日帰り針ノ木周回、両足攣って散々・・
- GPS
- 12:56
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,301m
- 下り
- 2,261m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 12:57
天候 | 晴れ-ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
14夜8時頃八分ほど空きあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
周回順番は針ノ木から時計回りのほうが安全安心です。 針ノ木岳から順次下っていくコースのほうが楽ですし、道も良くなってきます。 針ノ木雪渓下りは2000mから大沢小屋上部の間は崩れやすく滑落しやすい、足腰が疲れていて疲労で集中力が無くなると危険です。 下りは柏新道がお勧めです。 |
写真
感想
もう1ヶ月以上山に登っていない、それゆえ楽しみにしていた連休の登山、
今回はいつもの会社仲間と、南ア 奈良田から入って白峰三山縦走を計画していた。
しかし、不幸は突然自分にやってきた。
前日になって仕事中に軽いぎっくり腰をしてしまった。
余りに不運、それも直前で・・、とてもあきらめ切れるものでない。
ネットで見た対処法、湿布、氷等あらゆる方法で回復に努めた。
13日の未明、集合場所まで行ったが、腰は動かすと電気が走るように痛い。
車に乗っている数十分でも腰が固まってじいさん歩きになっている。
何とか歩けるものの、とても重いザックを担いで行くわけにも行かない。
それに仲間に迷惑をかけたらとのことで、この山行は中止となった。
会社仲間もそれならと、その時点でお手軽登山に変更し、
テン泊でで針ノ木、蓮華から爺ヶ岳までの周回にとなった。
13日はひたすら静養して、無理をしなければだいぶ歩けるようになった。
ここまで回復すると、とりあえず爺ヶ岳まで行ってみようと決めた。
13日夜には柏原新道駐車場で車中泊とし、とにかく腰のケアに注意して、
3時半前に登山口をぼつぼつと歩き出した。
睡眠不足もあって体調は良くないが、息を切らすことなく種池山荘に到着。
腰も特に変な動きをしない限り痛くない、なんか行けそうだ。
山荘からは針ノ木に続く稜線が、手招きして誘いかける。
新腰山荘まで2時間程、道も良いらしいので其処で判断しよう。
新腰山荘までの稜線は、澄み切った空気と真っ青な空、朝露に輝くナナカマド、
緑輝く山容と、目の前先に聳える立山劔の連峰に体調の事など忘れ、
心躍らせながらの進んでいった。
新越山荘到着時、すこしバテぎみの感じではあったが、大丈夫そう。
行けると思って出発した。
ところがやっぱり不安は的中した。
鳴沢岳の山頂辺りから、両足が攣りそうになってきた。
それに登山道も岩場等になっていたので、歩幅も広がり腰のケアを気にするあまり別な所に力が入っていたのだろう。
下半身の動きがおかしいかなと思えてきた。
鳴沢岳を下ったところで会社仲間を発見、しばし談笑してから気を入れて出発。
赤沢岳の登りになると、また足が攣り始める。
最初は左足ふくらはぎで、それをかばって右で登ると次第に右ふくらはぎが攣り始める。ついに両足痙攣になって、歩けないので立ち止まって休憩。
攣るところもふくらはぎから前の大腿筋、それが横の筋肉、
付け根部分と全てが悲鳴を上げだした。
しばらくじっとしていることで痙攣が治まる、それで何度も立ち止まる。
また下りになっても足の攣りが直るので、下りで普通に歩いて、登りはゆっくりと
この繰り返しで遅々と歩数を進めるといった感じで非常に苦しんだ。
赤沢岳山頂でもしばし休憩、この時間からガスが出てきて寒い。
いよいよ登りもヤマ場のスバリ、これを越えれば針ノ木はすぐ其処だ。
ここでアミノバイタルを補給、以外とこれが効いた。
しばらくして体全体の疲労感が抜けて、両足の筋肉痛だけになる。
息があがることがなくなってからは、小股ながらも登って行くことが出来た。
一時は最悪針ノ木小屋泊も考えたがなんとか日帰り出来そう。
針ノ木小屋で充分足のマッサージをしてから、下ることにした。
しかし針ノ木峠からの下りは、雪のあるときしか知らなかったが、
こんなに急で、滑りやすい悪路だとは思わなかった。
膝に力が入らないため、滑落しやすい斜面で踏ん張れず、何度かこけてしまった。
最後の最後、この下りはきつかった。
本来ならば逆回りにするのだが、今朝の段階では道の良い種池山荘まで行けたらという気持ちで登ってきたから仕方ない。
それでも一気に扇沢の登山口まで戻ってきて、いつも以上にほっとした。
後でデータを見て必要以上に休憩時間を取っていたことには驚いた。
腰をかばっての登山だったが、その分下半身が異常に疲れた。
足の全ての筋肉、筋が痛い。
翌日は久しぶりに筋肉痛になった。
精神肉体ともにハードな山行だった。
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