奥多摩むかし道【のんびり】
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- GPS
- 04:46
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 453m
- 下り
- 674m
コースタイム
天候 | 晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩9:30発 丹波行きバス⇨奥多摩湖9:45着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標、お手洗いいずれも多く設置されています。危険箇所もなし。 |
写真
感想
元日のこと。
「登り初めはどこにしようか?」
「石割山から富士山見るねん」
どれどれ、と調べるも残念ながら高速バスは満席。次回に持ち越しです。
「熱海方面のお山は?」「せっかくなら泊まりがいいし」
ああだこうだと話して、結局決まった先は奥多摩むかし道。山じゃないし。
ホリデー快速に揺られて奥多摩駅に到着。
駅舎の外のお手洗いはとても快適で数も多い‥でも、手洗いせっけんのボトルに貼られたメッセージが謎です。
早々に待機しているバスに乗り込み奥多摩湖で下車します。その手前の水根バス停で降りてもよいのですが、ちょっとでも長く歩きたいね、ということで。
しばらく舗装路が続きます。誰ともすれ違いません。「紅葉でもない時期にこの道歩くのって渋すぎだよ‥」なんて言いながら歩を進めると、青目立不動尊の辺りから雰囲気が変わってきました。
落ち葉が堆く積もったトラバース(お山ではないから不適切かもしれないけれど、そう呼びたくなる細い道)を、落ち葉の下の伏兵・大きな石ころに足を取られながら進みます。
道すがら馬頭さまが祀られているのも納得。こんな細い道、馬落ちちゃうよ。
やがて小さな集落に行き当たります。すると、民家から女性が犬とともに大きな声を上げながら駆けてきました。「?」見ると三匹の猿。
猿がなにか悪さをしたのか?追いやったようです。
女性が引き返していくと、猿は立ち止まり私たちの方をちらりと見やります。そして悠然と立ち去る。その様子が人間くさい。
また山道に入ると、向こうからやって来る男性が「猿に会いましたよ」と話してくれました。「私たちもそこで三匹見かけました」この辺り、人より猿が多いのかも。
細道を抜けた辺りで、妙に広い場所を見つけたのでそこでお昼にします。
今日は山の棒ラーメン。今時期が、バーナーで作ったラーメンのベストシーズンな気がします。美味しかった。
再び舗装路。いわれを記した看板が頻繁に現れて、退屈せずに歩くことができます。
「それもあるけど、俺の話がおもろいからやろ、そうやろ?」同行人がしゃしゃってきます‥関西出身の人って、皆さんプライオリティが「おもろい」にあるんでしょうか?
お洒落な建物が見えてきます。甘味処かな?と思って見ると公衆トイレ。これを繰り返すこと二回。
こんなにお手洗いが充実している道ってそうそうないかと。
むし歯地蔵尊や耳神様のいわれにつっこんだり、白鬚神社をお参りしながら楽しく歩きます。最初に「地味‥」とか言ってごめんなさい。結局素敵な道でした。
「境の清泉」なる看板が目に止まったので、ルートから外れるけれど行ってみることにしました。
見ると、遠方のナンバーをつけた車が二台停まっています。ポリタンクで汲んでらっしゃる。
蛇口が二つあって、右は上からの湧水、左は地下水だそう。「味が違うんですよ」飲み比べてみると、たしかに右は軟らかく、左は硬い。プラシーボかな?
そして、いきなり現れるレール跡。
左手には隧道がぽっかり口を開けています。
後で調べてわかったことですが、小河内ダム建設のため戦後すぐに敷設された貨物線だそう。
遺構ってわくわくします‥トンネルの奥に進みたくなる誘惑に駆られました。
奥多摩駅に程近い住宅の塀に大きな丸いものがうずくまっています。
見ると、またもお猿さん。器用に、枝になる蜜柑をもいで食べています。丁寧に皮まで剥いて。
家の窓から猿の様子を窺う住民の方も笑っています。
猿がむしゃむしゃ食べる様子を見ていたら空腹になってきました。まだ2日だし、開いているお店ないよね‥ダメ元で奥多摩駅に戻ったら、暖簾が下がっているお店発見。
親切なおかみさんのお店です。餃子と天ざるに舌鼓を打って、今年も楽しく過ごせそうな予感を胸に帰路に就いたのでした。
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