谷川岳〜中芝新道から
- GPS
- 12:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート評価☆☆☆(5つ中) 中芝新道は確かにマニアック。ルートは武能岳から茂倉岳の縦走路と並行して似ている。芝倉沢に入ってすぐに右側(左岸)に渡るところが、ペンキ印があるけれど分かりにくい。その他案内はペンキでしっかりしているが、濡れた岩は登りにくく確かに一般ルートではない。特に下り利用は危険。 一般的に谷川岳のルートは天神尾根以外は岩が濡れていて、滑りやすい。今日も10回も転んだ。 山は紅葉シーズンも終わって、案外静か。日向の稜線の積雪は融けている。日陰で20センチ程度。 上越では久しぶりに終日快晴。 |
写真
感想
去年の今頃、武能岳から茂倉岳に登ったが、それは土樽から蓬峠経由だったし、眼下にこの中芝新道が急激に登り上げている道が見えて、今回そこをトレース。なのだが、やはり地図に破線で紹介されているように、一般ルートでもない。谷川岳特有のいつでも濡れている岩というのも、水が豊富な山だからだろうと思うが、濡れているところにコケが生えていて、しかも逆層のスラブっぽい岩だから、気疲れする。
それでもまあ登りだせばロケーションが素晴らしいわけで、茂倉、武能岳から奥に蓬峠、清水峠のどちらの小屋も見えるし、その向こうに柄沢山、巻機山、さらに向こうに越後駒ヶ岳とか、手前は朝日、笠、白毛門と、湯檜曽川を囲む山々は綺麗だ。ただ雪が一度降っただけで融けたし、まだ冬の景色にはなっていない。
堅炭岩もここを登るよりも武能岳の方からが良く見えた気がするが、でも岩の基部を登っていくわけで、奇岩が味わえる。尾根上1550m辺りが、K1峰で下を覗き込むと堅炭沢のカールスラブが続いている。数年前の春にここをスキーで滑った冒険野郎と下の湯檜曽川で会ったのだが、まあかなりの根性が入ったスキーヤーだということになる。芝倉沢を滑るだけじゃ満足できないってわけだ。
堅炭のK峰を越えると、幽ノ沢上部を見ながらの登りになる。傾斜はなだらかになって、北向きだから雪が20センチくらい残っているが、一ノ倉岳に出る。
さてここから谷川岳へ向かうが、ここから見る谷川の西斜面も格好がいい。さらに向こうの稜線は平標まで延々と続く。この稜線もすでに昼近いせいかほとんど歩いている人がいない。やはり雪は20センチくらい残っている。尾根の左側は一ノ倉沢が綺麗に開けて、しかしこの山は、穂高を縦走しても滝谷はこんなにきれいに見えないし、剱に登っても八峰を見下ろすことはできないし、一ノ倉とは下から見ても素晴らしく、上から覗いても迫力満点で、若い時代にここで遊んだなあと、爺の独り言になる。百名山ランキングで谷川岳をNO1にする理由もよく分かる。
オキ、トマに出ると、向こうからの客が少しいる。このオキとトマ間がマチガで、何回眺めてもマチガはマチガ。
ロープウェーで素直に下ろうかとも思ったが、久しぶりに西黒尾根を下る。延々とマチガを眺めながら下る。だがしかし、下りもクサリも年々難しくなっているように思えてくる。ガレ頭から巌剛新道に入ったが、ここも岩が良く滑る。
今日もまた下山は暗くなった。山は暗くなると午後6時前でも、深夜みたいな感じがして、この時差ぼけがたまらない。満員だったPの車はすべていなくなっていた。
コメント
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はじめまして
土曜日に行った時は、中芝新道に踏み跡がなかったのでこんなとこ登る人がいるのか?と思ってましたが…
まさか、翌日に登ってる方がいらっしゃったとは
一ノ倉、登ってる方いましたか?土曜日は、谷川方面からは3人くらいしかいませんでしたが…
私のように遅く登っても、記録に書きませんが、7人パーティがこの日、中芝を登っていました。しかもザイル出していて、訓練なのか、ふざけ半分なのか。
雪道は一人先行者がいるだけで、ラッセル完了するし、後2人いれば、道は高速道路。7人の後ろは楽チンでしたば、前にでると、ラッセルあり。でも楽しい。積雪は山を不気味に楽しくすると思っています。
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