがRちゃんにちょっと辛めの所行きなよと言い、Rちゃんが登り始めてしまった。自分はまたそんな事言って危ないよ!と言って間もなく、Rちゃんが泥の上に足を置いてスリップ3mほど落ち岩に激突!一瞬焦ったが、荷物を置かせて乾いた岩で休憩させ様子を見た。体はアバラが少し痛い位だと言うがメンタル面がだいぶ参っている様子だった。少し落ち着いたので再び歩きだし、菅ノ平に到着した。
広い平坦地で大木が点々としていた。気が付くと今にも夕立が降りそうな感じになっていて周りは薄暗く幻想的だった。自分ら3人はビバーク地を探しウロウロしていたが、後続5人中3人が何か異変を感じた。ナナフシ君は木の上から赤い大きな布?のような物が落ちてきたのを見たらしい。Rちゃんは黄色いテントを見たと・・・。両者共に遠目で見て、近づく間に木や斜面から視界から消えて再確認しようとしたら無かったらしい。I隊長は焚火(煙)の匂いを感じたが他には誰もいなかった。焚火の匂いはこの後自分や他のメンバーも嗅いだが、これは上流や尾根の上で誰かが火を使っていて風で流れてきてとしても、布とテントは説明が付かず恐怖した。
その後、幕営後に強い夕立が来て雨の中、火をお越しやっとの思いで焚火完成させた。気が付くと川は茶色く小さな崩落地や森の中にはさっきまで無かった小川が沢山出現していた。雨は3時間位降ったが次第に水かさが減ってきた。酒を飲み、美味しいごはんを食べ、くだらない話などで盛り上がり昼間の不思議な話は薄れてしまい無事就寝した。夜中雨の音がシトシト聞こえトイレに行きたかったが怖くて我慢していたが、シェラフカバーだけの自分は寒くて隣のナナフシ君の方にくっつていき、それを避けようとナナフシ→M口→T君と押されT君には申し訳なかった。
2日目
朝起きると、早起きだったT君が焚火を復活させてくれていた。コーヒー飲んで朝飯を食い8:00ころ出発
ぶなんに小滝を超えて行くと井戸淵に着いた。チャレンジしようとしたが昨日より水流が強く危ないので諦め、少し戻り進行方向右側の尾根から登り巻きに掛かる。少し登るとまるで人が斜面を削ったような地形で平らなその地には例の林業ワイヤーも有った。そこを抜けると狼谷との出会いの真上にでた。少しトラバースし懸垂で狼谷に着陸、少し戻り出合から荒沢谷に入り直す。
そこからはナメゴルジュが続く。7m滝を登り北雲沢の出会いを過ぎると倒木が多くなる。恐らく2月の大雪のであろう。水流は、まだ有ったが倒木を避けるのが面倒臭くなり進行方向左の尾根を登り上がり、さらに左の尾根にスイッチし長い間熊笹の枯れた急登を詰め雲取山の巻き道に出た。そこから巻き道を利用し雲取山荘に1年振りに到着した。雲取山に登る話もあったが時間がヤバイのと詰めで疲れたので却下そのまま下山する事になった。大ダワを過ぎ芋の木ドッケ巻き道でだいぶやられ2年ほど前に通った三峰神社までの登山道を利用し下山していく。登り返しなど有り疲れる。
やっとお清平に到着し休憩、ここからはゲートに戻るために猿鼻ノ尾根(バリ)を利用し下るのだが。ガスと闇で正確な位置をロスト!脆い地面に足を滑らせながら地形図の緩い感じでは無い手前辺りを降りて行き終いには真っ暗になり緩い所を探しながら降りて来た。一瞬ガスが抜けライトを照らすと気持ち尾根地形を発見しそこを利用し降りて行ったらガードレールを発見し最後心配だった林道折口も緩いスロープで降りれた。
尾根に入る時ピークから降りるべきだったなかな?自分的には楽しくて良かったけど女子メンバーは大変そうだった。
今回、当初Mさんとナナフシ君とで西ゼン→毒水沢遡行だったが、西ゼンが怖そうなので東沢本流か恵那山の沢に行こうと思ったが天気悪く、I隊長の合流しない?コールを受け、I隊長チョイスの天気マシそうな奥秩父の豆焼き沢になったのだが、夕立で逃げ場なかったら困ると言う事で、これまたI隊長チョイス荒沢になり、6人での遡行予定だったが、北岳バットレスチームであった2人も天気で敗退し合流希望となり、全8人で攻めました。8人いるとロープ出すヶ所が数回あるだけで偉い時間掛かるがとても楽しかったです。
もし菅の平と猿鼻ノ尾根で一人だったら恐怖でやばかったと思います。自分は幽霊とか本当に苦手なもので・・・。
帰りは横瀬ちかくの武甲の湯で入浴し飯能の吉野家で牛ネギ玉食って眠い目をこすりながら帰宅、何と日付変わっていました〜
Krkdxさん、おはようございます。
菅ノ平では私も黄色いテントを見かけたような気がしました
なんか雰囲気の良いところだなあと辺りを見渡した時に視界の端にちらっと見えた気がしたのですよね・・
と言っても私はそういうのは信じないので、見間違いやすい何かがあるのだろうくらいにしか思いませんが
下山の猿鼻ノ尾根は大変でしたね。あの尾根は広いので、視界が悪いとトレースするのは大変そうです。あの尾根を歩いている記録は見かけないので、私と同じことを考える人もいるのだなと思いました。まあ、車を回収するのには都合の良い尾根ですからね。
PS Krkdxさんの山歴を拝見しましたが、結構なものですね。これなら西ゼンも問題なく、すぐに行けるような気がします。
yoshiさんこんにちは。
黄色いテント本当ですか
出てきたらさらに怖いですが・・・。
前日豆焼き沢からの転戦で荒沢に決まり遡行図をコピーしただけで確認したのは雲取林道を歩きながらだったのですが、(あれ?yoshiさんが熊に出会った沢では無いかな?)と思いましたが沢の中でヤマレコを見ることはできず、帰ってきてから確認するとビンゴでした。
詰めは大雲沢では無く北雲沢で熊を見たのですね!!こちらは詰めが長く大変でした。
猿鼻ノ尾根下山は、今回の隊長が駐車スペースに戻るのに一番緩くて楽そうな尾根と言っていましたが、闇とガスで途中からコンパス合わせられず適当下山になってしまいました。
携帯のGPSでログを取っていたのですが地形図見る限り大丈夫だろうと途中確認する事をしませんでしたが、女子3人の事を思うと自分が確認するべきだったかなと思います。
しかしyoshiさん一人日帰りで雲取山のピークハントまでして凄いですね。記録を見直し更に驚いています
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