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Yamareco

記録ID: 4976762
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

大変でした!十二ヶ岳・鬼ヶ岳・節刀ヶ岳周回

2022年12月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
04:43
距離
12.2km
登り
1,238m
下り
1,222m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
0:15
合計
4:43
6:42
52
7:34
7:34
30
8:04
8:04
21
8:25
8:26
23
8:49
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6
8:55
9:01
21
9:22
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21
9:43
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9
9:52
9:52
3
9:55
9:58
4
10:02
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22
10:24
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18
10:42
10:47
38
天候 朝のうちは快晴でしたが、9時頃より雲が増えてきました。風は西よりで微風が吹いていました。気温は現着時2℃ほどでしたが、帰着時には14℃ほどまで上がっていました。なお、当日の日の出(甲府)は0639でした。
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大石峠登山口脇の空きスペース(10台強/無料)に駐車しました
◆大石峠登山口は県道719号線若彦トンネルの河口湖側出口のすぐ隣に位置しますがトンネルからはたどり着けません。取り付け道路は1劼曚媛聾湖側にある大石ペンション村から続いています。
◆舗装は大石登山口で終わりです。この先も治山用作業道路が金山登山口まで続いていますが、悪路なので乗用車などは止めた方がよいと思います(特に奥の方)。
コース状況/
危険箇所等
◆大石峠登山口〜金山登山口
大淵谷の中を治山用作業道路に沿って歩いて行きます。特に危険なところはありません。道路を3劼曚豹覆漾標高を400mほど上げると、金山登山口につきます。

◇金山登山口〜大石下降点
金山登山口は複数の砂防ダムが造られており、土砂が堆積しています。大石下降点に向かう取り付きには看板があり、そこまで土砂を横断・徒渉します。水量は多くはありませんでした。そこから谷沿いに斜面を20mほどトラバースしますが、ザレて滑りやすい上、小落石があり注意が必要です(この時間帯、凍結していた地面に陽が差して融けるのか、上部から小石程度ながらパラパラと何度か落石があり危険を感じました)。
トラバースを終え、砂防ダムもう一度乗り越えて徒渉し、支尾根に取付きます(ピンクテープあり)。支尾根は急傾斜の斜面を九十九折りに上がっていきますが、トレイルが細く、ステップがなくて滑りやすいところも多いので、注意が必要です。要所にはピンクテープがあります。個人的には下降路にとるのは避けた方が無難な気がしました。100mほど上がると傾斜が緩くなり、木々の中を高度を上げていくと大石下降点に飛び出します。

◇大石下降点〜十二ヶ岳
序盤は普通の登山道ですが十二ヶ岳に近づくに従い、最初は両側が切れ落ちた稜線上で岩を乗り越す場所が出て、ここから先は危険箇所が増えていきます(この岩を乗り越すのが厳しい場合は引き返した方が無難)。
特に一度標高を上げきったピーク(1661m峰)から先が核心部となり、急斜面の岩場をキレットまで下降します。ハシゴやロープがありますが、慎重を期す必要があります。ヘルメット着用推奨。
いったんキレットに下りて渡りきるとすぐに10m級の岩場(斜度60〜70°)があり、ここが一番危険です。ロープは設置してありましたが古そうなものも。落ちると最悪谷底まで止まらない可能性があります。ホールドとステップはソコソコ。上がりきると危険地帯を脱し、さらにもう一息高度を上げると頂上となります。山頂はそれなりの広さです。

◆大石下降点〜金山〜鬼ヶ岳
特に危険なところはありません。金山までは緩やかに高度を上げます。金山山頂は広々としていて休憩に最適で、富士山側の展望が良好なので、富士山を眺めながらノンビリ出来ます。金山から鬼ヶ岳にはいったん緩やかに高度を下げた後、登り返していきます。鬼ヶ岳の山頂直下は少し稜線がヤセてきますが、特に問題はないレベルです。
山頂は多少スペースがあり、少人数であれば休憩が可能で、南アルプスや御坂山塊の展望が良好です。

◆金山〜節刀ヶ岳
金山から樹林帯のトレイルを穏やかに高度を上げていきます。しばらく進むと、大石峠への分岐を分けてさらに進み、そのまま頂上に着きます。少し滑りやすいところもありますが、危険なところはありません。山頂からは富士山や南アルプスが見えます。

◆節刀ヶ岳〜大石峠
大石峠への分岐まで戻って大石峠に向かいます。特に危険なところはありません。何度か緩やかなアップダウンを繰り返しながら、緩やかに高度を下げていきます。樹林帯なので展望はありませんが、大石峠は開けて広々しているので、富士山を展望しながら休憩が可能です。大石峠では御坂黒岳方面に続くトレイルと、すずらんの里方面および大石峠登山口方面を連絡する峠道(若彦路街道古道)が交差しています。

◆大石峠〜大石峠登山口(若彦路街道古道)
急斜面に付けられた九十九折りのトレイルを下っています。場所によっては、石がゴロゴロしていて歩きにくいですが、トレイルの幅は広めで、危険な場所はありません。上部は落葉樹林、下部は針葉樹林を通ります。途中、中間地点あたりに命の水という水場がありました。この時期でも、水量が多くはないものの、途切れることなく水が出ていました。そのまま下っていくと、最後は往路に採った治山用作業道路に合流するので、大石峠登山口まで戻ります。
現着0640で気温2℃、先客なし
ちょっと寒いけどこれから往ってきます
2022年12月04日 06:43撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
5
12/4 6:43
現着0640で気温2℃、先客なし
ちょっと寒いけどこれから往ってきます
歩き始めてすぐ、カモシカと遭遇
しばらく睨めっこ(笑)
2022年12月04日 06:54撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
27
12/4 6:54
歩き始めてすぐ、カモシカと遭遇
しばらく睨めっこ(笑)
金山登山口に到着
巨大な砂防ダムがいくつも
大事業です
2022年12月04日 07:34撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
6
12/4 7:34
金山登山口に到着
巨大な砂防ダムがいくつも
大事業です
まずは土砂の堆積部を横断・徒渉
画面中央右奥の看板に到達後、左奥の砂防ダムを乗り越えて進みます
2022年12月04日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 7:35
まずは土砂の堆積部を横断・徒渉
画面中央右奥の看板に到達後、左奥の砂防ダムを乗り越えて進みます
砂防ダムを乗り越えると斜面をトラバースし、さらに正面の砂防ダムを乗り越します
陽が当たり始めて霜柱が融け始め、右上斜面から落石がパラパラ・・・結構怖い
2022年12月04日 07:40撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
5
12/4 7:40
砂防ダムを乗り越えると斜面をトラバースし、さらに正面の砂防ダムを乗り越します
陽が当たり始めて霜柱が融け始め、右上斜面から落石がパラパラ・・・結構怖い
金山登山口を振り返って
登山口は、すぐ下の砂防ダムのさらに下の砂防ダム脇です
2022年12月04日 07:40撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
7
12/4 7:40
金山登山口を振り返って
登山口は、すぐ下の砂防ダムのさらに下の砂防ダム脇です
支尾根の安全地帯まで出たので振り返って
結構滑りやすい急斜面だったので、下りには取りたくないです
2022年12月04日 07:49撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 7:49
支尾根の安全地帯まで出たので振り返って
結構滑りやすい急斜面だったので、下りには取りたくないです
大石下降点に合流
十二ヶ岳に向かいますが・・・
2022年12月04日 08:05撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
4
12/4 8:05
大石下降点に合流
十二ヶ岳に向かいますが・・・
十二ヶ岳のピークを振り返って
緊張する場所が連続して、ここまで戻ってくるまで写真撮ってませんでした
2022年12月04日 08:33撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 8:33
十二ヶ岳のピークを振り返って
緊張する場所が連続して、ここまで戻ってくるまで写真撮ってませんでした
金山に到着
富士山を眺めながら
2022年12月04日 08:54撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 8:54
金山に到着
富士山を眺めながら
カミさんに作ってもらったお握りを頂き、一息つきます
2022年12月04日 08:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 8:56
カミさんに作ってもらったお握りを頂き、一息つきます
その後、鬼ヶ岳へ
いったん下って登り返し
2022年12月04日 09:13撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
4
12/4 9:13
その後、鬼ヶ岳へ
いったん下って登り返し
鬼ヶ岳の山頂に到着
今日初めて登山者に会いました
2022年12月04日 09:22撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:22
鬼ヶ岳の山頂に到着
今日初めて登山者に会いました
南ア南部
画面左端が赤石岳、その右が悪沢岳、画面中央やや右にある白いピークが塩見岳
2022年12月04日 09:22撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:22
南ア南部
画面左端が赤石岳、その右が悪沢岳、画面中央やや右にある白いピークが塩見岳
南ア北部
画面左端が農鳥岳、その右に間ノ岳、画面中央が北岳
さらに右に鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と続きます
2022年12月04日 09:23撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:23
南ア北部
画面左端が農鳥岳、その右に間ノ岳、画面中央が北岳
さらに右に鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と続きます
十二ヶ岳と御坂山塊
2022年12月04日 09:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:25
十二ヶ岳と御坂山塊
十二ヶ岳をアップ
括れたコルの部分が核心部
2022年12月04日 09:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:25
十二ヶ岳をアップ
括れたコルの部分が核心部
節刀ヶ岳に向かいます
こちらは穏やかな稜線
2022年12月04日 09:45撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
3
12/4 9:45
節刀ヶ岳に向かいます
こちらは穏やかな稜線
節刀ヶ岳に到着
2022年12月04日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:56
節刀ヶ岳に到着
少し雲が増えてきて、富士山には笠雲が掛ってしまいました
2022年12月04日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:56
少し雲が増えてきて、富士山には笠雲が掛ってしまいました
富士山の東側
正面奥の湖は山中湖
2022年12月04日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
5
12/4 9:56
富士山の東側
正面奥の湖は山中湖
赤石岳(左)と悪沢岳(右)をアップ
2022年12月04日 09:57撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:57
赤石岳(左)と悪沢岳(右)をアップ
河口湖周辺をアップ
画面左端奥は三ツ峠山
2022年12月04日 09:58撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 9:58
河口湖周辺をアップ
画面左端奥は三ツ峠山
大石峠方面への分岐に戻ってきました
これを左へ往きます
2022年12月04日 10:02撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
5
12/4 10:02
大石峠方面への分岐に戻ってきました
これを左へ往きます
多少アップダウンがありますが、穏やかな冬枯れの明るい稜線をゆっくり高度を下げていきます
2022年12月04日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
4
12/4 10:27
多少アップダウンがありますが、穏やかな冬枯れの明るい稜線をゆっくり高度を下げていきます
大石峠に到着
明るい草地で休憩に最適
2022年12月04日 10:40撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
7
12/4 10:40
大石峠に到着
明るい草地で休憩に最適
富士山の眺めも最高です
2022年12月04日 10:40撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 10:40
富士山の眺めも最高です
大石峠登山口へ向かいます
多少歩きにくいところもありますが、トレイルの幅も十分あり、安心して歩けます
2022年12月04日 10:45撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 10:45
大石峠登山口へ向かいます
多少歩きにくいところもありますが、トレイルの幅も十分あり、安心して歩けます
無事戻ってきました
お疲れ
さて帰ろう
2022年12月04日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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12/4 11:25
無事戻ってきました
お疲れ
さて帰ろう
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ(半袖)(1) Tシャツ(長袖)(1) ソフトシェル(1) サポートタイツ(1) シューズ(1) ザック(1) キャップ(1) ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ チェーンスパイク ヘルメット

感想

前日早起きできなかったので、この日は頑張って早起き。本格的な冬の前にずっと行こうと思っていた十二ヶ岳と節刀ヶ岳に往ってきました。鬼ヶ岳は学生時代に一度行ったことはあるはずなのですが、当時の記録がない(そもそも記録していない可能性大)ので山頂を踏み直してきました。
今回の計画はかなり大変だと覚悟していったのですが、そもそも大石下降点にたどり着くところから結構際どい感じで、十二ヶ岳の核心部に至っては、ヘタな北アの岩場より緊張しました。何とか無事に下山できたので、ホッとしたというのが正直なところです。引き続き、体力を維持しつつ、頑張っていきたいと思います。

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