野伏ヶ岳
- GPS
- 06:52
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 995m
- 下り
- 991m
コースタイム
天候 | 雪 一時激しく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大進橋の手前脇の駐車地は除雪されておらず、車を止めることは出来ません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪道 |
写真
感想
12月20日に右膝の内視鏡手術を受け、術後の経過が良いのでリハビリに山へ行きました。
膝痛が出てから約50日、5分以上歩くと膝に痛みが出るため、手術が終わるまでの間有酸素運動が出来ておらず、今日の登りはひじょうに辛かったです。
深く腰を落とすスクワットや腹筋ローラーでの運動は、手術日以外は欠かさない様にしていましたが、実際に山に登る事をしないと駄目ですね。
そんな私に付き合って登ってくれ、先頭でずっとラッセルしてくれたtooruohさん有難うございました。
執刀医が言うには「出来るだけ動かしなさい、痛みが出たら痛み止めを飲みなさい。(患部を)動かさないでいて動かなく成ることが怖い」なんだそうです。
知らぬ間にたっぷり雪が積もって、すっかり雪山に仕上がって居ました、もう心配ありません皆様存分に野伏ヶ岳をお楽しみくださいw 山頂手前の雪庇もまだ有りませんでした。
今日なんてもうフッカフカのパウダースノーで・・・昇天しました。
朝4時にgraveltrekの自宅近くで待ち合わせ、1台の車で石徹白を目指す。
24日の土曜日に災害級の降雪が有り、石徹白へ向かう国道や高速道路は軒並み通行を遮断されて居た。
それから2日たち、すっかり平穏を取り戻していた奥美濃には、スタックして困って居る様なギャル車は無かった・・残念だな〜!遭遇したら北海道のmorethanさんに思いっきり自慢するつもりだったのにw
毎年車を停める橋の袂まで車を進めてみたが、今年は駐車場が除雪されれ居らず雪の壁に成って居た。戻って白山中居神社の駐車場に車を停めた。
駐車地からシールを貼って歩けたので苦にはならない、しかしここから大進橋までは結構な下り坂なんで、帰りは板を担ぐことになるわな。
林道に入って一つ目の橋を渡った所の正面の斜面を登ろうとしたら、スリップして登れなかった。でも誰かのトレースが有ったから登りたかったな。
諦めて林道沿いにもう少し進んでショートカットするように林道を縫って行く。
歩き出しこそgraveltrekが先を歩いたが、このころには既にtooruohさんの独壇場に成って居た。
graveltrekは息が上がって着いて行けないんだ、とにかく苦しい。膝は手術の傷口は痛むものの関節が痛いと言う感覚は無い。
すこし登り返しが多かった様に思ったが、文句を言わずに着いて行く。
ここで少し新しいシールの紹介をしよう。
7番目の画像に有る様にシールの前側のフックが無い「トップレススキン」と言う商品だ。
長野県松本市 山用品のブンリン が作って販売している。
ヤマレコでメッセージのやり取りをしているosamuinさんが使って居て、とても気になったので自分でも購入してみた。
貼り付け位置の自由度が高いので、今後も観察の余地が有りますがその上でのレビューを ↓
〇スキンにはモンタナと言うメーカーの物を使って居て全長が短めなので、とにかく重量が軽い。ブラックダイヤモンドのアセンションと較べたら半分以下の重さだろう。
〇軽いと言う事は体積も小さい!片側分ならポケットに入ってしまうだろう。左右の胸ポケットが空いて居ればそのまま収納も夢じゃない。スーパーファットの板用シールでですよ!
〇前側のフックが無いから僅かなシールの浮きが無いので、その周辺に雪の嚙み込みが無い!前側から剥がれる心配が無い。(クライミングスキンの使用経験者じゃないと分かりにくい部分です)
〇前側のフックが無いので心配される剥がれだが、小さなアップダウンで一部滑走も交えて歩いて行くが、先端部のプレートのお陰でシールが剥がれる様子は無かった。
●全長が短いのは軽さに貢献していたが、グリップはアセンションに比べて少し劣るかもしれない、貼り付け位置の調整で解消できれば良いと期待する。
野伏ヶ岳の山頂近くの記憶は、とにかく木立の無い急斜面だったが、大量降雪の後とは言えシーズン序盤ことゆえ、今回は少しの木立が残って居た。
木立が見えるので山頂はまだまだと思って居たら、ブリザードの中にtooruohさんが佇んでいた。
寒い中を待たせてしまって申し訳なかった、息が苦しくて足が前に出なかったんです、ごめんなさい。
今回新しくスワンズの面発熱ゴーグル634XEDを持ってきた。山頂に着く2時間くらい前から電源入れっぱなしで視界は良好問題ない、これはいけるw 今まで使ってたABOMより良い!
山頂でシールを剥がし、降りて行く方向をtooruohさんと相談する。中央ルンゼは雪崩が恐いので登って来たダイレクト尾根を使おうと確認。
と言いながら、方向を見失ったgraveltrekは中央ルンゼの北側の尾根に乗ってしまった。
無線でtooruohさんに呼ばれて気が付く始末(泣) でもあまりにも雪が良かったので北東尾根を降りても良かったなw
ダイレクト尾根に復帰して高度を落としていく、やがて樹林帯に入るとtooruohさんが珍しく転倒した。
下方で復帰を待って居ると、元気に滑り降りて来た。しかし目の前でまた転倒。どうしたんだtooruohさん?こんなに転ぶtooruohさんは初めて見たぞ。コケるのはいつもgraveltrekの役回りなんだが。
風の当たらない所で休憩しながら昼飯を食べる。graveltrekはサーモスを持ってきたのにお湯を入れてくるのを忘れていた。車に有った冷たい水を詰めてきたがヒエヒエで飲むのがつらかった。
tooruohさんがお湯を分けてくれた上にカフェオレにしてくれた、優しいぞtooruohさん! そういうとこ好きですよw
往路で少しの登り返しを作ってしまったので、いったんシールを貼りなおして斜面をトラバースしながら下って行く。
植林帯の中の林道は雪が深すぎて下りもラッセルだった(笑)こんな時もgraveltrekは後ろで待機なんで、tooruohさんに世話に成りっぱなし。
なるべくショートカットして林道最後の橋の上に滑り降りて今日はおしまい。
心配していた膝はなんとか成りそうだ、年末年始のスキーには支障は無いだろう、良かった。
tooruohさん今日は本当にありがとう!
今日の新装備
〇ブンリンのトップレススキン
〇オルトボックス オートルート40
〇スワンズ ヒートゴーグル634XED
〇スカルパF1 2022年モデル
おいおいどんだけ金掛かってんねん??w
先週、graveltrekさんが膝の手術をしたのだが(詳しくはgraveltrekさんの日記を参照)なんと早くも山スキーに行くと言う!どんだけ復帰が早いんだ!と驚きつつ、では、リハビリを兼ねて?石徹白の野伏ヶ岳に行きましょう(大丈夫か?)。
先週末の大雪のおかげで?中居神社からシール歩行が可能だったし、パウダースノーが思ったより積もっている。除雪終了点からは前日のものと思われるスキートレースの跡があった(下山してからヤマレコを見たらhskmaxさんが前日に入っていたことを知る。以前も悪天の伊吹山でお会いしたことがあり、今回も同じようなことを考えているな〜と妙に嬉しくなる、またどこかでお会いしましょう)。ただ、ほとんど埋まってしまっているので出だしからブーツラッセルだ。まあ、これは想定内、ラッセルが大変だろうと予想して190cmのmajic Jを用意してきた。確かにラッセルは楽だったが、シーズン初めでスキーポジションが安定していないせいか、下山時に転倒しまくりで、情けなくなった(泣)
樹林帯は風もなく穏やかで、雪はずっと降り続いていたが問題なくダイレクト尾根に登り上げる。稜線近くになると風も強くなるが、この時期はこんな物だろう。頂上方面は真っ白でよく見えないが、真っ直ぐに登って行くだけだ。まだ、ヤブが多い印象のダイレクト尾根だが年末の寒波が来れば仕上がるのではないだろうか。
リハビリ登山のgraveltrekさんはキツイと言いながらもマイペースで登ってきている。さすがです!!tooruohはそんな彼に特に配慮することもなくどんどん登りますがwww。そんなこんだで、登っていれば山頂には到着します。graveltrekさんもなんだかんだ言いながらも、無事山頂到着。周りは真っ白で何も見えないし、さっさと滑りましょう。下山コースはいくつか考えられるが、雪崩リスクや視界の悪さを考えると往路を戻るのが安全でしょうと、ダイレクト尾根に滑り込んだ。
斜面自体はパウダーがたんまり積もっているので浮遊感たっぷりで滑ることができる。graveltrekさんは昇天モード。tooruohは久々の長い板の取り回しに難儀して転びまくり、少し凹みました(まあ、所詮こんなもんですけどw)。まだまだ、精進せねば。
樹林帯に入ると適当に林道をショートカットしながらの楽しいツリーラン、あっという間に石徹白川の橋に滑り込んで、楽しい一日が終わった。graveltrekさんも無事に復帰できたしメデタシ、メデタシでした。
コメント
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年末年始にどこかでご一緒出来ますかな?
年明けは相棒と白馬や小谷へ遠征の予定です。現地で都合が合えば一緒に行けますね。
初めてトップレススキンを使って剥がすときは、強烈に貼りついていて必死に剥がした記憶があります。
大丈夫でしたか?
言われて見れば剥がすの苦労しませんでした。
テール側から剥がそうとして、百均下敷きを半分に切った奴で突きましたがめくれなかったんで、前側から剥がしてイージースキンセイバーでササッと丸め込みました。
昨年からシールのテール側は貼り流しにしていますので、違和感は有りませんでしたw前側から剥がしてるのにねぇ(笑)
年末の山行でもう少し観察してみます、ありがとうございました
トップレススキンを前から、つまり、プレート側から剥がすことはブンリンさんから避けるように説明されました。
何回も行うとプレート側の剥がれに繋がるので注意した方がいいと思います
(自分の中では、前剥がしはタブーなんです)。
おっしゃる通りですよね。
今後気をつけてテール側から剥がしますw
少し硬めのスクレイパー様の板を持ってますんで、それを使う事にします。
今回の野伏ヶ岳山行は余裕が無かったんで、次回の山行で詳しく写真を撮ってレコに載せます!是非ご覧下さい。
ありがとうございました
シーズンインしました。頑張って楽しみましょう。
またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。
今シーズンはまだ雪少ないですね〜元旦の伊吹山は諦めました。
お互い素晴らしいシーズンになると良いですね。
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