矢倉岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 680m
- 下り
- 686m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
地蔵堂駐車場7:00〜矢倉岳8:53/9:23〜矢倉沢バス停10:30〜駐車場11:23
東名高速からもこんもりした姿が目立つ矢倉岳。陽だまりハイクに良さそうなので、今年最初の山に選んだ。一部バスを使って周回にするプランにしたのだが・・・
駐車場には一番乗り。県道と川を渡り、細道を登って小さな峠を乗り越すと、万葉ファミリーコースと分かれて杉林の中を沢へ下る。この季節では、あまり水際で休みたいという気持ちも起こらない。杉植林の急登に取り付くと、正月太りためか腹が重い。道は送電鉄塔の下をからむようになり、箱根の明神ヶ岳や金時山の特徴ある形が朝陽にシルエットになっている。やがてトラバース気味の登りとなり緩やかなので歩きやすい。足元は富士山から飛んできたのか黒い火山砂でザラザラしているのが面白い。分岐を二つ過ぎて頂上への稜線となる。右側は、富士山麓の山でよく見かけるクネクネした低木の林だ。後方に愛鷹山を従えた富士山が白く大きく、西丹沢の尾根の上に御正体山の頭が飛び出している。新春にふさわしい眺めで、ここを選んで良かった。丸太の階段をこなすと広々とした頂上に出た。大涌谷から噴気が盛大に上がるのを眺めながら、半端な時間だがカップ麺の儀式とする。相模湾が陽光を反射しているが、もやっていて遠くの海岸線や島は見えなかった。
バスの時刻を計算して出発。下りは結構急で逆コースは大変そうだが、周りは葉を落とした広葉樹林で気持ち良い。枝を透かして、青空の下に大山から蛭が岳、大室山までの丹沢の連嶺が紫色に望まれる。人気の山らしく、結構な人数とすれ違う。再び植林帯に入ると、雨水に掘られたところもある。それほど下った気がしないうちに、唐突に擁壁が現れたと思ったら、コンクリートの舗装道になる。膝に辛い道をゆっくり歩いていくと茶畑が見えて、明るい里に下り着いた。
矢倉沢の公民館前にトイレがあり使わせてもらう。矢倉岳についての解説板があり、形状から溶岩円頂丘と思っていたがそうではなく、深成岩が短期間で隆起したもので世界的にも貴重とのこと。また、足柄平野と大磯丘陵の境界はフィリピンプレートと北米プレートのぶつかっている所なのだそうで感心?する。(詳細は写真の解説板をご覧ください。)
さて、矢倉沢のバス停に計算通りの時刻に着いた、と思ったら、なんと、予定していたバス便は春秋のみの運行だと。ちゃんと日付指定して調べたのにひどい。まあ歩きも検討した内だったので仕方ない。トレーニングと思って県道を歩く。この道沿いをランニングしている方が多いのに驚く。確かに良く整備されている割に交通量が少なく、登り上げれば富士山が見えるので良いコースだろう。どこをベースにしているのだろうか。先ほど登った矢倉岳を時々右手に眺めながら、駐車場に帰り着いた。
インターへの帰途はプレートの境界を横断だ。登山をやっていると、しばしば大きな断層地形を見る機会がある。日本列島に安心して原発を作れる場所なんて無いというものだ。
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