苗場山(温泉から温泉へ 赤湯〜小赤沢)
- GPS
- 11:09
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,067m
- 下り
- 2,238m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.minamiechigo.co.jp/right-muikamachi.html 小赤沢(秋山郷 津南方面)バス http://www.minamiechigo.co.jp/right-tsunan.html |
その他周辺情報 | 赤湯温泉山口館 http://akayunaebasan.sakura.ne.jp/access.html 小赤沢温泉 楽養館 http://www.miy.janis.or.jp/~sakaesho/sakaem7.html 秋山郷結東温泉 かたくりの宿 http://www.tsumari-artfield.com/katakuri/ |
写真
感想
車の運転をしないので電車やバスで移動することのメリットは駐車したところに戻る必要がないので、好きなところに縦走できることにあります。今回の苗場山も二つの温泉をつないで縦走することにしました。
まずは赤湯温泉へ。
越後湯沢駅から苗場プリンスホテル方向のバスに乗り、元橋バス停で下車。ここから約4時間の行程です。
赤湯温泉の大きな看板のところから山道に入り、清津川沿いをさかのぼっていきます。途中しばらく林道歩きとなりますが、最後一時間強は本格的な山道となります。
赤湯温泉山口館はランプの宿。源泉の異なる三つの野天風呂を堪能することができます。一番開放感がある川に面した卵湯は、日中は男性ですが、夕食後暗くなってからは女性に切り替わります。(夜9時以降は混浴になるそうです。)妻はここで満天の星空を見ながらお湯に浸かれたそうなので、ある意味女性の方が優遇されているかもしれませんね。
翌日は赤湯温泉から苗場山頂上を目指します。花の咲く樹林帯歩きも楽しいのですが、九合目からは展望も開け、ウキウキした気分になってきます。シラビソ廊下を過ぎて、紅葉の始めかけた木々の間を頂上に向かっていきます。
最後のクサリを登りきるとそこからは池沼帯となり、木道歩きになります。草紅葉も始まっており、天候が穏やかだったこともあって、本当に気持ちがよいです。雲上の楽園といった言葉がよく似合う感じです。
景色を堪能した後は、小赤沢コースを下山し、もう一つの温泉を目指します。このコースも結構な傾斜の下りですが、先日の剱岳早月尾根を思えば楽なものです。
山頂から3時間半ほどで小赤沢温泉楽養館に到着。バスの時刻まで2時間ほどありましたのでゆっくりとお湯につかりました。ここのお湯は鉄分が多く、赤い色をしています。赤湯温泉は赤くなくて青湯があって、小赤沢温泉は赤い湯、でした。
この日はバスで20分ほど北に移動し、結東温泉 かたくりの宿に宿泊。この辺りの名勝である「秋山郷」は新潟県津南町と長野県栄村に点在する12の集落の総称なのだそうです。降りてきた小赤沢は長野県、その少し北の大赤沢からは新潟県になるようです。
かたくりの宿はかつての小学校の跡を改築した宿でした。雪に閉ざされる僻地であるがために明治時代には「義務教育免除」つまり国が教育の提供を放棄した土地に、地元の人々が学校教育を戦い取ったその記録がそこにありました。河岸段丘に石垣を積み上げてコメを作れるようにした石垣田の風景もこの土地の人のたくましさを感じさせます。
結東集落もまた温泉地。ここはまたやわらかいいいお湯でした。以前常念小屋で働いていたという若い管理人夫婦の作る心づくしの料理も大変おいしかったです。
苗場山の景色も素晴らしかったですが、こんな風に知らない土地の歴史や文化に触れることができるのも山歩き、山めぐりの楽しみです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する