丹沢(大倉〜塔ノ岳〜鍋割山〜雨山峠〜寄)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,495m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
〜雨山峠(12:20)〜寄(14:00)
過去天気図(気象庁) | 2007年03月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
寄→新松田 バス |
写真
感想
今回の目的はカヤノキ棚山稜。メジャーな鍋割山の隣でありながら岩場があり通る人もぐっとすくないところです。ちょっとクサリ場楽しみに臨みました。
週半ばから週末好天の予報だったので期待十分でしたが、重たい曇り空です。自宅を6時前出発し、厚木駅近くの無人駐車場(1日500円)へ車を置きました。
小田急線で渋沢駅へ7時着。そこで朝飯を仕入れて7:18大倉行きのバスへ乗り込みました。大倉で登山カードを書き、7:40出発です。
今回は大倉高原山の家の水場へ行こうと思っていまして、最初の分岐を左へ。意外に水場まで遠いですね。むしろ分岐を右へ行って雑事場で左に入った方が早いような気がしました。水はもちろん美味しいです。1回20円です。沸かさなくても飲めるという検査もされています。
雑事場まで40分かかってしまったので、ややペースを上げます。その後はそこそこ。ガスのため展望開けない中を歩いて、塔ノ岳着は10時。スタートから2時間20分はまずまずでしょうか。
展望も全くありませんので15分休憩して鍋割山へ。順調に45分で到着。毎度おなじみ、鍋焼きうどん(980円)いただきました。本当に美味しいですね。充分に休憩し、初通行の茅ノ木棚方面へ出発。鍋割峠への下りから早くも踏まれていない急坂になりますが、鍋割峠までは黒い土なので歩きにくいことはありませんでした。15分で鍋割峠到着。
登返して最初のピークからの下りで白い砂の道に一変します。これが崩れやすく慎重に歩きます。そしてクライマックスが来ました。ほぼ一枚岩といえる急な下りの鎖場です。とにかく次踏む場所がどこか上からは見えないくらいの急坂です。しかも地盤はくずれやすいですから安心できる足がかりがありません。前向きでは無理なので後ろ向きで鎖にしっかり捕まり、足を慎重に降ろしながら下ります。丹沢では危険度はトップクラスですね。一般ルートでは最も厳しいかもしてません。下りきって一安心。逆コースの場合ここが登りになるので割と楽と思います。
登り返すと茅の木棚沢の頭。その後も崩れやすい痩せ尾根が続きます。鎖場が下り
1か所、登り1か所ありますが尾根が細いだけで最初ほど危険ではありません。
雲の隙間から僅かに望める主稜を眺めながら尾根を歩いていると、突然道が左に曲
がります。ここは迷いやすいと思います。左寄りにテープがあるので注意して下さい。
真直ぐ進むと檜岳山稜と全然違う方向に向かうのでよほど視界が悪くなければ分か
ると思います。左へ曲がり急な坂を下って雨山峠へ。鍋割山からちょうど1時間でした。
ここから寄へ下ります。10数年ぶりに通る道でしたがその変化に驚かされました。谷筋を下っていきますが急に道が左へ曲がりぐんぐん登って斜面上のトラバースになります。この道幅が狭い。行き違いが基本的に出来ないほどです。しかも今にも崩れそうな箇所もあります。テープをよく見ていれば迷うことはないと思いますが、慎重に歩きます。またさっきまで谷沿いだったのに気づいたときには目もくらむような崖っぷちになっているようなアップダウンに苦しめられます。まだユーシンへ行く人はほとんどいないでしょうからこのルートを通るときはそれなりの覚悟が必要だと思います。
やがて地面はすこし緑がかったような色に変わり、急な鎖場を下ると大分沢も大きくなって、ここから下りながら何回か渡り返します。飽きてきた頃に水源林の標識が出てきて、やっと稲郷です。車道をしばらく歩き寄バス停へ到着しました。
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