吾妻、谷地平と一切経:気温は下がってきたけど秋の兆しは
- GPS
- 06:30
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 731m
- 下り
- 719m
コースタイム
天候 | 晴のち薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に危険箇所はなし。人は少ないものの姥地蔵から谷地平までの道も問題なし。大きな渡渉は2箇所だが、雨での増水や雪解けの時期は注意 |
写真
感想
今年の夏は天候が不安定だったし、週末が使えない時も多かったので、なかなか山に行く機会がなかった。9月になっても天気が不安定だったが、この連休はまあまあで、特に15日が一番良さそうだった。久しぶりなのできつくない所がいいな。で、odaxさんの6月の記録にあった谷地平が気になっていたので、行ってみることにした。
予報どおり朝から良い天気、8月上旬の浄土平は暑かったが、今朝7時半は11℃、10度以上違う。9月の連休は夏のように暑い年が多いのだが、今年は涼しくなるのが早いようだ。さすがに連休なので朝7時半でも浄土平の駐車場はかなりの数の車である。でも広いので大丈夫。
ビジターセンターの裏の未舗装の駐車場から両側がロープで区切られた登山道が始まる。このロープは火山活動の危険性のためらしい。道は背の低い樹林の中に入り、すぐに右)酸ヶ平・一切経、直進)姥ヶ原 の分岐となる。今日は先ずは目的の谷地平ということで、真直ぐ姥ヶ原に向かう。傾斜はさほど急ではなく、丸太と土の階段状の登りが、笹原と樹林の中を続く。やがて、東吾妻山の北麓で平坦となり廻りは背の低い松が多くなる。少しだけ木々が黄色や赤色に色づき始めている。先ず、右へ鎌沼への分岐が、次いで姥ヶ原の十字路に着く。十字路と言っても谷地平方面は少し東吾妻寄りにある。木道に従えばよいのだが。笹原の中の木道を行くと姥神石像の分岐に出る。姥神様に無事を祈願し、谷地平へ向かう。とたんに深い樹林の中の下りとなる。木の根は多いが気持ちの良い樹林帯の下りや、岩の多い沢状の下りが続く。この時期は、泥濘はひどくはない。やがて、左に沢が見え徐々に尾根っぽくなり、右に降りていくと、小さい沢を2本渡る。さらに同じような下りが続くが、短い木道が現れると谷地平避難小屋は近い。暗い沢状の場所を下り、姥沢の渡渉点に出て、ここで右岸から左岸に渡る。今回は飛び石で渡れたが、幅2m以上はあるので、増水時は注意。渡渉点から避難小屋の屋根の先が見える。左岸を少しで避難小屋に着く。キレイな小屋である、ここで休憩後、谷地平へ向かう。笹原を少し行き、姥沢本流の左岸から右岸へ渡渉する。飛び石で渡れるが水面下の石は滑るので注意。本当は少し前で右岸沿いの道に入るのだが、道標が倒れていて見逃した。そのまま沢を下って計3回渡渉したが、片足どっぷり入ってしまった。その辺で気づき、右に土手を行くと丁度分岐点だった。分岐から笹原や潅木帯を登っていくと、木道となり、一つ目の小さい湿原に出る。さらに少し登ると、一気に視界が開け、大湿原が現れる。周囲は家形山から兵子、烏帽子山に続く吾妻の稜線に囲まれている素晴らしい環境である。湿原は黄色に色づきつつあり秋の雰囲気、所々に紅葉の始まった潅木が配されている。まだ早いが、3週間後くらいはもっと良い景観になるだろう。誰もいない湿原を木道の端まで行ってから、来た道を戻ることにする。
谷地平下の分岐から今度は左に道を行き、渡渉点に出る。谷地平避難小屋から姥神石像の分岐までの標高差約300m道は、登りの道としては、左程の急傾斜でもなく変化もあって登りやすい道であると思う。今日の谷地平までの往復で出会った人は6組9人、連休としては静かな道だった。さて、ついでに一切経に登って五色沼も見てこようかと、鎌沼北側の木道方面に行くと急に人が多くなる。木道ですれ違うのも大変。鎌沼東端で休憩し、一切経山を目指す。さらに登山者は多くなる。酸ヶ平避難小屋から少し潅木と草の中の道を進み、沢に出る。登山道は一切経山を斜めに登る感じで、その左岸の石のゴロゴロしている登りである。しばらく登ると酸ヶ平と鎌沼がキレイに見えてくる。この登りが終わると一切経山まで緩い登りである。山頂からは安達太良山、磐梯山、吾妻小富士、吾妻連峰など眺めが良い。山頂の北側からは「魔女の瞳」五色沼が今日もキレイである。山頂は風も強く、気温は15℃以下か、結構寒く、もう秋だ。酸ヶ平分岐を経て、浄土平に戻ってきた。
ご無沙汰しております。相変わらず安定感のある文章、ありがとうございます。
odaxさんのワタスゲの谷地平ですね。私も気になっていました。どうせなら縦走ルートで、と思うのですが、なかなか難しいですね。ピストンが現実的なのかと。確かに紅葉の時期ならもっと美しいのでしょうが、個人的には9月は10月に備えての体力作りの季節なのだと思っています。
「今年は涼しくなるのが早いようだ」のコメントが気になりました。窓を開けて寝ていたらすっかり風邪をひいてしまったようで、三連休がグズグズになってしまったderakkumaでした(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、お久しぶりです。
いろいろお忙しいことと思います。山の上は秋が来つつありますよ。山登りでなく、山下りでした。今回は避難小屋が最低標高地点1485m、登山口より低い。目的を達したから登り返して帰るぞという感じ。derakkumaさんなら、西吾妻とかも廻って日帰り周回でしょうか。それでも、足りませんかね。
連休だけど帰りが早い時間だったので、2時間で帰れました。
kyenさん、こんばんは。
谷地平、行かれたんですね。写真 拝見すると、渡渉点も初夏より若干水量が減じているようですが、そのためか、追加の渡渉をわざわざ愉しまれましたね 。
時期としては、夏と秋の狭間ですが、さすが3連休だけあって、静かと言いながら、谷地平往復の間で、9人もスライドしたのですね。小生の行った時は、単独2名のみで、静かなのはいいけど、その分( ̄(エ) ̄)ノ出ないかと、ちょっとびくびく していました。
花々 で彩られた夏が過ぎ、落着きを取り戻した湿原。10月の声を聴くころには、この山懐にひっそりと広がる湿原は、一面秋色となるのでしょうか。ただここは、極彩色というよりも、落ち着いたハロウィンカラ―のキャンパスに、所々アクセントのレッドペッパーを散らしたようなイメージなのかな 。
いずれ、じっくり再訪して、検証したいものです。
odaxさん、素晴らしい場所の紹介有難うございました。
雪解けの時期に比べれば秋は一般には沢の水量は少ないですね。直前に大雨でも降らなければですが。河原を歩いて渡り返して先まで行ってしまいました。すぐ気づき、時間的ロスもなかったのですが。
秋の湿原探索、料理で言えばさっぱりした和食の感じの山行で、これも良いものです。ピークハントと雪の山はこってり系の料理でしょうか。クマさんはちょっと気にしていました。谷地平往復だけは鈴を取り出していましたから。でも、鎌沼以降はさすがに連休で、混雑していました。
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