赤岳日帰り キツいけど充実感満載
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- GPS
- 08:59
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,495m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 8:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口から美濃戸のダート路は噂どおりの超凹凸路 普通車で10キロ以下の低速走行でも、2回軽く底擦りました… |
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢は道がわかりづらいところあり、テープとペンキマークに注意。 地蔵、文三郎の鎖場は滑らないよう慎重に。 |
写真
感想
山歩きの経験値を高めるため、最近はファミリーハイクに加えて単独山行にもどんどん取り組んでみることにしています。今回は、夏休みの余りを利用し赤岳に向かいました。赤岳単独日帰りは、初心者に毛が生えた程度の自分にとって恐らく、体力的にも技術的にも上限に近いところののものになろうかと思います。念には念を入れて、好天が予想される日に決行しました。
日帰りの時間節約のため美濃戸まで車を乗り入れましたが、評判どおりの恐ろしい悪路でした。危なそうなところは10キロ以下の超ノロノロペースで走ったのに、2回ほど底を擦る始末。一部にあるボコボコに割れた舗装路面が特に嫌らしい。ある意味、今回の山行の核心部はここだったかもしれません(笑)
行きに通った南沢は、所々ルートがわかりづらい場所があります。慎重に探すと、テープやペンキマークが見つかるのですが、早朝などの暗い時間帯は要注意かも。道も荒れ気味でやや歩きづらく感じました。寝不足もあり、ペースも全く上がらず、行者小屋到着時はかなりアップアップでした。
行者小屋からは、文三郎尾根を通るか、地蔵尾根を通るか、悩みました。昨日の雨で岩が滑るかもしれないと考えると、比較的安全そうな文三郎。しかし文三郎には、私の大嫌いな階段がてんこ盛り。悩みに悩んだ末、結局は地蔵を選択しました。樹林帯ののっけからがんがん急登です。続いてアルミ階段、鎖場と、これでもかの急登続き。息あがりっぱなしです。今回は登りだったのでそうでもなかったですが、下りだとかなりの高度感を感じそうなコースですね。地蔵の頭からは気持ちのよい稜線歩きと思いきや、赤岳手前のガレ場の急登が弱った足にかなりこたえます。最後は鎖をフル活用し、上がらない足を腕力ブースターでカバーして何とか登りきりました。
赤岳山頂では、360度の気持ちのよい展望が楽しめました。残念ながら日本アルプスと富士山の遠望は雲に邪魔されましたが、八ヶ岳は全域がクリアに望めます。峻厳な最高峰らしい、高度感と開放感にあふれた景色に、思わず声が出てしまいます。北アの風景とはまた違った、切り立った男性的な景色の中にもどこか柔らかな感じが混じっている、とでもいうのでしょうか。ヘロヘロになっても登ってきた甲斐がありました。平日でも人がそこそこいるのは、さすが人気の山ですね。
帰りは文三郎から北沢に下ります。文三郎の鎖場は慎重に下りましたが、地蔵尾根ほどには高度感は感じませんでした。それよりも、鎖場の先に続くザレ道の方が嫌らしい。気を抜くとすぐ滑るので、精神的にも疲れます。行者小屋以降の北沢は、南沢と比べて歩きやすい道で、快適に下れました。時間の限定される日帰りでは南沢に分があるでしょうが、時間に余裕のある山行なら私は北沢を使いたいですね。途中からの林道歩きは好みが分かれるところかと思いますが。
今回は無事に日帰り山行を終えることができましたが、道中は結構目一杯でしたし、鎖場もかなり鎖に頼ってしまいましたので、まだまだこのクラスの山を安定して登るには力量不足を感じます。しかし、山行後には大きな充実感が残りました。自分の力量を広げるためのチャレンジ山行も、時々は必要なのかもしれません。(もちろん、無理のない範囲で)
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