記録ID: 4967844
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ハイキング
東海
幸田・光明寺池より荻大草尾根〜遠望峰山 とぼね秘道シリーズ5
2022年12月01日(木) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:09
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 522m
- 下り
- 511m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
愛知県の三河地方。三河は行政区画的に西と東に分けられていまして、遠望峰山はその東西三河境、幸田町と蒲郡市の境に位置します。桑谷山も含めてゆったりした山塊をなし、西に東に結構な尾根と谷を構成しています。 これらを取り巻き、一般に知られないもののれっきとした道、または踏み跡が山谷を縫ってあれこれ存在するので面白いのです。 今回の5弾目、幸田町からのアプローチです。幸田町町民会館の上、中部電力幸田変電所から入った「光明寺池」を起点とします。 光明寺池は貴嶺宮や不動ケ池から尾根を隔てた北側です。地図で見るとまさにカブ(蕪)のような形をしています。 駐車は光明寺池のほとり、防獣柵の手前、堰堤の左端です。そこへ行くには変電所の正門の前を右に入ります。広くなっていて左端に置きます。帰りにはバックして車の向きを替えられる充分な余裕があります。実際には地図を参照してください。もし何だったら、町民会館の駐車場をお借りしても結構です。そこから歩いても大したことはないです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【往路】出発→分岐点→三角点→(戻る)→1st鉄塔→2nd鉄塔→<急坂>→[尾根を行く]→陽光台→幸田健康の道林道→支線林道→[山道]→市境道合流点→地理院遠望峰山→(戻る)→スカイライン→[山道]→大駐車場跡→遠望峰山展望台→遠望峰山山頂 【復路】遠望峰山山頂→天の丸入り口→舗装林道→健康の道→尾根入口→[尾根道]→陽光台→[尾根道]→急坂上分岐点→[南側道へ入る]→鞍部右折→尾根道復帰→2nd鉄塔→[右へ入る]→[山道]→光明寺池上端→帰着 --------------------------------------------------------------- このコースは「荻大草尾根」を行きます。この尾根は西に長く出ていて比較的長く歩く行程になります。従って、貴嶺宮から登った秘道シリーズ3のように桑谷山までは足を延ばしていません。 【池の堰堤を横断】 スタートは池の堰堤を伝って向かい側の岸まで行くことから始めます。突き当りは防獣柵になっていて一見扉がありません。設置者のミスかも。針金を解くのも面倒なので乗り越えます。柵は低いので網目に足を掛け、手を支える個所もあり簡単に乗り越えられます。こうできるので設置者は扉を設けていないのかもしれません。 越えてすぐに左に行き、またすぐ右を見ると山道登り口があり、ここから登山開始。 【三角点】 尾根に登り切った感じの場所に分岐点があります。鉄塔用の黄色い道標があります。ここから左に行くのですが、折角ですので三角点に足を延ばしましょう。182.9mの三角点まで往復しました。 【1st鉄塔、2nd鉄塔】 往路では2ヶ所の鉄塔を経由します。鉄塔周りでは往来する鉄塔管理道があり、それを利用させてもらう形となります。 【急坂】 ただし、往路2nd鉄塔を過ぎてじき、この界隈では最右翼になりかねない急坂があります。ロープなどの整備はありません。滑っても下まで落ちてしまうほどではありませんが、慎重に歩を進めたいものです。木につかまりながらゆっくりと。 【南迂回路】 帰路、急坂の下りを避けて左に降り、鞍部で右折して元の道に合流しています。鉄塔道です。ただ、遠回りになるし、一旦本道より下の標高まで下り、再度の登りに汗をかく欠点があります。どちらがいいか分かりません。 【2nd鉄塔からの下り】 また、2nd鉄塔は2つの道が合流していまして、帰路は右の道を採りました。ずっと下って池の上部に達する道です。往路に比べて短く楽ですが、小石が転がっていたり石がツルツルしていて転倒に注意。歩きにくい印象があります。 【陽光台】 荻大草尾根を伝って上がったり下がったり。それを繰り返し徐々に高度を上げ、陽光台(私が勝手にこう名付けました)に到着します。ここでは樹木が伐採されていて南方向の景色をクリアーに眺望することができます。写真を参照してください。あとも幸田健康の道に達するまで、天気が良ければカラッとした気持ち良い山歩きを味わうことができます。 【全体に道は明瞭】 支線林道から山道に入ってからがしばらくやや細い道筋になりますが、他は全ルートを通じて踏み跡はつとに明瞭です。誰が通っているのでしょうか。鉄塔のある辺りは鉄塔管理者がたまに通るのは間違いありません。現に前回下見時2nd鉄塔の周りは草ぼうぼうでしたが、今回草刈り整備がなされて綺麗になっていました。 【荻大草尾根】 件の尾根。幸田町大字荻と大草との境をなしています。昔で言えば荻村と大草村との村境です。名前がないと斯く斯くの表現に不便。従って、私が「荻大草尾根(おぎおおくさおね)」と呼ばせてもらっています。 【地理院遠望峰山】 支線林道から山道を入り、市境道踏み跡に突き当たって左に折れます。間もなく「地理院遠望峰山」に着きます。 国土地理院の地図では、遠望峰山の北側412m標高の所が遠望峰山となっています。これは不適切。遠望峰山の文字をもっと南側に書かねばいけませんでした。本物の遠望峰山の頂上は「幸田町大字荻字遠峯」と、蒲郡市の境に位置します。この偽の頂上の方は荻ではなく大草の領域となってしまいます。全くなだらか、山頂の感じはありません。 誰かがこの場所に「遠望峰山」の看板を掲げました。地理院の地図だけ見てやったのでしょうか、どうでしょうか。まあいいや。それで今、それが取り外されることもなく「地理院遠望峰山」の標識もかかっています。ベンチもできています。面白いじゃないですか、このままで行きましょう。市境道を通るときここで一服。 【遠望峰山まで】 地理院遠望峰山から戻る格好で遠望峰山に向かいます。この辺りは他の記録で報告していますので詳細は省きます。今回大駐車場跡を経て先に展望台に行き、次に山頂に行きました。遠望峰山の展望台と山頂はいつも10月から11月の頃草刈りをしてくれます。本年も奇麗になってるものの、範囲が狭いようです。 【コース概括】 私の評価、いいコースです。気持ちいい尾根歩き、少しの登り下り、周辺のコースと比べてやや長い。適当に手応えを感じます。辺りを中心とした山歩きフリークさん、ぜひやってください。 光明寺池から谷を伝って健康の道合流点辺りまで行く道が地理院地図には実線で描かれていますが、情報によると上部で消滅しているそうです。現に私も上から探してみましたが、全く痕跡なし。山道で、谷は消えても尾根は消えない。 |
その他周辺情報 | 全行程トイレはありません。出発前に済ませておきましょう。幸田町民会館の南正面入り口前の駐車場(町民プールの西側)の脇にいつでも入れる公衆便所があります。 ただし、全行程、健康の道周辺を除いて人を見るのは稀。適宜判断を。 |
写真
振り返って撮った写真。縄の左側に踏み跡があって通ってきました。「関係者以外立入禁止」と書いてありますが、我々は立入でなく退出です。古い標識で何のいわれか分かりません。用のある人は関係なく通っているようです。
感想
久しぶりの投稿です。
12月に入りました。急に寒くなるとのことで冬の服装。全行程を通じて寒くもなく暑くもなく快適に歩き通すことができました。
■追記
携帯電波状況
サービス会社:NTTドコモ 天気:晴れ
11月中旬に下見で同じコースを歩きました。その時のものです。
携帯のラジオを付けっぱなしにして声が途切れるかどうかです。ただ、ラジオはバッファリングしているのでピンポイントでは途切れている可能性はないことはないです。また、雲がオーバーキャストしているときは届く電波が弱まっている可能性があります。
◎幸田健康の道の一部と遠望峰山頂上付近で声が途切れましたが、その他ではすべて鳴っていました。
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遠望峰山展望台からの眺望は木が大きくなって年々見える範囲が狭まってくるのが残念です。
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