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Yamareco

記録ID: 5046503
全員に公開
ハイキング
関東

八丈富士

2019年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:05
距離
21.5km
登り
1,012m
下り
1,021m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:57
休憩
1:08
合計
6:05
距離 21.5km 登り 1,012m 下り 1,025m
7:32
82
スタート地点
8:54
8:57
29
9:26
9:27
6
9:33
9:39
4
9:43
9:49
11
10:00
10:11
30
10:41
10:46
4
10:50
10:51
20
11:11
11:18
9
11:27
11:38
74
12:52
13:09
28
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
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4/28 8:46
2019年04月28日 08:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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2019年04月28日 12:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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2019年04月28日 12:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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2019年04月28日 12:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 非常食 ハイドレーション ライター コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

竹芝から船で八丈に近づくと、オリオン座の三連星のように綺麗に3つの山が並ぶ。一番大きく、形の良いのが八丈富士、ゴツゴツとした三原山、三角形のピラミダルな八丈小島の大平山。標高は順番に800m台、700m台、600m台と並ぶ。

八丈島自体、歴史の異なる二つのピーク、八丈富士と三原山の鞍部の平地に、多くの生活空間が集中する。

854mの頂上から海岸線まで流れるような稜線を従える、八丈富士に登る。海抜0mからの登山が可能な山だが、通常は標高540m程にある登山口まで、車やバイク、自転車などを使ってアプローチして登るのが一般的だ。

底土野営場にテントを張って八丈富士を目指し、麓から歩く。空港道路を30分ほど歩き、富士登山口交差点を右折し、道なりに進む。一ノ鳥居を右手に見て暫く進むと、やがて民家もなくなり、つづら折りを繰り返す山道になる。視界は思った程は利かない。後ろから、タクシーやら車やら、原付が追い抜いていく。中腹には二ノ鳥居への道がジャングルの中に伸びている。100mほど踏み跡を分け入り、左手の斜面を半ば強引に登ると粗末な鳥居がある。供え物がある事から、定期的には人が入っているのだろう。

富士登山口交差点から1時間ほど歩くと、鉢巻道路とぶつかり、さらに五分ほどで実際の登山口が現れる。沢山の車が駐車してある。中には自転車でアプローチする強者もいる。下りは楽だろうが登りは地獄だ。

さて、ここからは1200段以上の階段が続く。比較的落差の大きな階段なので、真面目に登ると結構堪えるかも知れない、階段の右手、左手と交互にスロープも用意されているので、ひとのいないときにはスロープを利用すると大部楽になる。ただし、途中数カ所現れる手摺りは階段の中央にあり、途中でスロープが切れると、手摺りが終わるまでは強制的に階段歩きとなる。丁度中間地点に、あと640段の手書きの標識あり。

基本難所はないので、ジーンズなど軽装で登っているひとも多い。ただ、動き易い服装の方が楽だろう。

山頂の一角に来ると、お鉢巡りの道と、火口部にある浅間神社への道が分かれる。浅間神社へは中央火口丘を回り込むように10分ほど歩くと小さい園地に出る。途中道はぬかるみ、森は深いので全く異なる雰囲気が味わえる。本土の森とは異なり、ジャングルという表現がぴったりの、鬱蒼とした山だ。園地の手前に三ノ鳥居。奥からは小穴と呼ばれる、深い陥没地覗くことが出来る。 

稜線に戻ってお鉢巡り。お鉢巡りは時計回りが原則だそうだが、中には知らないのか反時計回りの人とすれ違う。山頂稜線は両側が切り立っている箇所もあって、対向は避けた方が無難だと思われる。また、この日はそれほど風は強くなかったが、同様の理由で風の強い日には注意した方が良い。滞在中、八丈島は風が強い日が多かったので、風に対する警戒はしておいた方が良い。 

このお鉢巡り、最高に楽しい。今までいろいろと山に登っては来たが、五本の指に入るほどの爽快感が味わえた。緑の山頂稜線、白い雲、青い空、そして眼下に広がる海。箱庭のように広がる八丈の町並み、町の中央部にどっしりと座る空港もまたよい。視線をずらせば、火口の荒々しく、深い崖。長いこと船に揺られて来た甲斐がある。(東京の島嶼部では唯一、ジェット機で来られるけれど)




技術的な困難さもなく、この景色に巡り会えるのであれば、最高のハイキングが楽しめると思う。中腹の登山口までは車で横着も出来るし。

 帰りは、ふれあい牧場に寄り道をしてから、途中空港・大賀郷への道が分けていたのを、登りの時に見つけていたので、そっちを取る事とした。当初ただのショートカットだとばかり思っていたら、全然違う道で、最終的には空港ターミナルに下る、荒れた林道だった。歩く分には問題無いが、おそらく車高の高いオフロード車であれば走れるだろうけれど、かなり険しい道だった。ただし、しっかりと轍は残っていて、比較的最近までは使われていたのかも知れない(大賀郷側の林道入口は通行止めになっていた)。地理院の地形図では点線になっている。

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