赤城山(黒檜山)周回
- GPS
- 03:16
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 575m
- 下り
- 564m
コースタイム
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 3:12
天候 | 吹雪 微風・弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程積雪の上を歩く。トレース明瞭でラッセルの必要はなかった。チェーンスパイク以上の滑り止めがあると便利。今日の時点では雪質は粉雪で凍結はなかったが、道路はかなり硬く凍っているため滑り易く要注意。 |
写真
感想
おのこ駐車場には5:30頃に到着。自宅を出るのが早過ぎて、駐車場に着いた時点でも真っ暗だった。ヘッドライトを点灯させて食事と準備を進める。6:23にようやく諸々が終わり行動開始。外気温はマイナス6℃ほどで、駐車場は風が抜けて寒かった。Zさんは軽いアルミのアイゼンを装着、自分はチェーンスパイクを着けた。まずは車道歩き。普段なら何てことはないのだが、車道はカチコチに凍っているため気を抜くと簡単に転ぶ。チェーンスパイクもアイゼンも山中で使う以上に、道路で転ばないために装着したと言ってもいいほどだった。車道を北に向かう。天気は雪交じりで風もあるので吹雪のよう。こんな天気の日にハイキングしたくはなかったが、お正月で出掛けられるのは今日だけだったので仕方ない。道路で転ばないように歩き登山口へ至る。トレースは予想どおりしっかりついていて、ラッセルの必要はなさそうだった。ここから稜線までは登り一辺倒。気温低く風があり寒いので、登りで体を温める作戦。とはいえ標高差は500メートル程度なので、歩いたら1時間程度で稜線まで出られそうだ。
トレースをたどりつつ標高を上げる。今日歩いたと思われるアイゼンのトレースもあり、天気が悪くても自分達のように入山する人がいるようだった。途中猫岩付近からは大沼がよく見えたが、白黒写真を見ているような気がするくらいに殺風景だった。唯一神社の赤が見て取れたが、それ以外は白か灰色と言っても過言ではなかった。そしてこれ以上標高を上げると雲の中に入ってしまい、下界を見ることはできなくなった。予報どおりではあるが、やはり天候は良くない。歩き出してしばらくは寒くて手足の先が特に冷えたが、車道歩きに続いて登りをこなし始めると体はいい感じに暖まってきた。それでも今日はペースを落し気味だったのと、何より樹林帯でも風が抜けて寒く、体を適度に冷やす風が常時吹いていたので、オーバーヒートになったり汗をかくことはなかった。チェーンスパイクは刃が短いため傾斜が付いているとグリップが良くないが、これは想定内。分かっているのでそんなものだと思いつつ登る。軽量アルミアイゼンを用いているZさんは、スリップもせず快調そうだった。ただ時折アイゼンバンドが緩んでしまい、それを再度取り付けていた。アイゼン装着練習が足りないと言わざるを得ない。駐車場を出て1:15ほどで稜線に至る。ここまでくれば今日は大きな登りは最早ない。稜線に出ても天候は同じだった。鉛色の曇天と、時折吹く冷たい風は相変わらずだった。稜線に出たら左に折れて黒檜山の山頂を目指す。好天時であれば誰かしらいるコースだが、今日はここまで誰も見掛けず。そして7:50に黒檜山に到着、無人。青空であれば周囲の樹氷がたいへん映えるのだが、今日は真っ白な空に真っ白な樹氷なので変わり映えがしない。それでもここまで無事に到達できたので良しとする。山頂標から少し歩くと好展望地があるので念のためそちらも行くが、案の定何見見えなかった。今日の天候では致し方ないのでがっかりしない。元来た道を戻り稜線との分岐まで至る。この後は短いながらも縦走路を歩く。神社を過ぎると一旦下りになる。チェーンスパイクだとブレーキがあまり効かないが、今日の雪質であればこれで十分だった。滑り止めがなくてもじゅうぶん進めたかもしれない。稜線に出て強風だったら嫌だなと思ったが樹林帯の登りと大差なく、場所によっては風がほとんどなくて、休憩に適したところもあった。そして稜線歩きを始めたらようやく反対方向から歩く登山者とすれ違うようになった。事前の予報が悪かったので入山した人は少なめだったが、全くゼロにはならないのがこの山なのかもしれない。8:45に駒ヶ岳到着。空は時々一瞬だが青空が見えることもあったが、カメラを取り出しているうちに元の曇り空になってしまっていた。今日は青空とは無縁の山行となってしまった。駒ヶ岳通過後も黙々と歩き下降点に至る。このまま下ってしまっては歩行距離が短すぎるので鳥居峠まで行きたかったが、Zさんはここから降りる気満々。明日仕事なので忙しい人に予定を合わせるしかないので、今日はここから降りることに。階段が数カ所あるが、いずれもスロープ状になっていて、階段を下るよりも脇の雪の斜面を降りるほうが楽なところもあった。下り始めてもこれから登る人とすれ違う。黒檜山までなら周回でも3時間程度なので、お昼から登っても問題ない山だと思う。ジグザグに下りつつ標高を下げて車道に至る。アスファルト道路は出発時と同様カチコチだったが、滑り止めのお陰で尻餅をつくことなく無事歩き切れた。9:17駐車場到着。3時間で距離6kmに満たないお気楽ハイキングだったが、山中の気象はお気楽ではなかったので、もっと長い時間歩いた気がしたくらいだった。後片付けの後、日帰り温泉で暖まった後に帰宅。帰りの高速の渋滞が酷くなる前に帰れた。
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