甲武信岳(広瀬〜甲武信岳〜雁坂峠〜広瀬)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,050m
- 下り
- 2,066m
コースタイム
10/28:甲武信小屋(7:05)〜木賊山(7:25)〜破風山避難小屋(8:10-20)〜西破風山(9:05-10)〜東破風山(9:25)〜雁坂嶺(10:10-40)〜雁坂峠(10:55-11:00)〜沓切沢橋(12:25)〜西沢渓谷入口(13:30)
過去天気図(気象庁) | 2007年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
100名山28座目。
今回は単独ではなかったので日程は少し前から決めていました。好天という予報ではありませんでしたが、なんとかなりそうなので山小屋の予約も済ませました。しかし直前になって台風発生、しかも関東地方に接近との情報。パートナーと話したところ、方針としては「とりあえず現場に行ってから判断」と決定。土曜日の朝自宅を5:15出発。八王子でパートナーと合流して現場へ向かいました。8:45頃には道の駅みとみへ着きましたが、雨がそこそこ降っているので1時間ほど待機。若干弱くなったような気がして、9:50に出発を決めました。出発点の気温は12℃。雨が降っているのでかなり寒く感じます。しばらく林道を行き、西沢山荘のところから徳ちゃん新道へ入ります。
最初がかなりきつい登り。およそ1時間で500mの高度を稼ぎます。その後はじりじりと高度を上げ、たまに急登が入る感じです。全体的に明るい森の中の尾根歩きです。
旧道を合わせてからもじりじりとのぼります。雨がやむ気配はなく、かなり寒くなってきました。しかも道が川のようになっています。靴をびしょびしょにしながらあるいていると、雨に雪が混じってきました。早く小屋に着かないとまずいと、懸命に歩いてやっと主稜線へ合流。わずかに登って木賊山です。寒さで休憩もしておられず、転がるように小屋へ。小屋がすごい混雑で、布団1枚に2名の状況でした。
夜の間ずっとしていた吹雪の音も2時頃にはやみ、4時頃背中の痛さに起きると一面の銀世界、そして星空。10cm近くは積もったようです。朝食後空身で山頂へ。
雲一つない晴天、しかも台風一過の澄んだ空気。絶景を心ゆくまで楽しみました。
西にはひときわ大きい国師岳、背後には南アルプス。
小屋から山頂は往復50分ほど。小屋に戻って雁坂峠へ向かいます。木賊山へひと
登り。振り返ると雪化粧した甲武信と三宝山が望めます。
木賊山から一気に下ります。かなり勾配がある上、雪で道がよく見えずときどき転びながらの下降です。避難小屋まで来るともう雪もなくなり一安心。西破風山が大きくて先が思いやられます。疲れた身体にきつい高低差250mの登り。なんとか登り切りました。
東破風山まではほぼフラットの道で、遠くにこれから行く雁坂嶺が見えます。そこから一気に下り、雁坂嶺へは高度差100mをだらだらと登っていきます。着いた雁坂嶺で大休止し、雁坂峠へ。明るい笹の斜面が印象的です。紅葉が黄緑色の斜面をさらに彩っています。
ここから広瀬へ一気に下ります。峠沢付近までくると少しわかりにくいところもあり、赤布などを見ながら慎重に進みます。峠沢の徒渉はかなり水量が多く難儀しました。その後は沢沿いのトラバース道。凄い崖の上のところもあり、しかも幅が足一つ分しかないようなところもあり、結構危険です。たまにザレて滑るところもあります。なんとか歩き終えて林道へでました。この辺の紅葉はまさにピーク。晴天に黄色、赤の葉がキラキラしていました。
林道を一時間歩いてやっと駐車場へ戻りました。山頂の天気はいままでで一番だったかも知れません。また紅葉が美しかった。
帰りは牧丘の「花かげの湯」(500円)へ。
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