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Yamareco

記録ID: 5105032
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

山梨百名山、高川山、九鬼山、岩殿山、2007年

2008年01月31日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
21.0km
登り
1,511m
下り
1,618m

コースタイム

07:20 初狩駅 - 07:46 登山道入口 - 08:49 高川山 09:09 - 09:39 シラノサワ登山口 - 09:56 古宿 - 10:03 熊峠 - 10:19 禾生駅 - 10:20 禾生第一小前 - 10:34 愛宕神社 10:44 - 11:18 田野倉方面分岐 - 11:47 九鬼山 12:17 - 12:43 田野倉方面分岐 - 12:50 池の山 - 13:19 池の山入り口 13:29 - 13:49 田野倉駅 - 14:10 都留高前バス停 - 14:18 大月駅 14:28 - 14:37 岩殿山登山口 - 14:44 丸山公園 14:54 - 15:09 岩殿山 - 15:31 畑倉登山口 - 15:39 岩殿上バス停 - 15:40 円通寺 - 15:54 岩殿山登山口 - 16:20 大月駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車

感想

2008年1月31日

高川山、九鬼山、岩殿山

山梨百名山を一気に三座。あまり寒くない一日だった。

全ての大月市の山。何とか一日で回れないか、考えていた。そこで今回は、車は最寄の中央線の駅である竜王駅にある駐車場に止め、そこから中央線で、初狩に向かい、まず高川山、それから富士急行線の禾生駅に下りて、そこから、九鬼山、再び富士急行線の、今度は、ひとつ大月よりの田野倉駅に降りて、電車がうまく来れば、電車に乗って大月駅へ。電車がうまい具合に来なかったら、歩いて大月駅に向かい、それから、岩殿山に登ることにした。

計画は一応達成できたが、走行歩行距離が22km近くになり、かなり疲れた。富士急行線は、本数が少なく、田野倉駅でうまく乗れなかったので、大月駅まで歩いたのだ。

高川山は富士山の眺望の良さと交通の便の良さ、アプローチの短さで人気絶頂らしい。九鬼山と共にリニア実験線がトンネルで貫いている山だ。岩殿山は武田滅亡にも関連した小山田氏の城があったところで、それなりの歴史をはらんだ山だ。

5:00起床。
5:50自宅発。6:18竜王発の大月行きに乗れるか。朝のこの時間、さすがに道は空いていたので、うまく飛び乗れた。

久しぶりの電車だ。しかも初狩駅で下車するので、各駅停車。さすがに空いている。車の運転の時と違い、周囲に目を配れる。勝沼ぶどう郷あたりからは、白峰三山が真っ白に美しい。他にも周囲の山々に目を向ける。知らない山がやはり多い。山梨百名山も登っているのに。無理もない。山の見え方は、見る方向でかなり違うから。ちょうど1ヵ月前に登った滝子山も笹子辺りから、よく見えた。

7:05初狩駅。無人だ。この時間。Suicaで通過。身支度を整える。中央線の南側に位置する高川山。北側に一度出たので、ガードをくぐる必要がある。駅前には、高川山右の指導標。右に進む。

7:20初狩駅発。
里山の弱点は、登山口が見つけにくいこと。この高川山も例外ではなく、少し迷った。地元の方に聞いて何とか軌道修正。やはり道を間違える人が多いらしい。

林道をしばらく歩いて、ようやく登山口。林道は一部がアイスバーン。でも滑らないところを見つけて難なく。登山口に入らずにそのまま林道を進んでもたまご石コースらしい。私が進んだ登山口は、男坂、女坂方面。

一部アイスバーンになっている登山道を進む。何とか滑らないところを見つけ進んだ。かなりの急登りのところもある。アイゼンはつけなかった。

8:11男坂、女坂分岐
男坂にすべきかも知れないが、雪の時期。緩やかと思われる女坂を進む。女坂はトラバース気味に行くので、上部からの落石もあるらしいがそれほど長く続くわけでもない。しばらく行くと先ほど分けたたまご石方面の道が合流し、トラバース気味に進むと男坂の道を合わせた。

8:50高川山山頂。
なるほど、この山は人気が高いのもうなずける。富士山、三つ峠、滝子山、御正体山、大蔵高丸、雁腹摺山など、名峰が一望だ。犬がいた。ここまでの道はアイゼン無しで登ったが、あれば安心だろう。一部雪がアイスバーンになっているので。人も多く歩いていて、踏み固まっているし。
9:10高川山発。

アイゼンもつけず禾生駅へ下る。雪のあるところないところ様々。途中から林道歩きとなり、やがて人家の在るところとなり、中央道をくぐって禾生駅へ。
10:17富士急行線禾生駅着。

国道139線を大月に向け歩く。

落合橋を渡ると九鬼山への登山口があった。

10:35九鬼山登山口。
やはり人家を縫ってゆく。杉山新道と愛宕神社を経由するものと分岐があり、時間の短い愛宕神社経由にした。杉山新道の方が歩き易いらしいが。
10:45九鬼山登山口発。

しばらくはなんでもない道。田野倉駅からの新登山道である池ノ山コースを合わせて、しばらく行くと林の中で薄暗くなり、傾斜がきつくなり、雪も多くなった。一部はアイスバーン。そのうち、「急坂要注意」の看板。本当に登りにくい急坂。途中からは少し歩き易くジグザグにつけられた登山道もできていた。大抵の人はそちらのジグザグの登山道の雪を踏みしめながら歩いているようだ。帰りも同じ道を下るつもりだったので、帰りはアイゼン、と心で思っていた。富士山は、雲に隠れつつあった。

本当にすごい急坂を登りきると先ほどの最初に分けた杉山新道を富士見平で合わせ、まもなく山頂。

11:48九鬼山山頂。
登山者1人。杉山新道を登り、これから、縦走して猿橋駅方面に向かうらしい。山頂は、富士山方面は眺望がないものの、正面は、扇山、百蔵山、権現山。真北には、雲取山も見えた。大菩薩南嶺の黒岳、大蔵高丸、ハマイバ丸、滝子山も良く見える。

6本のアイゼンをつけ、下りに備えた。
12:18九鬼山山頂発。

慎重に例の急坂を下る。本当に急坂だ。アイゼンが心地よく効いている。

12:44田野倉駅と禾生駅の分岐。
アイゼンを外す。泥が一杯ついてしまったアイゼン。
12:54分岐発。

田野倉駅へ向かう。13:40の大月行きの電車には、乗りたいと漠然と思っていた。

13:20池ノ山コース登山口。沢で少し泥を流した。
13:30池ノ山登山口発。

この時点で田野倉駅からの電車は間に合わない。

13:50田野倉駅発。
次の電車は14:20。歩いた方がましだ。

近くのおじさんが話しかけてきた。高川山に登り、九鬼山に登り、それから岩殿山に登るというと、すごい。お宅、東京? いいえ、山梨です。道理で。足が強いわ。

国道139号線を歩く。


14:20 大月駅着
途中で歩くのが嫌になった。投げ出しそうになったが、何とか。

早速岩殿山の登山口へ。

線路沿いにしばらく進み、桂川にかかる高月橋を渡り、しばらく行くと登山口。高月橋から見下ろした桂川は渓谷美をなし、美しかった。そして目を上方にやると岩殿山の岩が垂直に迫ってくる。登山道といっても遊歩道のような感じだ。とはいえ、かなりの急な登り。登り易いが。

14:45 丸山公園
14:55丸山公園発。泥が着いたものを水道で落とした。ここには、ふれあいの館もあったが、時間もなく、寄らなかった。トイレもあった。

15:10岩殿山。富士山は残念ながら雲に隠れてしまった。朝登った高川山、九鬼山も見える。富士を眺めるのに色々な山が重なり十二単に見えるらしい。

この山、城もあったので、頂上には、兵舎の跡、馬洗いの後など歴史を感じさせる案内板が多い。風も強くなってきた。寒くはないが。

帰りの電車が気になり始めた。時刻表を見ると甲府の次の駅で車を止めた竜王駅に行く電車は、大月発16:44が適当のようだ。時間はたっぷりある。電車で来るとこうした電車の時間にしばられる。思えば、初狩駅から、大きく回って、大月駅まで来たのだった。
15:25岩殿山発

結局、稚児落としなどという、物騒な名前のある崖っぷち方面には、歩かなかった。今度にしよう。


16:20大月駅着。
長い歩きもやっと終わりだ。

帰りの電車も高校生くらい。ローカルの電車なんてこんなものか。竜王、甲府方面に向かう電車の中から、初めて金峰山を見た。これまで雲がかかっていたり、周囲を見ていなかったりして、見たことはなかったが、今日ははっきり金峰山が見えた。うれしかった。白峰三山も夕日に染まっていた。

17:43にやっと竜王駅について、駐車場から、700円を払って、車を回収し、自宅に着いたのは、18:30を過ぎていた。

長い一日が終わった。

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