富士見山、山梨百名山、積雪期2008年
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- GPS
- 04:15
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,091m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2008年3月29日
富士見山
土曜日に山に行こうと、金曜日の夜に決めて、あわてて支度。行き先は、昨年5月に登った富士見山とした。あまり遠くの山や混んでいる山には行きたくなった。富士見山なら、それほど人はいないだろうし、家からも30キロ足らずで行ける。雪がどれくらいか、1640mの標高だから、先週の櫛形山の様子からは、1,500m以上は雪が登山道にも出てくるだろうと想定。一応、軽アイゼンはもった。先週の櫛形山に登った後、雨も降っているので、富士見山程度の高さだと雨で雪もかなり融けているかも、とも思った。
5:30起床
ゆっくり起床。
6:25自宅発
国道52号線を南下。旧中富町、現在の身延町へ向かう。途中、コンビニでおにぎりを購入。「句碑の里」という看板が出る辺りで、右折して、山方面に向かう。向かう先は、平須というところだ。登山口がある。旧中富町の平須に向かう道をしばらく行くと、「句碑の里」にふさわしく、俳句が刻まれた碑が道の両側に作られている。よく見ると全国から寄せられた句が刻まれている。
句碑のあるところを通過し、さらに高度を上げると登山口付近の駐車場。
7:05 駐車場
Fitが1台。女性が3名何やら、ゆっくり飲んでいる。山梨ナンバーだ。山梨百名山などを登っているらしい。3名は先に出発した。
7:20平須登山口発、標高690m
しばらくは人工的な杉林の中を急登りする。10分ほどで女性3名を追い越した。途中、作業小屋のようなところを通過し、なおも急登。やっと杉林が切れると今度は、トラバース気味となる。富士山も顔を出してくれた。南に見えるのは、七面山。そうそう、七面山からこの富士見山が見えていたっけ。トラバースの道は2箇所ほど、鎖場があるが、何ら問題はない。緩急交えた登りをこなすと大きく崩れたところに出る。その部分を横目で見ながら進んで行くと、小さな石が不気味な音を立てて落ちていく。登山道には、影響はない。
この辺りまで、登山道に雪はなかった。日当たりが良いのだ。
しばらくして、稜線に出た。ここまで来ると、登山道とは反対の斜面にたくさんの雪が付いていた。登山道もところどころ雪。でも数メートル、せいぜい10数メートルできれてしまうので、アイゼンをつけるほどではない。
西の南アルプスの視界も開けてきており、一気に視界が開ける富士見山展望台に急ぐ。
9:12富士見山展望台。1640m
ここが今回の山行で一番展望が開けるところだ。というか、他の場所は、冬枯れの季節でも樹林が邪魔して、すっきり見渡せないのだ。だから、ここを登山の目標としても良いくらいだ。富士山はもちろんのこと、西方面の南アルプスの白さがまぶしい。櫛形山の裸山頂上からは、正面に見えた北岳もかなり右手に見える。北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、蝙蝠岳、悪沢岳、赤石岳、笊が岳、小さく鳳凰三山、甲斐駒ケ岳も一望だ。いつかは行ってみたい山梨百名山の最難関の笹山はどれだろう。
9:13富士見山展望台発
山梨百名山の標柱が富士見山山頂は、もう少し先になる。やはりカメラに収めたいので、富士見山山頂に向かう。2つのピークを超えて、最後の雪のある登りをこなすと鞍部になり、山梨百名山の標柱のある場所に着く。樹林の間から、展望台とはちょっと趣の変わった展望が少しある。新緑の季節になったら、見えないであろう。
9:30富士見山山頂着
自宅に電話。
9:40富士見山山頂発
再び2つのピークを超えて、富士見山展望台に戻るが、雪のある下りに気をつけた。
9:59富士見山展望台戻り
先ほどの女性3名が、そろそろ、富士見山展望台に到着しているだろうと思って戻ったが、まだいなかった。1人で少し腹ごしらえをして、富士山、南アルプスの写真を撮った。
10:18富士見山展望台発
復路は、往路で稜線に到達したポイントまで一度戻り、そのまま北に向かって、平須ではなく、堂平に下りるルートをとる事にした。少しこれは後悔した。
展望台からは、雪の付いた下りを慎重にアイゼン無しでこなした。
登ってきた登山道を右に見送り、北へと進む。この辺りで、右に目をやると先ほどの女性3名が休憩していた。ちょうど、分岐から少し進んだところで、もっと進んでいたら、会わなかっただろう。3人組はかなり、ゆっくりしていたようだ。登山道の様子を教えてあげた。
しばらくすると堂平へ下る分岐に出た。
トラバース気味の急坂に雪がまだかなり付いており、また、堂平への道はメインではないようで、歩きにくい。日当たりも悪いようだ。まー、慎重に下ればよかった。途中、「登山道」の標識を確認しながら、下って行った。あるところで、道を誤り、そのまま荒れた、ちょっと人の踏跡も付いているような道を下ってゆくと黄色いテープが出てきたので、少しおかしいと思いながらも黄色のテープを追っていると、道らしい道がなくなった。「登山道」の標識も出てこなかった。すぐにおかしいと気付くべきであった。標高は、1350mくらい。下の部落は見えているが、気持ちは乱れた。
黄色のテープを見つけながら、何とか来た道を登って戻ろうとするが、精神状態がいつもと違う。あー、こうして遭難パターンに入るのか、などと考えた。喉も渇くが、水分補給さえしない。それほど、気持ちの落ち着きがない。とにかく来た道をわかるところまで引き返さなければ。ところが来た道もわからなくなり、今度は尾根を目指す。やっと、標識のあるところに戻り、ことなきを得たが、この間約30分。
11:38迷いからの回復標高1,400mくらい。
標識を見つけ、迷いから回復したが、どこで道を誤ったのか。今度は慎重に行くと、なんでもないところを間違っていた。良く見れば、わかるところ。気をつけよう。
正しい道を堂平に向けて、一気に下降。途中、男性1名。上部のトラバースには雪がある事を伝えた。
12:20堂平部落
12:27平須登山口戻り。
車は、自分のを含めて4台に増えていた。
体を拭い、着替えた。
やはり、早い時間に登山をすることの重要性を認識した。迷っていた時間は、まだ午前中であったのは、不幸中の幸いであった。
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