上越国境稜線 清水〜谷川岳〜平標山〜法師温泉(61代秋合宿谷川縦走隊)
- GPS
- 77:35
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,173m
- 下り
- 3,029m
コースタイム
4:30 起床 朝食
5:00 タクシー乗車
6:03 行動開始
10:15 清水峠
12:36 蓬ヒュッテ(C1)着
15:45 食当点火
17:15 TP点火
20:00 就寝
10/22(木) 行動時間9h42m(休55m)
4:30 起床 朝食
5:57 行動開始
9:51 茂倉岳
11:53 谷川岳山頂
15:45 大障子避難小屋(C2)着
16:30 食当点火
18:00 TP点火
20:00 就寝
10/23(金) 行動時間7h35m(休60m)
4:30 起床 朝食
6:03 行動開始
10:55 エビス避難小屋
12:47 平標山山頂
13:38 平標山の家着(C3)着
15:45 食当点火
17:30 TP点火
20:30 就寝
10/24(土) 行動時間5h30m(休40m)
4:30 起床 朝食
6:05 行動開始
8:23 三国峠手前
11:35 法師温泉
17:08 沼田駅発
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
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アクセス |
感想
10月21日(水)
六日町駅で起床。前日に警察に職務質問などされたが、何とか朝になった。タクシーを呼んで、出発。登山口に到着し、準備、体操をして6:03行動開始した。長い上りの十五里尾根までは平坦な道を1時間程度歩き、川を横切って尾根に入る予定である。川に差し掛かると、若干水が多めで渡れない。10分くらいうろうろしてみるがやはり無い。ここで撤退するわけにもいかないので、行くしかないのだが、トップの大門がなかなか踏み出さない。行けー!!ということで、やっと踏み出した。大池が意外とうまく歩いてあまり濡れていなかったが、若干の恐怖を感じた理沙はびしょびしょ。と言っても、靴と靴下が濡れたぐらいなのですぐ乾くだろう。臭くなる事ぐらいが心配だ。
1本とった後、尾根を登り始めた。気合の入った団配に2年生もだいぶ辛そうだが、2人とも、そして新人由梨も元気に歌っている。傾斜のきつい坂にもかかわらずえらい!約3時間後には稜線に出た。天気もよく、紅葉もしている。ペースも順調で、12:30には蓬ヒュッテに到着した。
着いた後はテント設営開始。3人で3分以内、早いだろと言う大門の文句があったが、知らん知らん!結局3回目で成功した。次回はしっかりやりましょう。13:00には自由時間にし、爽やかな空の下、みんな外で昼寝を始めた。これぞ秋合宿!この余裕がなんとも言えませんね。明日もこれくらい時間があるといいな。
食当準備を新人、2年が行ってる間、3年は水を汲みに行った。小屋の脇に蛇口があったため、それをひねって汲んだところ小屋のおじさんに怒られた。ここでは小屋に泊まっている人以外は蛇口をひねってはいけないらしい。。。その後テン場まで来てまた怒られた。ひたすら謝り、往復25分かけて、言われた水場に汲みに行った。あそこまで怒られては小屋のトイレにも行けないので、水場にあった大五郎のペットボトルに水を入れておじさんに渡すことにした。許してくれた。よかった〜。。。
本日のメニューは由梨が考えたきのこと栗の炊き込みご飯と春雨スープ。きのこは団配でなかなかこだわっていたため、おいしかった。上級生ミーティング、TPを済ませ就寝。ただ本日はしし座流星群がすごいらしい。とくに23:00が1番流れると聞いたため、昼寝もした事だし23:00起床(希望者)とした。結局知佳、宮澤、大門しか起きなかったが、すばらしい星空が広がっていた。約30分で10個くらい見た。流星群というくらいだからひゅんひゅん流れているのかと思っていたが、こんなもんか。雲が出てきたため、再就寝。
10月22日(木)
4:30起床。前日の天気図から、完全に晴れだと思っていたため、雨の音が聞こえた時にはどうしようかと思った。ということでこの日は行動開始から雨が続く。しかも由梨は体調が優れないらしく、天気も影響してか、全く元気が無い。武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳とガスの中ひたすらがんばった。周りの断崖絶壁はガスで全く見えないが、見えない方が幸せなこともありますよね。今回のメンバーは怖がりが多いためそこは良かった。一ノ倉から谷川岳を目指す頃、雲が動き出した。オキノ耳に着く頃にはすっかり晴れ、万太郎、千ノ倉の稜線がきれいに見えた。本当に運がいい!
リミットはぎりぎりだったが、無事谷川岳を通過した。肩ノ小屋でトイレ休憩をするが、由梨がもはや限界であった。団配を解除し、16:00前には必ず大障子避難小屋に着かなければ。終盤、元気の無い由梨を励ますために、上級生5人で交代に歌をうたう事にした。上級生はみんなで口ずさんだりなど盛り上がっていたが、由梨は全く言葉を発さない。やはりつらいときに周りで騒がれるとうざいのだろうか。。。など、上級生は心配しつつも、(上ミ時談)小屋に着くまで途切れなく歌った。
15:55なんとか小屋到着。水場が往復35分の場所にあるため、次の日に汲みに行っている時間は無い。夜の食等分の水はコッヘルに入れ、ありったけのポリタンとプラティパス、あまったペットボトルを持って3年3人で水を汲みに行く。うわさ通り足場が悪く、歩きづらい。しかも過ぎてしまったのではないかと心配になるくらい下りが続いた。高低差120m程のところで水場を発見!!全部で20ℓほど汲めた。登りはさらに大変であったが、ちょうど夕焼けの時間で山がオレンジ色に染まり、その光景に救われた。16:35小屋に戻ると、天気図も書き終わり食当が始まっていた。
相当なボリュームのキムチなべを食べ、TPの時間となり、由梨の反省の時間も終わった。その後の<上級生に意見>という項目では、怖くて何も言えないのが普通である。しかしこの日は由梨が”あの〜・・・”ろ何か言い始めた。何かと思えば、”今日は先輩方歌をうたっていただいてありがとうございました。あれで乗り切れました!”と言うではないか。よかったーーー!!!なんていい子なんだ、素晴らしい。恐らくこれはこの合宿1番のいい話であろう。
先日に引き続き、パパリコで起床係を決定し、就寝。
10月23日(金)
この日も4:30起床。今日は晴れ、由梨も元気である。万太郎、エビス大黒点、千ノ倉山と、なかなかのアップダウンが続いた。由梨は登りが楽しいと感じたらしい。つらいけど楽しいということで、ドMという立派なワンゲル部員の素質を身に着けたようだ。その後も昨日歌わなかった分、由梨も積極的に歌をうたい、平標山に到着。ここまで来ると合宿も終盤だなあ。周りのおじさんたちに許可をもらってから式典を開始、鈴木、杉森にもエールを送った。気も済んだので下山開始するが、木道が永遠続き、足が死にそうになった。
13:38到着の平標山の家は大変きれいだった。トイレは水洗で、戸山公園の100倍くらいきれいだったと思う。今回もテント設営を行うが、ミスが多い。いい加減にしなさい!喝が入った後、なんと記録は2分40秒、劇的な速さで合格。積雪期もしっかり行うように。
この日は最終夜だったが、テントのおとなりさんがいたため20:00就寝と自重することとした。隣の人は、やり手のおじさんで15時間歩いてきたらしい。すごいですね。
最終夜の新人の感想では、2日目にバテてしまい、体力が心配だ。と言っていたが、良く考えてみると、由梨は雨で濡れた旧ダンロップテントを中心に結構持っていた。女子として普通にすごいよ。自分らはテントは持ったことがなく、女子の強化は進んでいるようだ。これからの女子に期待出来る!また、縦走を楽しめたと言っていたので、非常によかった。
この晩もパパリコで起床係を決定し、就寝。非常に暑い夜だった。
10月24日(土)
いよいよ下山日。先日まで足を痛がっていた大池もトップでどんどん進んでいった。法師温泉め目指して一気に下山!の予定が、最後の旧三国街道が永遠長い。しかし紅葉はきれいで、ところどころに大名行列が通った面影が残っていた。歴史を感じられるなかなかよい道ではあったと思う。11:35法師温泉到着。秘湯というだけあって、ものすごく雰囲気がよい。小説に出てきそうな感じで、旅行で個人的に将来訪れたいと思った。この時間は女子は専用、男子は混浴しか開いてなかった。期待していたかどうかは知らないが、当然男しかいなかったようだ。
最終目標の山彦を目指して沼田行きのバスに乗った。しかし!!まさかの山彦休み。。残念すぎる。仕方ないので向かいの怪しい朝鮮料理の店に入った。これが安くておいしい!意外と大満足で退店。電車でそれぞれの帰路につくのであった。秋合宿お疲れ様でした。
まとめ
天気にも恵まれ、すべて予定通りに問題なく合宿を終えられたことが良かった。 今回は新人が1人という、由梨にとっては過酷な環境であったと思うが、非常によくやっていた。2年生も重い荷物を持って頑張っていた。みんなしっかりやれていたので、積極的な行動をこれからは期待する。
積雪期に向けてそれぞれ精進していこう。
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